パラレルキャリア月報 -- Nov 2018
11月の月報。なんとか年内に間に合いました! 例によって、インターナルな打ち合わせやクローズドセッションは抜いています。皆さんは今年のブログ、今年のうちにアップできてますか(笑)?
サムネ写真はコチラ。ランサーズさんのイベント後、渋谷のんべえ横丁でのアー写風な一枚。
サマリー
11月は #CMC_Meetup が2周年! 2年を振り返って、ブログも書いてみました。
その他に、 #JBUG がABEJAで開催(登壇も!)されたり、#JP_Stripes に ヌーラボで登壇したりと、自分の支援企業やコミュ二ティがクロスオーバーな感じの月でしたね。
#JBUG in #ABEJA 撤収完了! メギー&ギョリ先生、おつかれさまでしたー。 pic.twitter.com/v5FWXggmb0
— Hideki Ojima (@hide69oz) November 2, 2018
2006年から始まったヌーラボの決済の歴史は、課金プラットフォームの歴史でもあります。 / ヌーラボの決済の歴史を初公開!#JP_Stripes Tokyoに登壇しました (ヌーラボ) #NewsPicks https://t.co/mgvgH2QBpK
— 橋本正徳 👨💻 ヌーラボ (@hsmt) November 16, 2018
そして、11月からCircleCIのサポートにも入ることになりました。CI/CD界を盛り上げていきますよ。それにしても自分の白髪比率がスゴイ
JAWS-UG @jawsdays の立ち上げで有名な小島さんがこの度CircleCIにコミュニティアドバイザーとしてジョインしてくれることになりました🥳
— CircleCI Japan (@CircleCIJapan) November 12, 2018
私たちが今後ユーザーコミュニティーの育成に力を入れていく中で色々と力をお借りします。@hide69oz Welcome to CircleCI!! Excited to work with you! pic.twitter.com/YEX4yYtdT9
CIrcleCIではいろいろTシャツがあって、上記のロゴパターンに加え、以下の2つのパターンも。
We are ready!! #circlecijp pic.twitter.com/bfpsiGIwD8
— Hideki Ojima (@hide69oz) December 3, 2018
CircleCIユーザーで、まだTシャツゲットしていない方は、次回の #CircleCIJP ミートアップ(1/30開催)にぜひお越しを! ミートアップ詳細はコチラのFBグループで。
登壇ログ
Microsoft Tech Summit (11/6) [Still Day One]
2年前にでたセッションの「答え合わせセッション」という形式で、今回もMS Tech Summit にマイクロソフト・西脇さん、LINE・砂金さんと一緒に登壇。今回も、西脇さんの進行でのライブ感あふれる内容になりました。GAFAの次は、Alibaba等の中国系に注目、というハナシになった(MSさんのイベントなのに!)のがぶっちゃけすぎて印象的。
ありがとうございましたー! #mstsjp18 #SP01 pic.twitter.com/vsynsadOQq
— Hideki Ojima (@hide69oz) November 6, 2018
また、2年後も「答え合わせセッション」やりましょう!
CMC_Meetup 東京 Vol.10 (11/12) [CMC_Meetup]
地方開催が続いていて、ちょっと間が空いてしまった東京で10回目となるCMC_Meetup。前述の通り、CMC_Meetup の初回は2年前の2016年11月が初開催で、まる2年たちましたがまだまだ成長中。この回も、「ファーストピン」をテーマに私を含めて10名のスピーカーが登壇! エントリーも170名越えと過去最大で、当日のツイートも1,000近くに!
2019年もますます拡大していく、#CMC_Meetup にご興味ある方は、コチラののFBグループにもご参加を。
JP_Stripes 東京 Vol.10 (11/13) [Stripe]
こちらも東京で10回目の開催となる #JP_Stripes 。SaaS特集ということで、Shifterでおなじみのデジタルキューブさんや、 Backlog/Cacoo/Typetalkのヌーラボなどが登壇。
サブスクリプションのプライシング設定の考え方や、他の決済代行からの移行とか、製品機能だけの勉強会では得られないナレッジが今回も盛りだくさん。
テーマ決めから講師調整までやっていただいている運営チームの皆さんには感謝しかないですね。まさに自走するコミュニティ。
土佐中・高等学校関東支部同窓会 学生・若手社会人交流会2018 (11/17) [Still Day One]
来年にはついに人口が70万人を下回る(世田谷区よる10万人以上少ない!)と予想される課題先進県・高知について、土佐高校OB/OGで語ろうという会合。
今回は、県庁の方ともども、講師側でお招きいただきました!
が、単に講演だけするのではなくアウトプットにつながるための仕掛けを! ということで、えんたくん(円卓状の段ボール)を投入しての 「高知県への観光客を増やす」手法を考えるワークショップも。
土佐高OBによる「エンタくん」演習開始! #Tosa_WTC pic.twitter.com/AfP20UslyS
— Hideki Ojima (@hide69oz) November 17, 2018
ここでの議論をもとに、高知へのLCC就航のメリットなどを私もブログにもまとめましたが、参加した人がみなこのようなアウトプットをすればムーブメントが更に加速すると思います。こうしたワークショップは、その後の行動がセットになっているかどうかがカギになりますねー。
JP_Stripes 宮崎 Vol.2 (11/19) [Stripe]
9月がキックオフだった宮崎で、早くも2回目の開催。今回も地元の方の登壇をはじめ、福岡からの登壇遠征組にも来ていただいて盛りだくさんの内容。懇親会では、決済の話題からマーケティング、グローバルビジネスの話にまで発展しました。やはり技術に「閉じない」コミュニティには拡がりがあると感じますね。で、こんな話が地方都市でちゃんとできるのもコミュニティの良いところ。
CMC_Meetup 京都 Vol.3 (11/20) [CMC_Meetup]
宮崎→大阪(伊丹)→京都と移動しての #CMC_Meetup 。京都では3回目となる今回は、プロダクトやサービスへの「愛」がテーマとなるセッションが続きました。
やはり製品愛はコミュニティの持続に不可欠ですね!
ちなみに、京都では運営グループが代替わり! コミュニティの新陳代謝、重要です。
京都の新規コアメンバー爆誕! #CMC_meetup pic.twitter.com/Sta47zTVQJ
— Hideki Ojima (@hide69oz) November 20, 2018
JP_Stripes 京都 Vol.6(11/21) [Stripe]
地方開催では最多の6回目となるJP_Stripes 京都。今回はfreee さんをお招きしての、キャッシュレス全般に関わるセッションも取り入れてみました。また(会場を貸していただいた)Notaさんとはてなさんの技術交流が生まれそうで、こうした繋がりが生まれるところもコミュニティのだいご味。
freee さんにセッションしていただいた内容などは、こちらのブログにもまとめていただいてます!
