マーケティング、エバンジェリズム、ときどき旅。

ホントに自分がなりたいのはマーケターかエバンジェリストか、はたまた旅人なのかを徒然に書いていくブログです。

7期目に向けて -- それでもまだ「初日」なStill Day One近況報告

本日、5月1日はStill Day One 合同会社の登記日、ということで今日から7期目です。

先日、とある白ワインな会合に行った際に、「最近何やってるの?」と聞かれることが多かったので、近況報告代わりのブログを。

パラレルマーケティング支援先

一部、「社外取締役」のような、個人請けしかできない業務もあるので、全てがStill Day One合同会社経由というわけではないですが、常時6~8社位の支援に関わっています。この数が自分的にはコンテキストスイッチがきちんとできる範囲、ってことになりますね。そして支援方法も大きく代走・伴走・コーチ、という3つのレベルにわけて運用しています(全部「代走」だとこの数はできないですよね)。

代走・伴走・コーチの分類については、昨年のブログで細かく紹介しているので、ご興味あればこちらを。

 

stilldayone.hatenablog.jp

 

最近の傾向としては、B2BやITといった私の経験値の長い分野だけでなく、小売りやD2C、そして人材/キャリア支援系のビジネスからもお声がけが来ることが増えてきました。もし、フルタイムで一社のシゴトをしていたら、こうした業界の枠を超えて経験値があがることが少なかったはずなので、このあたりは今のパラレルキャリアな働き方を選んでよかったな、と思うところです。

あと、誤解もあるのですが「コミュニティマーケティング」の文脈だけで受けている支援ってほとんどなくて、マーケティング戦略全般で支援することの方が多いですね。コミュニティマーケティングは、あくまでも(有益な)実行手段の一つ、ということで。

「コミュニティ×マーケティング」分野の拡がり

とはいえ、コミュニティマーケティングは自分にとって重要なテーマであり、普及させたい考え方です。思えば、2014年のこの記事から、日本で「コミュニティマーケティング」というコトバが(今の文脈で)流通するようになったわけですが、

logmi.jp

ほぼ10年近くたった今、「コミュニティマーケティング」でGoogle検索すると、ちゃんとその検索ワードを買った企業の広告が出るまでになっているのを見ると、そこに一定の経済的なエコシステムがあるカテゴリーにまでに育ってきた感があります。

ただ、人やベンダーによって「コミュニティマーケティング」の定義や範囲も違ったりしているのが見られるので、そろそろアカデミア方面で研究されたり、共通理解となる定義がでてきたりするといいな、と思い始めています。

というわけで、大学/大学院などで学んだり教えたりしている方々のお力を借りながら、言語化、定義化も進めていきたいと考えるようになりました。最近、ご縁があってこうした機会に恵まれてきたので、この流れは大事にしていきたいところ。

ascii.jp

これらのご縁から、それぞれ別の講義やゼミでも追加でお話させていただく流れができつつあります。

「コミュニティマーケティング」というコトバが誕生して、来年で10年になるわけですが、10年目にしてようやくアカデミアの方に注目されるところにたどり着いた感じ。まさにStill Day Oneですね。

また、コミュニティマーケティングを考えるコミュニティ=CMC_Meetup も、年々増えるニーズに対応しながら、フォーマットや開催地域を増やしていますので、こちらもぜひご覧いただければと。

www.facebook.com

OWWH(Objective = Who x What x How)フレームワークの活用促進

マーケティング戦略や施策立案支援やコミュニティ設計支援を行う上で、ここ数年多用しているのが、そのビジネスや施策の勝利条件=Objective を設定し、そこへの「近道」をWho(誰に)、What(何を)、How(どうやって)の掛け合わせで組み立てる方法です。これをOWWHフレームワークと呼んで、多くの支援先で導入しています。支援先で関わる実務者やステークホルダーが多くなればなるほど、このOWWHを導入することで、どこに課題があって、なにをカイゼンすべきかが見えやすくなるので、迷走する率がグッと低くなる感覚があります。

Objective = Who x What x How の構造は、最近使っているスライドを抜粋してご紹介すると、まず基本の考え方がこちらで、

細かくは、それぞれになぜそのOWWHなのか(Why)を設定し、

Objective(勝利条件)を満たすために、Who x What x How が何ライン必要なのかを考える必要がありますね。

コミュニティマーケティングの設計も基本はOWWHフレームワーク進めていきます。で全社のビジネスとの連動を考えたObjective 設定をするのがキモになりますね。

 

このあたり、5/11開催の CMC_Meetup Tokyo でも、コミュニティのObjective や、他の施策との掛け算の重要性のお話しをするので、ご興味あればぜひこちらにもご参加を!

eventregist.com

戻ってきた「現地現物」の流れ

コロナ禍が完全に開ける前から、比較的オフラインファーストに活動を戻してきていましたが、この2023年4月までの1年(Still Day One:第6期)で、出張日数はざっくり100日でした! 私本体の「現地現物」主義な動きが、だいぶ戻ってきた数値だな、と。

個人としても発起人であり、Still Day One としても継続してスポンサードしているCLS高知のような地方イベントも、オフラインファーストを徹底して、現地現物でしか得られないインプット、アウトプットをしていきたいと思っています。こうした地方でのイベントでもテーマさえピン!ときたらどんどん参加していきたいので、ぜひお声がけいただければと!

あ、今年のCLS高知【初鰹編】は、エントリー開始2時間で100名近いチケットがSold Out する、という人気イベントに成長しました。今回エントリーができなかった皆さん、ぜひ10月の【戻り鰹編】をお見逃しなく!

www.cls-kochi.com

先ほど、アメリカ西海岸のRedwood Cityで10月に開催されるCMX Summit 2023 のチケット(現地時間の4/30までがアーリーバードでチケットが安かった)も入手しましたし、今年はもう少し海外も増えるかも。そうした海外イベントでもお会えできる方が増えるといいですね。

 

ガレージオフィスのお客さま

Still Day Oneの拠点といえば、そう、ガレージオフィスですね!

2020年の夏に拠点開設してから、着々と備品(笑)も増え、だいぶ自分らしいガレージオフィスに仕上がってきたと思います。

最近は、私のおシゴトより、ガレージオフィスに興味がある人が増えているような(笑)。

いらしていただいた皆さんは、このようにツイートでログしております。

 

ということで都心にあるわけでもないのに、訪問いただける方が増加傾向です。出張も多くなっているので、ふらりと来られていもいないときが多いので(もちろんミーティングでシゴト中の時もあるので)、お越しになる際は、事前にご一報を!

 

いろいろ進んでいるようでも、Still Day One

Still Day One 合同会社としてはまる6年がたち、7期目にはいるわけですが、日々学びや出会いがありますね。

社名の起源でもある、「常に初日」の感覚を忘れず、いい意味で「慣れず」に、今年度も面白がりながら進んでいきたいと思っています。面白い話には積極的に巻き込まれ力を発揮していくつもりなので、お声がけいただければと。

でも、それ以上に私からお声がけすることも多いと思うので、ぜひ巻き込まれてください(笑)。