以前のエントリーでもふれたとおり、「コミュニティマーケティング」について考えるコミュニティ(ややこしい)を立ち上げることにしました。名称はCMC = Community Marketing Community 。そのキックオフを先週開催しましたので、コミュニティの紹介もかねたエントリーを。当日参加された方も皆さんいい笑顔でした!
#集合写真家 の武市です。昨晩は3本のイベントに参加。いずれも勢いあるコミュニティばかり! 締めは 土佐高校先輩でもある 小島さん @hide69oz のコミュニティマーケティングを中心とした CMC のキックオフ、これからが楽しみ!#CMC_Meetup pic.twitter.com/VZXXvgPZbL
— しんたく (@shintaku81) 2016年11月25日
CMCとは?
Communty Marketing Community の略称です。その名の通りで、コミュニティマーケティングについて、私が話すだけでなく、既に実践されている方や、これからやってみようという方によるコミュニティマーケティングを「言語化する場」や「体験できる場」としてデザインしたつもりです。基本的な考え方については当日の資料にも記載しましたが、
抜粋するとCMCの位置づけはこのようになります。
話の粒度を保つために、基本的には参加者を「コミュニティマーケティング」を実践する側の方に限定していますが、このクライテリアを満たす方で、参加してみたいという方はぜひご連絡を。IT業界には閉じていませんので、幅広い業界の方にJoinしていただきたいです。
オフラインファースト、アウトプットファースト、コンテキストファースト
コミュニティを活発にし、最終的には「自走できる」モードにまでもっていく上では、つぎの3つをデザインしておくことが重要だと思っています。
- オフラインファースト:オフライン=F2Fな場でネットワークやコンテンツを作るのが先。オンラインで拡散するのはそれからの話。(ただし、SNSによってオンラインの拡散力が10年前より飛躍的に高まっていることは要注目)
- アウトプットファースト:参加者ができるだけコミュニティを「自分ゴト」としてとらえられるように、情報発信(アウトプット)側に回れるようにする。LTやtwitterでリアルタイムに参加したり、事後にブログにまとめるところからでOK。「ブログ書くまでが勉強会」は真理。
- コンテキストファースト:コミュニティ参加者の「興味の粒度」があっていることが重要。これが多様化してきたら、コミュニティの「株分け」や、「テーマ縛り」での開催も検討する段階。
で、このコミュニティ参加を通じて、参加者の皆さんにはこの3つの重要性を「体感」いただきたいと思っています。なので、参加された方はまずはブログやFacebook、Twitterでのアウトプットを! これの良さや難しさが体感できないと、コミュニティのファシリテーター側に回ったときに苦労することになると思います。
初ミートアップの内容
オフラインファースト、の鉄則に従い、まずはミートアップから始めます。当日はオープンしたばかりのTHE BRIDGE Xさんを借りての開催。会場設営もみんなで行います。
今回は私のほうでキックオフをさせていただき、実際にコミュニティマーケティングやファンマーケティングを実施、またはそうしたコミュニティに参加している方々による登壇2名、LT6名の構成でした。たぶん、こうした話をまとめて聞いたり、質問(←重要)したりできるオフラインの場はこれまでなかったのでは? とおもいます。
当日の内容はこちらのブログでも紹介されていますが、
どうしてこういう構成にしたか、スピーカー選択の考え方について書いておきます。
まず登壇いただいたサイボウズの伊佐さんとPFUの佐藤さん。伊佐さんは、JAWS-UGのフォーマットをよく理解されていて、それをサイボウズ式に実装したのが今回お話ししただいたkintone cafeの事例です。この事例自体が、JAWS-UGでのやり方が「再現可能」であることを表しています。感覚的にはJAWS-UGが5年くらいかけてやってきたことを、2年くらいで促成栽培できています。発表スライドにもそのあたりがよく説明されています。
一方、佐藤さんはPFUのOmoidoriの担当者ですが、JAWS-UGのやり方とかは全く関係なく、独自に「ファンマーケティング」を実施している方です。「ムービーにエバンジェリスト機能を持たせる」「PR会社を挟まないことで、熱量を直接伝える」など、独自の視点が私自身もすごく参考になりました。
こうしたアプローチが違えども、同じようにお客様をファン化し、その声をオンラインで広げていく活動をしている事例がいくつも存在することを知ることが、本質を知る上でいいと思いました。
また、LTについてはコミュニティ参加側、運営側、そして、コミュニティの終焉(ライフサイクル)まで様々な角度での体験談や課題を事例としてお話しいただきました。今回のキックオフの参加者の方にも、共感できる=自分ゴトにできる話を揃えられたと思います。
当日のアジェンダはこちらを。
LTは時間(3分)に対して、内容が濃い話が多かったので、その中のいくつかはもう少し長い時間でお話しいただく機会を作りたいと思います。
懇親会重要
ミートアップ中だけでは、全員が話す側=アウトプット側に回るのも難しいですが、懇親会ならこれも比較的簡単にできます。なので、コミュニティ育成には欠かせない要素。今考えれば、全員自己紹介の時間を入れればよかったと思いますが、そんなファシリテートも必要ないくらい、熱く話をされていた方が多かったかと。ミートアップも事前エントリーからの欠席は1名だけと、すごく出席率が良かったのですが、懇親会にも8割近い方が参加していただけました。名刺交換も活発だったので、今回を機にネットワークが広がった方も多いかと。ちなみに懇親会につかったのは、こちらの餃子バー。立席かつワインボトルでお酒を注ぎあう形式も、会話促進剤となったようです。自分はいろんな人と話をするのに夢中で、実は看板メニューの餃子食べていないので、こんどこっそり行ってきます。
当日の雰囲気は、こちらのTogetterでもご覧いただけます。
そうそう、コミュニティにはハッシュタグはつきものですが、CMCでは #CMC_Meetup というハッシュタグで、ミートアップの模様をソーシャルにアウトプットしていきます。次回はより多くの方にご参加いただけるようにしたいと思いますので、ご期待ください!
Join US & Help US!
企業などでコミュニティ運営に携わる、企画されている方には広くご参加いただきたいと思います。クライテリアに合致していて、実際に参加されたい方は、CMCのFacebookグループにご招待しますので、私までコンタクトいただければと思います。
また、できれば年内に次回開催をできればと思うので、80人前後のミートアップ場所の提供をいただける方、ぜひご協力を!