クライアントコミュニティミートアップ Vol.2 (11/26) [Still Day One]
ランサーズさん主催のクライアントコミュニティミートアップ ( #CCM ) の2回目の会合で、「自走するコミュニティ」をテーマに、元ペライチの 藤田彩月さんと共演。藤田さんとのセッションはお初だったのですが、コミュニティマーケを進める上での原則とか方向性がすごく近くてお話しやすかったです。
当日の反応などは、こちらのグラレコ付きのまとめで。
ツイートまとめはコチラ。
第99回 IT Search+スペシャルセミナー (11/28) [Still Day One]
マイナビさん主催セミナーでの、コミュニティマーケティング概論のお話。最近は3つの原則 / 3つのレイヤー / 3つのステップ を使って説明することが多くなってますね。「3」は要点を伝えるのにちょうどいい、マジックナンバー。
講演資料(PDF)のダウンロードも、下記レポートからできます。
Bigbeat 生おきゃく Vol.5 (11/29) [Still Day One]
コミュニティマーケティング界でも有名な、サクセスラボ株式会社 代表取締役・弘子 ラザビィさんと、高校の先輩でありビッグビート社の社長である濱口さんとの対談によるカスタマーサクセス談義。
この回は、会場からの質問も多くてインタラクティブに進みましたね。当日のサマリーはコチラに。
INEVITABLE TV (11/29公開)[Still Day One]
GoogleさんのサポートでYouTubeで配信している INEVITABLE TV シリーズ。11月公開分は、パルコの林さんをお招きして「街×テクノロジーの不可避な流れ」をテーマにグーグル・丸山さんを交えてのトークを。
過去のINEVITABLE TVはコチラからご覧いただけます。
【番外編】You are what you eat :-)
鴨川にて(いいとこ)
五反田にて(おにやんま)
たまプラーザにて(そば山吉)
宮崎にて(東風屋)
京都にて(第一旭)
澁谷にて(まぐろ処)
祝・ジェットスター就航! LCCで行く高知・四国満喫プラン
全国交通費変形地図などでもわかるように、四国、とりわけ高知県は移動コストの高い地域として知られてきました。なので、四国に来たことはあっても、高知までは足を延ばしたことが:ない人が沢山いらっしゃるわけですが、そんな陸の孤島・高知についにLCCが就航。本日(2018年12月19日)より、成田と関空からそれぞれ1日1往復で就航が開始になりました!
このLCC就航のインパクトと、思わず高知(四国)に行きたくなるコンテンツをご紹介します!
どれくらい安くなったの?
東京からの移動を考えると、ほとんどの人は飛行機一択(JRも安くないですし、そもそも時間がかかりすぎ!)だと思います。JAL、ANAどちらも正規料金ですと往復7万円越え、早割とかでも往復4万円弱くらいになります。
これが、ジェットスターになると
と、最安値で選択すると、4,990円~のはずですが、Club Jetstar会員になれば3,990円! これだと往復8,000円以下も! 会員にならなくても4,990円なら往復1万円に収まります。これは革命的。
運賃が安くなると、何が変わるか?
一番変わるのは旅行者の期待値、ですね。これまでのように、高知往復の航空機チケットだけで、5万円~7万円くらいかかると、現地での食事や宿への期待値も高くなってしまいます。宿や美味しいものを入れるとなんだかんだで、1泊2日でもすぐに7~8万円コースになってしまう。これでは週末にふらっと遊びに行くにはハードルが高すぎます。それこそ韓国に行って焼肉三昧してもお釣りがくる金額。
これがジェットスターを使うと、日を選べば往復で1万円ちょっと。土日を挟んでも2万円以内で高知往復が可能になてきます。これなら、先ほど例に出した週末韓国焼肉ツアーに十分対抗できます。ちょっと美味しいカツオを食べに行く、坂本龍馬ゆかりの地を訪ねる、トロッコ列車で四万十川を巡る、といったこともやりやすくなるわけですね。
交通費が安いと、ちょっとした食事や体験でも心理的なROIが高くなくなりますし、1回の旅行であれもこれも、、、と欲張らなくてよくなるので、結果的にリピート率が高くなります。なので、このLCC就航は、週末韓国や、週末北海道を楽しんでいた層を取り込むインパクトが十分にあるわけです。
高知のおススメ
せっかく、高知に来やすくなっても、初回の訪問で「これは!」という体験をしないと、心理的ROIも高まりませんし、なによりリピーターになりにくい訳です。
なので、観光客のLTV(ライフタイムバリュー)を上げるには、初回に鉄板のコースで満足いただくことが不可欠です。
その意味で、高知のコンテンツのトップオブトップは、やはりカツオの塩タタキではないかと思います。
高知っぽさを味わうには、ぜひ高知城下にある「ひろめ市場」のやいろ亭というお店に直行してください。ひろめ市場自体は様々なお店があり、それぞれ楽しみ方があるのですが、どこか一つ選べ!と言われると、やはりやいろ亭かと。だまされたと思って行ってみてください! 出来立てのカツオのたたきは当然ながら冷たくなく、温かい(藁焼きで火入れしているから当然)という事実に気づき、冷たいタタキしか知らなかった人は衝撃を受けること間違いなし、です。
あと、はしごで高知屋台餃子の雄・安兵衛に行っていただくのもおススメです。本店的位置づけの屋台のほうでも、店舗形式の「いまどき安兵衛」でもそれぞれのスタイルでお楽しみいただけます。いまどき安兵衛では、冷えたビールがやかんでサーブされます。
ヘルシーな食べ物が良い方には、魚を使わない土佐田舎寿司も素晴らしいコンテンツになるかと思いますよ。
龍馬ファンであれば、桂浜の坂本龍馬像、鉄道ファンであればJRの四万十川方面のトロッコ列車や"四国新幹線" 、土佐くろしお鉄道の展望列車などもいいですね。
最近は、市内の路面電車が3重に交差する「トリプルクロス」という現象が話題の模様。
四国満喫プラン(小島調べ)
高知にLCCが来た! というと、すぐに東京⇔高知往復でのプランになりがちですが、高知空港にもどらなければいけない行程だと、広い高知、いや四国のほんの一部しか楽しめないことになります。そこで、私のおススメは高知に入って、四国の他のジェットスター就航地(松山または高松)から東京に戻るコース(もちろん逆も可)。このほうが行程中に見て回れるエリアも広く、同じ道を戻るというムダが省けるので、効率的です。
高知県の観光関連部署の方も、高知に入って高知から帰る、ではなく四国4県での送客を考えたプランをぜひ考えて欲しいですね。
そこで、私のおススメプランこちらに。もちろん逆コースでもいいですし、ほぼ同じルートをJR(主に予土線)を使っても行けますので、乗り鉄の方は下の路線図を参考に自分でプランしてみると楽しいかと。
<太平洋と瀬戸内の食と自然を満喫ドライブコース>
Day1:
今のところ成田→高知は1日1便なので、自動的にNRT 12:35 --> KCZ 14:30 で高知入り。
空港でレンタカーピックアップして、そのまま桂浜へ。定番の坂本龍馬像&坂本龍馬記念館をおさえましょう。
のんびりしていても、18:00頃には市内ホテルにチェックインできるはず。なお、市内のホテルは温泉完備でひろめ市場至近のドーミーイン高知がおススメです。
夜:ひろめ市場 やいろ亭でスタート(塩タタキ、ウツボのタタキ、土佐あかうし、等) → 居酒屋葉牡丹で土佐巻きとオムライスを → 安兵衛の餃子とやかんビールで〆
Day2:
ホテルで朝食・チェックアウト
※ドーミーインなら、カツオのたたき、カツオめしが楽しめます!
