キャッシュレスをコミュニティで学ぶ -- JP_Stripes (または"しましま団")2年目の歩み
※このブログは、Stripe Advent Calender のDay 1 分のブログになります。
------
今年ほど「キャッシュレス」への世間一般の関心が大きくなった年もないのでは、と思うくらい日々メディアやイベントで「キャッシュレス」な話題が取り上げられるようになりました。私も2月に高校生起業家・山内さんとのキャッシュレス対談に始まり、
年末に向けては、freee / スマレジさん / LINE Pay 等の皆さんと一緒にStripeとして「ビジネスキャッシュレスアワード」(締め切り明日です!)を絶賛開催中。
そういえば、昨夜もメルペイ、PayPal、Stripeと、決済系の3人で遅くまでキャッシュレス談義を日高屋にて(笑)。
決済飲み @ 恵比寿 pic.twitter.com/uQ5stAqjDk
— Hideki Ojima (@hide69oz) November 30, 2018
そんなキャッシュレスどっぷりな1年のなかで、自分の活動の中心を占めていたのが、オンライン決済プラットフォーム・Stripeのユーザーコミュニティ:JP_Stripesの活動。12月もまだいくつか開催予定を残していますが、今年だけでミートアップの数が27回。昨年の12回から一気に倍増です。開催都市も、今年新たに札幌、秋田、名古屋、宮崎、沖縄に拡大して昨年の6都市から計12都市と、こちらも倍増(今月、岡山も初開催予定なので、その時点で13都市に)。
JP_Stripes (Stripe ユーザーコミュニティ)公開グループ | Facebook
では、このコミュニティの拡大を支えたものは何か?
キャッシュレス、決済分野への関心
これは間違いなくありますね。Web系、業務系のデベロッパーやプロジェクトに関与している人は多数いますが、相対的に決済に関わる人はどの会社でも少ないものですが、その割には地方開催でも多くの人に参加いただいていると思います。それってStripeを既に使っている人だけでなく、「これから決済に関わるかも」と思っている方の参加も多いということ。で、実際Stripeをまだ触っていない状態でミートアップに参加された方が、次の会には触ってみた内容をLTしてくれる、といういい連鎖で参加者が増えてきましたね、で、実際に触った人からはStripeが持つDX(デベロッパーエクスペリエンス)の良さ、についてポジティブな評価をいただけているのも嬉しいところです。
リーダーグループの拡大
各地のコミュニティをリードしてくれているリーダーの方々の人数が増えて、横のつながりも増したのが大きな理由ですね。リーダーが増えたというのは、以下の2パターンがあります。
① 既存の支部に新リーダーが誕生
② 新しい支部と共に新リーダーが誕生
前者は、コミュニティに重要な新陳代謝を促すうえでも重要な要素ですね。特に8月以降の東京がほぼ毎月開催できたのは、リーダーの方々が持ち回りで開催オーナーになってくれたのが大きいと思います。
また、後者については、沖縄でJP_Stripes をリードしてくれている方が、宮崎でコミュニティリードをしてくれそうな人を紹介してくれて、そこからJP_Stripes 宮崎の開催に至る(今年、既に2回開催済)というようなケースも。既存のリーダーの方が紹介してくれる方は、やはり良いリーダー候補であることが多いので、この流れは大変ありがたいです。
また、5月に一度コミュニティリードしてくれている方を中心に東京のStripeオフィスに集まっていただいて、オフラインで横のつながりができたのも効果あったと思います。お互い、オフラインで会ったことがあるかどうかは、その後のネットワークやコラボレーションで大きな意味を持ちますね。
アウトプット! アウトプット!! アウトプット!!!
結局はココかなーと思います。参加していただいた皆さんが、単に聞く側になるだけでなく、積極的にオフラインの場で発表や質問をしてくれるのに加え、ツイート、ブログといったオンラインでの外向きのアウトプットしてくれるのが大きいですね。
地方開催でも、最近は一回のミートアップで100ツイート以上アウトプットがあるのが普通になってきています。下記は、昨年のJP_Stripes 発足時からの昨日時点までの累計数字。
ちなみに、昨年末の数字と比べると、以下の通り。全般的にアウトプットが増えてますが、特にツイートの伸びが大きいことがわかります。
あと、発表スライドもほぼすべて共有していただけるのがありがたいですね。で、こうした発表スライドにも多くの方がアクセスするという良いサイクルが増えてきています。最近ですと、Tokyo Vol.10 での下記の登壇資料に2,800view 近いアクセスがあります。
この資料でもわかるように、Stripeの機能そのものだけでなく、決済ビジネスを進める上で必要な情報やTIPSを得られるのも、コミュニティのいいところと言えますね。
毎回、スライドやツイートのまとめも、コミュニティ運営側の皆さんで準備されているのもありがたいです。
そうそう、どのミートアップも最後にはナナメ12度に手を上げる「しましま団のポーズ」で集合写真を撮ります。初めての人は、なかなか12度が決まらず苦労するヤツですね。手のあげ方で、リピーターかどうかがわかるようになっています。(嘘)
※JP_Stripes 沖縄 Vol.2 in 琉球銀行 での集合写真
まだまだ続くアウトプット
冒頭で書いた通り、このブログは Stripe のアドベントカレンダーの初日分です。というわけで、今日から25日まで、毎日Stripeに関するアウトプットが続々と。
Stripe Advent Calendar 2018 - Adventar
更に、来年2月~3月くらいには、全国のJP_Stripes な人が集まれる大型の全国イベントをやろうという話も進んでいます。こちらも詳細決まり次第ご案内しますが、ご興味ある方は JP_Stripes のFacebookグループにもぜひご参加を。
2019年は、今年以上に決済周りの動きが激しくなりそうです。こうした新しいトレンドを一人で追いかけるのはなかなか大変なので、ぜひ「学べて」「出会える」コミュニティの力を皆さんも使ってみてはいかがでしょうか? 多くの皆さんのご参加をお待ちしています!