マーケティング、エバンジェリズム、ときどき旅。

ホントに自分がなりたいのはマーケターかエバンジェリストか、はたまた旅人なのかを徒然に書いていくブログです。

バイバイ ツンデレ姫👸

出会いと別れ、皆さんもいろんなシーンで経験あると思います。必ずしも二つが同時で来るわけではないですが、やはり新たな出会いのためには、別れも必要、ですよね?

ということで、一体何のハナシだと思った方も多いかと思いますが、近手放したイタリアの至宝:MVアグスタ F4 との思い出を。

 

このナナメ後ろからのアングルが美しかった!!

気がつけば「増車」の誘惑

釣り竿だったり、ギターだったり、知らない人からすると「同じもの」でも、そこにハマっている人には「違い」がちゃんとあって、知らず知らずのうちにどんどん増えていく現象=沼って、ありますよね?

近年の私の場合、それがまさに起こっていたのが「バイク(オートバイ)」。3年前にガレージオフィスを作ったときに、当時持っているバイクよりも多めに収容できるように設計していたのが、ついうっかり機能してしまい(笑)、気になったバイクがいつのまにかガレージに収まってる、という流れができてました。

気がつけば、最大で5台のバイクがガレージ内にあるという、傍目からみるとオフィスなのか、バイク屋なのか判別つかない状況に。多めの来客時には、ガレージからバイクを外に出しておく必要も。

この光景を見ると、バイク屋と勘違いする人がいてもおかしくないですね。実際、朝ガレージのシャッターを開けると、外に知らない人がたってて、「あのー、パンク修理お願いしたいんですけど」と言われたこともあったり。

 

ゆるむイタ車への警戒心、そして出会い!

そんな増車モードの中で勢力を伸ばしてきたのがイタリア車勢。いや、元々はバイクでなく、4輪の「営業車」であるアルファロメオ・ブレラがガレージオフィス初のイタリア車だったわけですが、その後にモトグッツィ・Griso 8v を手に入れてから2輪も4輪も日常的にイタ車に触れる環境が出来上がりました。当初覚悟してたほど、そんなにクリティカルなトラブルは2台ともなかった(今にして思えば、ちょくちょくマイナートラブルはありましたが)こともあり、イタ車に対する警戒心(笑)がだいぶ薄れてきていたときに出会ってしまったのです。そう、イタリアの至宝・MVアグスタ F4に!

バイク屋で見つけたF4! 特徴的な4本出しのテールサイレンサー越しにパチリ。

昔からの憧れのモノが、意外と手に届くところ(値段もコンディションも)にあると知ったら、ちょっと無理してでも手が出てしまいますよねー。というわけで、気がついたら契約。自分がF4 に乗れるときが来るなんて考えもいなかったので、この納車待ちの時はそうとうワクワクして待っていたのを思い出します。

初日からいきなりの洗礼、そして伝説へ

待ちに待った納車日、まずはバイク屋からガレージオフィスまでの初乗り。ひととおり操作のポイントを教えてもらってガレージに向けて走り出しました。「おぉ、これがフェラーリが技術協力したと言われるエンジンかー、レスポンスも音もすごいゾ! でもアイドリングが安定しないなー」、と一人でブツブツ言いながら走っていると、いきなり「ストン」と。ガレージまであと30mのところでまさかのエンジンストップ!

そのまま、バイク屋までトランポで直帰となりました。

初日から自走を拒否するツンデレ姫。さっそくじいや(バイクショップ)がお迎えに

これは結局、電気系統(フューズ)の問題で、メカ的に壊れていないってことが分かって一安心。再び、手元に戻ってきたF4 との初ナイトランにソロで繰り出したのですが、途中の高速道路で急に進まなくなる緊急事態発生!

幸い、PAのすぐ手前だったのでなんとかそこにたどり着き、色々診てみたら、なんとリアブレーキが完全にロックしている状態。これはレッカーかなーと思いましたが、しばらく放置しておくとロック状態が解消したので、リアブレーキを一切使わずなんとかガレージまで帰還。翌日、再びバイク屋に引き取られていきました。

 

ユキがちらつく中、またまたトランポのお迎えが

リアブレーキ再整備のあと、懲りずにナイトランに。バイク屋にテストもしてもらっていたので、まぁ同じトラブルは再発しないだろと思いつつも、また高速でとまってしまうとおっかないので、今度は仲間と一緒にナイトランへ。

そこでまさかの同じトラブル発生!