※もし日曜日なら、城下町筋で開催されている日曜市にぜひ。
市内を抜けて、横浪スカイラインへ。途中ビラ・サントリー二で地中海感を満喫。
横浪スカイラインを抜けて、須崎から「道の駅なぶら土佐佐賀」へ。ここで再びカツオを楽しめますので、ランチを。
道の駅から、四万十川沿いに走る国道381号線に。道中は、四万十川にかかる「沈下橋」をいくつも見ることができます。ただし、欄干がなくてすれ違いも難しい狭さなので、クルマで渡るときにはご用心を。
愛媛県に入り、大洲市を抜けて一気に瀬戸内側の国道378号へ。ここから海沿いに松山方面に走ります。そして見逃せないのが、鉄分多めの方には有名な下灘駅。ここは海にもっとも近い駅(に見える)場所としてしられていて、このコース取りですと、ちょうど夕陽が見えるタイミングかも。
以前、自分が訪ねたときはこの写真のように夕陽前だったのですが、「下灘駅 夕陽」で検索すると、いかに夕陽の名所かがわかるはず。
ここから海沿いに松山市へ。ホテルは松山市内をおススメします。
夕食:松山は瀬戸内海の幸がふんだんに楽しめます。高知のカツオやクジラ、(季節によっては)鮎と言った魚とはまた趣が違いますね。
仕上げはぜひ鯛めしで。鯛めしは、松山バージョンと宇和島バージョンがありますが、私は宇和島バージョンが好みです。
全行程で、280km 位ありますので、ドライブ好きの人向け、ですね。
Day3:
路面電車で道後温泉へ。6:00から営業していますので、朝風呂をお楽しみください。ちなみにタイミング良ければ市内はこんな列車も走ってます。
帰りのフライト時間によりますが、時間に余裕があればぜひ「しまなみ海道」まで足を延ばしてみてください。その名の通り、瀬戸内の景色を満喫できますよ。
帰りは松山空港でレンタカー返却して羽田へ。松山→成田は1日2便で、11:00発と15:45発です。せっかくなら午後発にして、瀬戸内も楽しんでいただきたいところ。
上記プランは2泊3日でドライブでの移動前提ですが、1泊2日の弾丸で、 ひたすら飲み倒す、ひたすら食い倒れる、というコースもアレンジ可能です。高知や四国に行ってみたい、という方はぜひご連絡を!
マーケターだからこそ陥りやすい、コミュニティマーケティング失敗に至る10のパターン
このブログは、コミュニティマーケティング Advent Calender Day3のエントリーです。
---
この2年ほど、様々な製品、サービスでのコミュニティマーケティングの支援、相談に関わることが多くなり、実はAWS時代よりもかなり経験値が上がってきています。その中で遭遇した、マーケターであるが故に陥りがちな「うまくいかない」パターンもはっきりしてきたので、まとめてみたいと思います。
この中の1つでも該当していると黄色信号、3つ以上該当するものがあれば、間違いなく赤信号な感じ。尚、基本的にはB2Bのケースということで見ていただければと。
①インセンティブプログラムの導入
コミュ二ティマーケティングのキモは、サービスやブランドのファンが本心からその良さを語るからこそ、メッセージに力強さが生まれ、結果的に新規ユーザを多く獲得することにつながるところにあります。この「顧客の声」をもっと獲得しようとするときに陥るのがコミュニティ活動に金銭的な対価を支払うインセンティブプログラムを導入してしまうこと。インセンティブプログラム自体は、マーケティングではよくある手法ですが、コミュニティマーケティングとの相性は良くありません。具体的には、1)無償でアウトプットしてきたファンの熱を冷ましてしまう(多くの場合、コミュニティ活動とインセンティブ金額が釣り合わなく感じる、またはインセンティブが無い時にアウトプットをしたくなくなる)、2)ファンでもない人がインセンティブ目当てで、本心ではない(事実ではない)アウトプットをする、という2重のネガティブな行動を引き起こすことがあります。いずれも、コミュニティマーケティング最大の機能である「コンテンツ生成」力の質的、量的低下につながるので、悪手と言ってよいでしょう。
②インフルエンサーマーケティングとの混同
コミュニティマーケティングは、口コミ的な伝播力を使うことから、該当サービスのファンでもないのに、ついインフルエンサーを使ってしまいたくなることがあるようです。有償でのインフルエンサー契約の場合、お金の切れ目が情報発信の切れ目となりますし、認知は得られても見込み顧客の共感が得られない(本当のファンではない人のコトバは、長期間にわたって響くことはない)ことになります。また、無償でコミュニティに引き入れることができたとしても、インフルエンサーは自分の「インフルエンス力」を増すために結果的にコミュニティの場を踏み台にしてしまうこともあるので注意が必要です。
コミュニティで大事なのは、インフルエンサーではなく、本当のファンであることを忘れてはいけません。まれに、本当のファンの中にインフルエンサーが混じることがありますが、あくまでもファンであることが主となります。
※コミュニティマーケティングとしてではなく、従来のマスマーケティングの1チャネルとしてインフルエンサーを使うのはアリだと思いますが、コミュニティマーケティングとは別物であることを忘れてはいけません。
③集客「数」からスタート
コミュニティを立ち上げる時には、どんな「関心軸」で人を集めようとしているのか、最初期から設計しておくことが重要です。セミナーやイベントのような感覚で、「まずは集客!」と始めてしまい、その後にコミュニティの方向性を決めようとしても、集めた人たちの関心軸がバラバラでまとまらないことも多くあります。まず集めるべきは人数ではなく、設定した関心軸に共感する人たちである必要があります。
④製品ローンチ前にスタート
意外とよく聞かれるのがコレ。前のめり過ぎて、製品がローンチしていないのに「コミュニティマーケティングをやりたい!」と言い出す現象です。製品ローンチ前や、ローンチしてても製品の熱心なファンがいない時期は、コミュニティマーケティングを始めるには早いと言えます。まずは、ユーザーの獲得、そしてそのユーザーの中で成功者を産み出すことが先決です。そういう意味では、コミュニティマーケティングの前に、きちんと製品ローンチを行い、カスタマーサクセスに専念することが先決ですね。
⑤既存ユーザだけに限定
参加者のコンテキストを合わせる上では、間違っていないように見えますし、多くの会社で既存ユーザを主体にしたユーザ会を組織していたりします。もちろん、こうしたユーザーとのエンゲージメントや製品へのフィードバック主体の会であれば全く問題ないのですが、「ユーザーが新規ユーザーを開拓する」というコミュニティマーケティングの目的からすると、これでは合致しない部分が多くあります。
下の図でいうと、ファネル上位の「見込み顧客に対するアプロ-チ」の部分ががかけてしまっていることになります。そのためには、コミュニティには既存だけでなく、見込み顧客も多く参加できるようにならなければスケールしないのです。
ちなみに、既存ユーザ主体のユーザ会を既にお持ちの企業の場合、これはそのまま継続して、オープンなコミュニティを新規に立ち上げる場合と、旧来のユーザー会を発展解消して、オープンなコミュニティに統合する場合の2パターンがあります。
⑥刈り取り系セミナーとの混同
これもよく見られるケース。見込みユーザー層が参加することから、よくある刈り取りセミナーのように案件にコンバージョンしたがる場合がありますが、これではスケールするマーケ施策になりません。コミュニティ参加者から、更に外部に向けて製品やサービスに関するコンテンツが生成されること(Sell through the Community) が重要なので、刈り取り型のセミナーのように参加者へのセリングを強くしては(Sell to the Community)マーケティング的な拡がりがなくなります。見込みユーザー層に対しては、コミュニティがあくまでもデマンドジェネレーションの場で、そのあとの案件化(リードクオリフィケイション)は、別のセミナーやキャンペーンを用意するようにしておきましょう。
※もちろん、参加者が導入の意向を示した場合は、営業的に対応するのは問題ありません。
⑦売上に直結したKPI設定
これも⑥と一緒によく起こる現象です。KPIの設定自体は、もちろん重要です。しかしコミュニティマーケティングのKPIとしては、生成されるコンテンツの数や、ミートアップへの新規参加者比率、さらにミートアップ自体の開催頻度やエリア拡大をおくべきですが、売上と直結するKPIが設定されることがあります。この手のKPIはあくまでも刈り取り型のセミナーやキャンペーンでカバーするもので、コミュニティマーケティングのKPIに置くと本来の目的から外れていく事になります。
⑧セッションコンテンツに頼った集客
セミナーであれば、スピーカーが誰か、どんなテーマを話すか、というセッションコンテンツが集客の大きなドライバーになりますが、コミュニティがある程度成長してくると、参加者同士が合えることに価値を見出してくるものです。なので、ミートアップの集客が毎回スピーカー頼みになるのは、まだコミュニティとして成熟しておらずセミナーの域を出ていない可能性が高いでしょう。スピーカーに関わらず、この場でコミュニティメンバー同士が会えることを参加目的にする人たちが一定数いないのは、コミュニティマーケティング的には厳しい状況と言えます。「学びたい」と「会いたい」がバランスするような運営をする必要があります。
⑨コミュニティ参加者をお客様扱い
ユーザーを丁重に扱うのはもちろん大事なことですが、ことコミュニティに関しては最終的に運営も含め自走してもらうことが理想的です。そのためには、コミュニティの場は自分の場として認識してもらい、主体的に動いてもらう必要があります。いつまでもお客様扱いしていると、自走がなかなか始まらないことになります。
⑩売上規模などの組織ヒエラルキーの適用
リード獲得時には必須でもある、参加者の所属企業の利用金額や予算規模がわかると、そうした数字が大きい人を優先対応しがちですが、コミュニティはあくまでも参加者の熱量が重要。個人>組織です。個人の熱量を無視して、会社規模などで登壇者やコミュニティリーダーを選んだりするとコミュニティ発展の芽を摘んでしまうことにつながりやすいです。(もちろん、熱量の高い人が、大企業に属している場合は問題なし)
組織のヒエラルキーではなく、個人の熱量を重視するようにしましょう。
いかがでしょう? 該当する項目がありましたか? コミュニティマーケティングの本来の目的や、マーケティングファネルにおける位置づけを誤ってしまうと、似て非なる活動になってしまうこともあります。今日のブログではDon't の部分にフォーカスしましたが、Doの部分については、こちらの資料もご参照ください。
キャッシュレスをコミュニティで学ぶ -- JP_Stripes (または"しましま団")2年目の歩み
※このブログは、Stripe Advent Calender のDay 1 分のブログになります。
------
今年ほど「キャッシュレス」への世間一般の関心が大きくなった年もないのでは、と思うくらい日々メディアやイベントで「キャッシュレス」な話題が取り上げられるようになりました。私も2月に高校生起業家・山内さんとのキャッシュレス対談に始まり、
年末に向けては、freee / スマレジさん / LINE Pay 等の皆さんと一緒にStripeとして「ビジネスキャッシュレスアワード」(締め切り明日です!)を絶賛開催中。
そういえば、昨夜もメルペイ、PayPal、Stripeと、決済系の3人で遅くまでキャッシュレス談義を日高屋にて(笑)。
決済飲み @ 恵比寿 pic.twitter.com/uQ5stAqjDk
— Hideki Ojima (@hide69oz) November 30, 2018
そんなキャッシュレスどっぷりな1年のなかで、自分の活動の中心を占めていたのが、オンライン決済プラットフォーム・Stripeのユーザーコミュニティ:JP_Stripesの活動。12月もまだいくつか開催予定を残していますが、今年だけでミートアップの数が27回。昨年の12回から一気に倍増です。開催都市も、今年新たに札幌、秋田、名古屋、宮崎、沖縄に拡大して昨年の6都市から計12都市と、こちらも倍増(今月、岡山も初開催予定なので、その時点で13都市に)。
JP_Stripes (Stripe ユーザーコミュニティ)公開グループ | Facebook
では、このコミュニティの拡大を支えたものは何か?