ブレーキトラブルでローターが真っ赤!(焼けてる!)

仲間に見守れらながら(笑)、高速料金所の先で完全にストップ! ブレーキが引きずられすぎて、ローターが真っ赤です。こんなの普通じゃないですねー。

三度、バイク屋へお帰りになることになりましたw

 

三度、トランポのお迎えがw

このころから、「走れば必ず拗ねてしまう」というイメージが仲間内に広がり始め、F4にはいつしか「イタリアの至宝」ではなく、ツンデレ姫」(走り出すとすぐ拗ねてしまうくせに、ガレージではそのルックスとサウンドで走りへと誘う、の意味)という愛称が定着することに。

 

愛情の総量ってあるよね

さすがに、21世紀のバイクで(それでも製造から16年くらい経ってる古いバイクです)こんな状態は普通ではないわけで、何度かのパーツ交換を経て、3か月位たったらだいぶ安定稼働するようになりました。少しづつ遠出もできるようになって、富士山にF4があつまる会合(タンブリー二祭)に出かけてみたり、ナイトランにも周りに迷惑をかけずに参加できるようになったりと。

 

F4がこんなに!(ツンデレ姫を探せ!)

川崎工場地帯の夜景

が、不思議なもので、手がかかってたバイクが普通に走るようになると、他のジャンルのバイクに気持ちが移ったりもしますよねー。自分の中では、それがオフロードやフラット林道のジャンル。

この分野では、ホンダのCRFや、BMWのGSあたりがテッパンの選択肢ですが、アルファロメオ、モトグッツィ Griso 8v、アグスタF4、、、とイタ車づいてたこともあり、たぶんレアな選択ですが、ここでもイタ車を選択!

ミドルサイズながら、シャフトドライブ(オフロード走行後のメンテが楽!)ということで、新たにモトグッツイのV85TTを導入。往年のパリダカレーサーっぽいルックスがお気に入りで、パリダカのゴールを思わせる、SSTRの千里浜ゴールでもすごく「映え」ます!

 

V85TTが来て、なんとガレージオフィスにある「イタリア車」は4台になりました。ちょっと古い(V85TTは現行機種ですが)クルマやバイクは、マメに乗ってあげるのが調子を保つコツなのですが、そのローテーションも守れなくなってくるという、、、 自分がバイクやクルマに注げる愛情と(ガレージの)スペースの限界を感じるように。。。。

 

このイタ者軍団の他にBMWのバイクが2台=計6台あったわけで、これはちょっとキャパオーバーですね。実際、特定のバイクにだけ乗ってたりすると、乗られなかったクルマやバイクでバッテリーあがりが起こりがちに。。。

別れの季節

これは台数を削減しないと、バイクにも自分にも良くない、と思い始めたころに、一番早く「車検」のタイミングが来てしまったのが、なんとF4。そして、F4には当初からガレージオフィスにおける「ポジショニング」(マーケターっぽいw)に課題がありました。そう、同年代のSS=BMW HP2 Sports が既にいたという事実。見た目の趣はだいぶ違う2台ですが、バイクカテゴリー的には完全にキャラ被り、です。

ガレージオフィスのSS 2トップ!!

F4がキライになったわけではないけど、他のバイクを先に手放すのも理由がないな、、、と悩んでいる所に朗報が。なんと、夜走りをご一緒しているチーム (Weekend Night Riders) の方から、この車検のタイミングで、F4を引き取ってもいいよ、と。

つまり、ガレージオフィスからはいなくなってしまうけど、会おうと思えばいつでも会える(わけではないけど、気持ち的にw)ところに、F4が引っ越すだけと思うと、だいぶ気が楽になりました。なので、このお申し出に甘えて「ツンデレ姫」を仲間のガレージに託すことに。

というわけで、今、ツンデレ姫は別のガレージで愛情を注いでもらってます。

新しいガレージに収まるツンデレ

そして、時々夜走りでも幸せそうなツンデレ姫に会える感じが、完全に元カノ感(嘘ですw)

 

夜走り会で、ツンデレ姫に再会!!


実は、これまでに所有したバイクでも2番目に短いお付き合い(約1年)でしたが、強烈な印象を残してくれた一台でした。ツンデレ姫、ありがとう!!

 

そして、別れの後には出会いがある、ということで、その話はまた別の機会に!