キャッシュレス、決済分野への関心
これは間違いなくありますね。Web系、業務系のデベロッパーやプロジェクトに関与している人は多数いますが、相対的に決済に関わる人はどの会社でも少ないものですが、その割には地方開催でも多くの人に参加いただいていると思います。それってStripeを既に使っている人だけでなく、「これから決済に関わるかも」と思っている方の参加も多いということ。で、実際Stripeをまだ触っていない状態でミートアップに参加された方が、次の会には触ってみた内容をLTしてくれる、といういい連鎖で参加者が増えてきましたね、で、実際に触った人からはStripeが持つDX(デベロッパーエクスペリエンス)の良さ、についてポジティブな評価をいただけているのも嬉しいところです。
リーダーグループの拡大
各地のコミュニティをリードしてくれているリーダーの方々の人数が増えて、横のつながりも増したのが大きな理由ですね。リーダーが増えたというのは、以下の2パターンがあります。
① 既存の支部に新リーダーが誕生
② 新しい支部と共に新リーダーが誕生
前者は、コミュニティに重要な新陳代謝を促すうえでも重要な要素ですね。特に8月以降の東京がほぼ毎月開催できたのは、リーダーの方々が持ち回りで開催オーナーになってくれたのが大きいと思います。
また、後者については、沖縄でJP_Stripes をリードしてくれている方が、宮崎でコミュニティリードをしてくれそうな人を紹介してくれて、そこからJP_Stripes 宮崎の開催に至る(今年、既に2回開催済)というようなケースも。既存のリーダーの方が紹介してくれる方は、やはり良いリーダー候補であることが多いので、この流れは大変ありがたいです。
また、5月に一度コミュニティリードしてくれている方を中心に東京のStripeオフィスに集まっていただいて、オフラインで横のつながりができたのも効果あったと思います。お互い、オフラインで会ったことがあるかどうかは、その後のネットワークやコラボレーションで大きな意味を持ちますね。
アウトプット! アウトプット!! アウトプット!!!
結局はココかなーと思います。参加していただいた皆さんが、単に聞く側になるだけでなく、積極的にオフラインの場で発表や質問をしてくれるのに加え、ツイート、ブログといったオンラインでの外向きのアウトプットしてくれるのが大きいですね。
地方開催でも、最近は一回のミートアップで100ツイート以上アウトプットがあるのが普通になってきています。下記は、昨年のJP_Stripes 発足時からの昨日時点までの累計数字。
ちなみに、昨年末の数字と比べると、以下の通り。全般的にアウトプットが増えてますが、特にツイートの伸びが大きいことがわかります。
あと、発表スライドもほぼすべて共有していただけるのがありがたいですね。で、こうした発表スライドにも多くの方がアクセスするという良いサイクルが増えてきています。最近ですと、Tokyo Vol.10 での下記の登壇資料に2,800view 近いアクセスがあります。
この資料でもわかるように、Stripeの機能そのものだけでなく、決済ビジネスを進める上で必要な情報やTIPSを得られるのも、コミュニティのいいところと言えますね。
毎回、スライドやツイートのまとめも、コミュニティ運営側の皆さんで準備されているのもありがたいです。
そうそう、どのミートアップも最後にはナナメ12度に手を上げる「しましま団のポーズ」で集合写真を撮ります。初めての人は、なかなか12度が決まらず苦労するヤツですね。手のあげ方で、リピーターかどうかがわかるようになっています。(嘘)
※JP_Stripes 沖縄 Vol.2 in 琉球銀行 での集合写真
まだまだ続くアウトプット
冒頭で書いた通り、このブログは Stripe のアドベントカレンダーの初日分です。というわけで、今日から25日まで、毎日Stripeに関するアウトプットが続々と。
Stripe Advent Calendar 2018 - Adventar
更に、来年2月~3月くらいには、全国のJP_Stripes な人が集まれる大型の全国イベントをやろうという話も進んでいます。こちらも詳細決まり次第ご案内しますが、ご興味ある方は JP_Stripes のFacebookグループにもぜひご参加を。
2019年は、今年以上に決済周りの動きが激しくなりそうです。こうした新しいトレンドを一人で追いかけるのはなかなか大変なので、ぜひ「学べて」「出会える」コミュニティの力を皆さんも使ってみてはいかがでしょうか? 多くの皆さんのご参加をお待ちしています!
パラレルキャリア月報 -- Oct 2018
10月は20日以上もの間、東京圏外にいたようです。このペースだと出張が年間200日オーバー。。。 リモートワークがOKな環境に感謝ですね。というわけで、10月のパラレルキャリア月報です。例によって打合せやクローズドな会合は省いています。
写真は名古屋の仕事の際に、足を延ばしてリニア・鉄道館(JR東海)で鉄分補給した際の一枚。歴代最速列車が並んでますが、鉄道国内最速記録:443.0km/hを叩き出した300Xの実車はかなりレアですね。
サマリー
10月のオオモノは戻りガツオ時期に合わせたコミュニティリーダーズサミット in 高知・リターンズです。初ガツオ時期の5月に初開催したコミュニティリーダーズサミット in 高知(以下CLS高知)を継続開催させる意味で大事なイベントでしたが、前回からの継続組を含め多くの方に高知までお越しいただけました。
CLS高知では、「学びたい」と「会いたい」を両立する場を大事なテーマにしているのですが、セッションでの「学び」はもちろんのこと、やはり高知の食を全国のコミュニティリーダーな方々と一緒に楽しめるてネットワーキングできる「会いたい」を実現する場が、この集客を支えているように思います。というわけで、今回の前夜祭もひろめ市場の特等席(=やいろ亭前)を貸し切ってのハイクオリティなもの。国内では唯一高知県だけが未踏の地だったワールドトラベラー・西井さんもやいろ亭の塩タタキを前にこの笑顔!
塩タタキはだいぶメジャーになってきましたが、これはレアキャラの「醤油タタキ」(大橋さんブログより幻の写真借用)。これは高知にこないとなかなか食せないのでは?
ちなみに、下記がCLS高知に来る前の西井さんの制県マップ。「高知だけ行ったことが無いんだよねー」という人多いですよね。(これを見て、速攻でCLS高知登壇をオファーしました!)
そうそう、高知にはやかんでビールを注ぐ文化もあります(笑)。次回参加される方はぜひこの洗礼を!
次回のCLS高知は2019年5月18日(土)の初ガツオ時期に開催予定です。前夜祭は17日の金曜日夜の予定なので、CLS高知リピーターのみならず、これを機会に高知初上陸をもくろんでいる方々もぜひSave the Dateを!
あと、CLS高知までバイク、クルマ移動をする方向けに「戻りガツオ・ラン」も企画しました。前回の高知ランは参加したバイクが全部同じ場所(横浜)から出発して、高知まで一緒に移動しましたが、今回はバイク2台、クルマ2台の参加で出発場所はバラバラでゴールだけ同じという、よりSSTRリスペクトな構成に。私は、仕事のあった大阪、福岡もバイクで行っていたので、当日は福岡からのスタート。関門橋、瀬戸大橋と海越えしての四国入り。写真は瀬戸大橋をバイクに今回の相棒KTM1190 Adventure と。
今回は4台参加でしたが、次回はもう少し規模拡大の予定。陸路で高知を目指す方はこちらにもご注目ください。写真はゴールの五台山(高知市街を見下ろせる展望台のある山)から撮った夕焼け。次もこの夕陽を目指して走ろうと思います。
登壇ログ
JP_Stripes 名古屋 Vol.2 (10/5) [Stripe]
名古屋で2回目となる、JP_Stripes。今回はヨーロッパからのスピーカー(Stripe中のヒト)も交えてのセッション。個人的には文教のお客様への決済システム導入の「闇」を語っていただいたこのプレゼンが印象的でした。これが地方(と文教市場)のオンライン決済導入の現実なんでしょうね。
ツイートまとめはコチラに。
CMC_Meetup 大阪 Vol.2(10/9) [CMC_Meetup]
大阪で2回目となるCMC_Meetup。今回は初の十三に上陸。
Q&Aでは、皆さんが関心高い「コミュニティマーケターに求められる資質」についても回答しましたよ。
・人に好かれる
— そうちゃん (@souchan_desu) October 9, 2018
・会社に要求できる
・基本的なマーケティングの理解(これは後から学べる)
コミュニティマーケティングに必要なタレント三点#cmc_meetup
全体のツイートまとめはコチラを。
CMC-Meetup 福岡 Vol.2 (10/11) [CMC_Meetup]
福岡も2回目の開催。 今回は、福岡テンジン大学さんとオルターブースさんの取り組みについてお話いただきました。
私からは久々の福岡開催(約1年ぶり)だったので、キホンとギモン的なお話を。
大阪も福岡も20~30人くらいのさんかで、いづれも当日ツイートが200を軽く超えてくるあたり、CMC_Meetup の大原則「アウトプットファースト」がだいぶ徹底されてきているのを感じます。行動のみが人を変える、というのが信条なので、これからもガンガンアウトプットファーストで行きたいと思います。
コミュニティリーダーズサミット in 高知・リターンズ (10/13) [CMC_Meetup]
サマリーのほうにCLS高知の「出会いたい」要素については結構がっつりと書いてしまいましたが、今回も県内外の多くのコミュニティリーダーの方から、多くの「学び」が提供されました。一方通行ではなく、最後のワークショップでは「えんたくん」効果もあり、インタラクティブに議論が白熱。えんたくんを使うと、どうやっても議論から逃げられず、参加せざるを得ないうちに、徐々に白熱していく熱量生成システムとして優秀ですね。この手のワークショップでは皆さんお使いになることをおススメでします。
グループ討議、グループ写真その2。
— 武市 正人 (@newmst) October 13, 2018
#CLS高知 pic.twitter.com/6k9gNWyd5Q
CLS高知会期(金:前夜祭~土:本篇&懇親会~日:大人の遠足)の3日間のツイート数は今回も1,000近くの投稿がありました。前回同様熱量の高さがまとめにログされています。
今回、「坂本龍馬はどこで坂本龍馬になったか?」という話をぜひセッション内でやりたいと思っていたのですが、これを(龍馬ファンでもある)徳力さんが見事にモデレートしてくれただけでなく、素晴らしいまとめ記事を書いてくれています。「精神的脱藩」というのは、これからの世の中を生き抜くうえでの重要キーワードにもなりそうですね。そういう意味では、いまは幕末時期と構図が似ているのかも。
私は、1次産業セッションで、FB農業者倶楽部主宰の上水さんとの対談をさせていただきました。
60歳を超える農家の方が、(今日時点で)7,500人を超えるFacebookコミュニティを運営(それも、はじめの2,000人近くはほぼ一本釣りでのコミュニティ構築だった模様)しているという事実は力を持ちます。スゴイ実行力だし、マーケターが参考にすべきことが数多くありました。当日の模様はこちらに日経MJの記事にもなっています。
その他のCLS高知関連のアウトプットまとめはこちらでご確認できます。次回(2019年5月18日予定)にもご期待ください!
CMC_Meetup B2C Vol.3 (10/16) [CMC_Meetup]
CMC_Meetup の完全自走化部会である "B2C分科会" の3回目のミートアップ。今回もH.I.S.さんの #タビジョ 事例を中心に、ディスカッション主体での構成。こちらタビジョの活動の軌跡。H.I.S.ブランドに関係ないキーワード、関心軸から初めて、最終的に商品開発で巻き取るところは色々と考えさせられるものがありますね。B2Cの事例はホントに学ぶところ多いです。
私もパネルの一員でお話させていただきました。内容はこちらのツイートでも追えます。
JP_Stripes 沖縄 Vol.2 (10/19) [Stripe]
沖縄では2回目の JP_Stripes。今回はなんと琉球銀行さんの歴史ある建物でのミートアップとなりました。沖縄の方による実装案件中心のお話ですごく具体的でよかったなと。サービスへのフィードバックも沢山いただき感謝。次回は、今回の発表で初登場したサイダスさんの「にっこりbanto(番頭)」のステッカーももらえそうなので、今から楽しみです。(次回は1月18日予定)
ABEJA AI NIGHT 名古屋 Vol.3 (10/22) [ABEJA]
地方ではハイペースで開催している名古屋での3回目のAI NIGHT ミートアップ。今回はアノテーションにフォーカスしたお話を。
JP_Stripes 広島 Vol.3 (10/26) [Strpe]
広島カープの日本シリーズ前夜に、広島で3回目のJP_Stripes。今回はGCP連携での医療分野での構築事例や、瀬戸内を超えて松山からもスピーカーが来るなど幅広い内容に。懇親会で聞いた、居酒屋、コンビニでの店頭決済オペレーションの複雑さはこれから解決すべき重要課題ですね。
当日のツイートまとめと私のスライドはコチラを。
CMC_Meetup 焚き火部 キックオフ in 北海道 (10/27) [CMC_Meetup]
夏にCMC_Meetup で札幌に行った際の話から実現した、CMC_Meetup 焚き火部! コミュニティの立ち上げは、焚き火の起こし方に似ている、というコミュニティ焚き火理論を実践する会です(笑)
今回は北海道・苫小牧のキャンプ場で実施。雨上がりという悪条件の中、着火剤抜きで、マッチ一本から火をおこすガチ企画。
コレが今回の関心軸(発火点) #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/XWFzL4fDgR
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
関心軸で、ロールモデル(ダンボールと新聞)に着火。 #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/5iU6X97phy
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
フォロワー(燃えやすい小枝)を投入! #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/VZv3v7GOEe
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
懇親会でアルコール(ウチワで酸素)注入! #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/kLUEXqaus9
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
だいぶ盛り上がって参りましたので、ちょっと燃えづらいワナビーズ(大きめの木) を投入 #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/pgmwnGsy1I
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
自走し始めた! #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/IwntVu3sB5
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
と、こんな感じに。ツイート全まとめと、野外プレゼン内容はこちらのレポートにて。
JP_Stripes Drink Meetup in ススキノ (10/29) [Stripe]
イベント形式ではなく、いきなり飲み会でキャッシュレスの話をするカジュアルなスタイルでのミートアップを JP_Stripes で初めて試してみました。初回は札幌のコミュニティメンバーの聖地・俺流で。抜群のコスパです。
ちなみに、Stripe への移行コストメリットをこのサッポロ☆クラシック換算で290杯と見積もった伝説のスライド(7月の JP_Stripes 札幌 Vol.2 で発表)はコチラ。
freee部 キャッシュレスミートアップ (10/30) [Stripe]
クラウド会計サービスのfreee さん主催のコミュニティイベントで、キャッシュレスをテーマにお話してきました。
freee さんとは、下記の「キャッシュレスアワード」も一緒に実施中です。キャッシュレスを推進するサービスやアイデア実行中の方はぜひエントリーを(11月末日〆切)。
その他メディア露出
ニシタイ:Bigbeat Live レポート(英語)
8月のBigbeat Live の模様が英語でレポートに!
【番外編】You are what you eat :-)
福岡にて
福岡にて
大阪にて
広島にて
高知にて
高知にて
沖縄にて
北海道にて
2歳になりました -- CMC_Meetup 成長記
「コミュニティマーケティングを、みんなで考えて広めていくコミュニティ」が必要だと考えて、Community Marketing Community = CMC_Meetup を立ち上げたのが、ちょうど2年前でした。立ち上げから2年たって、ビジネスにおけるコミュティへの注目度や、コミュニティマーケティングそのものへの関心も随分と高まってきたと思います。そこで、CMC_Meetup の2年の歩みを振り返りながら、コミュニティマーケティングの今の立ち位置や今後についてまとめてみます。
B2B、B2C、C2Cと全方位で拡大
2018年の今、コミュニティマーケティングを取り巻く状況はどのようになっているのでしょうか? AWSにおけるJAWS-UGの「成功例」がロールモデル化していることもあり、コミュニティマーケティング的なアプローチがIT系を中心としたB2B企業にかなり認知が広まってきています。B2Cでも、従来は「口コミマーケティング」や「ファンマーケティング」と表現されていたところにも、明確にコミュニティを志向した施策については、「コミュニティマーケティング」というラベルで紹介されることが多くなってきますし、最近大きく市場を伸ばしているC2Cの分野でもコミュニティマーケティングの注目度が上がっています。
2年前は「コミュニティマーケティングをやっています」と会社やマーケ担当が明言していることが(私が在籍していたAWSを除き)ほとんどなかったわけですが、今だとちょっとサーチしただけでもいろいろな会社の名前が出てきます。
【B2Cの例】ヤッホーブルーイング
【C2Cの例】Anyca (DeNA)
この状況であれば、コミュニティマーケティングに関する勉強会や記事を見ても不思議な感じはしないと思いますが、この流れができる2年前に、どうしてCMC_Meetup が立ち上がったのか?
CMC_Meetup はなぜできたか?
これは2016年の夏に、私がAWSを卒業した頃にさかのぼります。会社を辞めたことで、声がかけやすくなったのだと思いますが、いろいろな企業の方から私に「マーケティングの話を聞かせて欲しい」という依頼が多く来るようになったのがキッカケです。私的にはプロダクトマーケ、イベントマーケ、リード管理など、オールラウンドにマーケティングの話をする気満々(今でも自分のことは「オールラウンドマーケター」だと信じていますが、、、)だったわけですが、どこに行っても聞かれるのは「JAWS-UGをどう作ったか?」 とか、「コミュニティマーケティングを教えて」という話ばかり。つまり、そこにニーズがあることに気づかされたわけです。
でも、いろんな会社を回ってお話しても、先方は初めて聞くお話なので喜んでいただけるものの、私は毎回ほぼ同じ話と同じ質問に答える、ということの繰り返しになるので、私が得るインプットはすごく少ないことになりますし、なにより効率が悪い。だとすると、聞きたいと思っている方に集まってもらって、そこで聞いてもらったり、質問いただいたり、更には聞いたことを実践した人にお話いただく方が、何倍もアウトプットもインプットも増えるわけです。これがCMC_Meetup という場を作るきっかけにななりました。
言い換えれば、コミュニティマーケティングという概念を、コミュニティマーケティングの手法で広める、というアプローチをすることに決めたわけです。
で、2016年11月に投稿した【ゆる募】がコチラ。
初期メンバーがコミュニティの成長曲線を決める
コミュニティ立ち上げ時の参加者を誰にするか、がコミュニティマーケティング成功のポイントというのは、常々CMC_Meetup でもお伝えしているわけですが、今回もそのセオリーに則って、「熱量が高く」「実際に行動を起こしやすい」メンバーを起点にしようと思い、先ほどの【ゆる募】投稿をしたわけです。
この投稿を見ると、いいね!が250に対して、コメントが50くらい(この時点で20%)。さらに、実際にメッセージを私に送って参加表明してくれた方が35名程度(250人→35名=14%)でしたから、関心が有っても行動できる人はだいたい15% ~20%前後ということになります。これは自分の経験値とも会う数字で、「よさそうだ」と感じても、実際に行動に起こすまでには多くのハードルがある事を表しています。
逆に、コミュニティの中心に、こうした「行動できる人」をなるべく多く置くことで、その後のインフルエンスも大きくなる、つまりコミュニティ拡大のスピードが速くなる傾向があるのです、CMC_Meetupでは、こういう行動できる人を(ボウリングピンに例えて)1stピン、と呼んでいます。
逆に行動が遅い人や、情報のGiveの前にTakeを要求するクレクレ君タイプの人は初期にはあまり混ぜないのが賢明です。CMC_Meetup では「ワナビーズ」と呼ぶこの層の人たちにも、いずれはコミュニティに参加してもらう必要がありますが、その前に1st ピンの人たちを集積して、コミュニティの熱量を上げておく必要があるのです。
そんなわけで、2年前の2016年11月に開催したキックオフの模様がコチラ。「行動する人」主体で立ち上げたので、初回からツイート数やブログなども結構ありましたね。
コミュニティ拡大の3軸
マーケティングとしてコミュニティを捉えた場合、そのコミュニティが継続的に拡大していくことが重要だというのは皆さん異論のないところだと思いますが、熱量を失わないままコミュニティが拡大するための軸として、以下の3つを挙げることができます。
- 自走化:ベンダー側の担当者と、コミュニティの成長スピードの依存関係を無くす。つまり担当者が参加しなくてもコミュニティが自走できれば、より多くの活動ができるようになる。もちろん自走化=自分ゴト化なので、熱量も高まることに。
- 地方展開:コミュニティはオフライン起点になることが多いので、「集まりやすさ」は重要な要因。初めは東京や大阪で始まったコミュニティ活動が、地方に展開していくのは、コミュニティの成長スペードやカバレッジを広げる意味でも不可避。
- 株分け:1回のミートアップ参加者が増えていくと、だんだん全員の関心ゴトに応えることが難しくなり、全体の熱量が下がることにもつながりかねない(初めての人 vs. 常連の構図もこれ)。なので、ある程度関心軸が分かれてきたら、関心軸毎にミートアップを「株分け」するのが、参加者を増やし続ける意味でも、熱量を維持、拡大する意味でも効果的。
ちなみに、地方展開と株分けは、共にコミュニティリーダーを増やす施策にもつながります。コミュニティリーダーの数が増えることで、コミュニティの全体の熱量もさらに上がっていくわけです。
コミュニティマーケティングのフレームワークを遵守して成長
2年前に発足したCMC_Meetup は、まさにこうしたコミュニティマーケティングのフレームワークを実践して大きくなっています。
東京や各地で開催されるミートアップの多くが、場所確保やスピーカー手配など自分たちで行う「自走化」に向かっている一方で、開催単位も都市ごとだけでなく、B2C専門支部(B2C事業者のミートアップ)や、Deep Dive(コミュニティマーケティングを実践しているマーケ担当者のミートアップ) など、東京開催ながら、株分けされたミートアップも増えてきており、上記の3軸で規模を拡大していることがわかります。
また、コミュニティ成長の3つのファースト:コンテキストファースト、オフラインファースト、アウトプットファーストも徹底しました。特にアウトプットは回を重ねるにつれてその量もどんどん増加し、今月の東京でのミートアップではついに2時間のミートアップで。約1,000のツイートが投稿されるほどに。
※こちらのブログでは過去10回の東京開催のまとめを確認できます。
こうしたフレームワーク遵守活動の結果、CMC_Meetup はこの2年で下記の規模までに成長しています。
- ミートアップ数:27
- Facebook グループ参加者数:1,500+
- #CMC_Meetup ツイート総数:4,800+
著名人のオンラインサロンでもなく、有名な会社の製品でもなく、「コミュニティマーケティング」という新しいマーケ手法という関心軸だけで、これだけの共感者、フォロワーが2年で誕生したことの要因には、やはりコミュニティマーケティング成長のためのフレームワークをきちんと遵守したことが大きいと思います。
What's next?
今後も自走化、地方展開、株分けを加速させながら、CMC_Meetup が広まっていくでしょうし、なにより重要なコミュニティマーケティングの実践者がどんどん増えていく事になるはずです。そして、実践で得た知見はアウトプットファーストの考えに則り、どんどん公開してほしいと思います。
というわけで、コミュニティマーケティングに関する皆さんのナレッジや体験、考察をぜひアウトプットしていただきたい、と思い、コミュニティマーケティングのアドベントカレンダーも用意してみました。
ぜひこのカレンダーに参加して、皆さんも「行動する人」になるキッカケにしていただけると嬉しいです。
まだCMC_Meetup に参加したことがない、という方にはぜひこちらのFacebookグループにもご参加下さい。きっと「行動する人」になりたくなるはず!
パラレルキャリア月報 -- Sep 2018
今年の9月はとても暑かった気が(ほぼ1か月たってしまっているので少し記憶が薄れてます)。。。 次回こそは、季節感が合っているうちに月報書きたいと思います。
というわけで9月の月報です。例によって、打ち合わせやクローズドな会合は省いています。
サマリー
いつものコミュニティ系の登壇に加え、大き目のハコでの登壇がGoogle Next 18 の前夜祭的に実施された INEVITABLE ja night 。400名近い方にエントリーをいただきました。いつものテクノロジーテーマではなく、テクノロジーの進化がもたらす「情シス」の役割の変化について、著名なCIOの皆様とのパネルや、情シスバックグラウンドを持つ方のキャリア論のディスカッションなど、かなり深くお話できたと思います。
今後も、テクノロジー軸だけでなく、こうしたキャリア論でもテーマ設定していこうかなと思います。
写真は登壇前のスピーカー陣と。
登壇ログ
クラウドお遍路高知(9/1) [Still Day One]
高知まで、バイクで行ってからの登壇。今回は漫才形式で、コミュニティがもつ「わらしべ長者」効果についてお話してきましたよ。
尚、高知までのバイク珍道中の模様は、こちらのブログに。
CMC_Meetup DeepDive (9/5) [CMC_Meetup]
CMC_Meetup ではB2C分科会に続いて2つ目となる、「関心軸」での分科会。既にコミュニティマーケティングを開催している方だけを対象にしたDeep Dive な会です。
ツイートできない内容も多かったので(笑)、分量少なめですがツイートまとめはこちら。
Deep Diveは9月13日に早くも2回目の開催。こちらは私が参加しないで開催された初のCMC_Meetup となりました。さすがコミュニティマーケティング関係者限定の会合。自走化が早いです!
JP_Stripes 東京 Vol.9 「秋の Connect 祭り」 (9/7) [Stripe]
東京で早くも9回目となる JP_Stripes。この回はStripe Connect 特集、ということでC2C系のプラットフォームサービスを展開しているスタートアップの皆さんが事例を共有してくれました。特に nearMe. は自分も使いたいサービスでドンピシャだったので、さっそく登録を。
当日のツイートまとめはコチラ。
JP_Stripes 宮崎キックオフ (9/10) [Stripe]
九州では2都市目の開催、宮崎での JP_Stripes キックオフ。事例にはConnect 利用のモノもあり、「宮崎やるな!」と思った回。早くも2回目が11月19日に開催と、ペースも早めで、期待のエリアです。
名物「へべす」はサワーにも料理にもベストマッチ!
JP_Stripes 福岡 Vol.4 (9/11) [Stripe]
宮崎から空路で福岡へ! 福岡では4回目のJP_Stripes。毎回地元の事例をお話いただけるので素晴らしいですね。
セッション前に沖縄と秋田から来てくれたスピーカーの皆さんと、ヌーラボオフォスでパチリ。
セッションの模様はコチラを。
INEVITAVBE ja night #6 (9/18) [Still Day One]
前述した通り、400名近いエントリーでの開催。今回は、これまでのINEVITABLE ja night シリーズの中でも、参加者の満足度が最も高いものの一つだったので、「情シス」というオーディエンス設定が効いたのかな、と思います。
このテーマは奥深いので、またやりたいところです。
写真は、なぜか「おなじみの小島さん」と紹介されたところのものですね(笑)
おなじみの小島さんやー
— beppu01 (@beppu01) September 18, 2018
#inevitableja pic.twitter.com/nqMYepHfpl
ASAC Presentation (9/26) [Still Day One]
トーマツが支援しているスタートアップのアクセラレーションプログラム:ASAC参加スタートアップの皆さまに向けに、コミュニティマーケティングの進め方について。リアルなシチュエーションでの質問が多くて、私もたくさんフィードバックをいただきました!
ぜひ、今回受講の方にも、コミュニティマーケティングを実践いただきたいなと思います。
その他のメディア露出
ニシタイ:Bigbeat Live レポート(前編)
ニシタイ:Bigbeat Live レポート(後編)
※8月31日の掲載だったようですが、前回の月報で漏れていたので、こちらに。
番外編:You are what you eat :-)
二子玉川にて
宮崎にて
鹿児島にて
宮崎にて
渋谷にて
六本木にて
銀座にて