パラレルキャリア月報 - Sep 2017
パラレルキャリアしてるのは知っているけど、それって具体的に何やってるの? 破たんしてないの? とか、最近会う人に立て続けに聞かれたのと、自分の活動ログ(ウェブログ=ブログの基本形ですな)を兼ねて、おもに外向きに露出している部分だけ月報っぽくまとめてみることにしました。※もちろん、いわゆる社内ミーティングや、個別のクローズドセッションはここには含みません。
サマリー
9月は、福岡、沖縄、大阪に出張。Stripeのコミュニティ= JP_Stripes の福岡、大阪での立ち上げを含む3週連続開催(福岡→大阪→東京)を含め、計12回の対外登壇。1日2講演のダブルヘッダーも計4日とまずまずの稼働。
また、まだ仕込みの段階ですが、グーグルでのAIフォーカスのイベント(INEVITABLE ja night 2:11/14開催)、ヌーラボでの台湾イベント(Web祭:11/19開催)、ABEJAでの来年の大型イベント(SIX 2018:2/22開催)の準備が平行して走っているので、そのあたりのオブジェクティブ、体制、コンテンツ決め等は厚めに時間をかけています。
あと、9/9の高知県のイベント登壇を機に、高知県とのコラボもスタートしたり。
高知県との取り組みはどういうカタチに着地するかまだ模索中ですが、新しい動きを作れるのではないかという感覚がありますね。
登壇ログ
9月の登壇セミナーや公開資料、レポート等のログをまとめました。
9/4(月)18:00~:WebVR/VRアプリ活用セミナー [InstaVR]
9/8(金):EC Camp 2017 東京 Stripeセッション登壇 & ブース展示 [Stripe]
9/8(金) 午後:エンジニアサポートCROSS 2017 パネル「女性コミュニティマネージャーに聞く。なぜ企業がコミュニティに注目するのか」 モデレーター [Still Day One]
AWS時代は意外とご縁がなかったCROSSに初登壇しました。CROSS自体もコミュニティ色の強いイベントですが、その中でも最近活躍が目覚ましい女性マーケター視点でのコミュニティ論のパネルをモデレートさせていただきました。
Here We Go! #cross2017b #cross2017 pic.twitter.com/uFxTfsfi2Z
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年9月8日
パネルレポート:
9/9(土)午前:PyCon JP 2017 ジョブフェア パネル「イマドキのグローバルな働き方 ―世界と繋がる、Pythonで繋がる―」 モデレーター [ヌーラボ]
PyConも初めての登壇機会。今回は、英語とWorking Globalyの関係について、パネル形式にてのディスカッション。英語が重要なのは頭では皆わかっているので、それをどう実践(デプロイ)するか、を中心にお話しました。
ツイートまとめ:
セッションレポート:
9/9(土)午後:高知家IT・コンテンツネットワーク交流会 Vol.1 [Still Day One]
高知県知事も参加のイベントで、サマリーでも書いたように新しい動きができそう。県の産業創造課としても初めての試みだったようですが、100人近いエントリーがありいいスタートだったと思います。が、結果を出すまでには沢山やることがありますねー。
個人的には土佐高OBに多く会えたのも良かったです。(次回はOGの方もぜひ!)
プレゼン資料:
イベントレポート:
9/14(木)午後:AWS - Stripe - デジタルキューブ共催セミナー [Stripe]
東京でも開催したAWS - Stripe - デジタルキューブ共催セミナーの福岡版。SaaSを構築するなら、Powered by AWS & Stripeがいいよ、というお話。
プレゼン資料:
9/14(木)19:00~: JP_Stripes 福岡キックオフ-- 経済の民主化を福岡から [Stripe]
ヌーラボ福岡オフォスをお借りしての、Stripeユーザーコミュニティのキックオフ。実際に使っている人のハナシが多く(オフレコも多かった!)、とても濃い内容でした。
ツイートまとめ
次回開催に向けてのリーダーグループも無事決定! おそらく年内に福岡でもう一度開催します。
福岡リーダーズも決まりました! #jp_stripes pic.twitter.com/N9fd1v1z4q
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年9月14日
9/15(金)りゅうぎんマネジメントスクール講演 [Still Day One]
琉球銀行さん主催の、地元経営者向けのスクールでの最終回に登壇機会をいただきました。懇親会の場では、琉球銀行の川上頭取と今回アレンジいただいだいた調査役の伊禮さんと記念の一枚。
なぜか(笑)会場でお会いした、マイクロソフトのジーザス澤さんともパチリ。
琉球銀行さんが制作中のVRアプリ(powered by InstaVR)を視聴中。
9/22(金)EC Camp 2017 大阪 Stripeセッション登壇 & ブース展示 [Stripe]
東京に続き、大阪でもセッション&ブース登壇。写真は夜の JP_Stripes 参加のため、神戸からStripeブースにきてくれたデジタルキューブの小賀さん。
同じ会場で、InstaVRの展示も。
9/22(金)19:00~: JP_Stripes 大阪キックオフ @ さくらインターネット 大阪本社 [Stripe]
大阪での初のJP_Stripes 開催。JAWS-UG関連のメンバーが多く、手書きのロゴを含め、準備の手際が良いです。 会場はオープンしたばかりのさくらインターネットさん大阪本社。
ツイートまとめ:
最後にいつものポーズで集合写真。
9/27(水)午後: VRアプリ開発を、誰でも・簡単に・クラウドで ~Adobe x InstaVR ビジネスVR活用セミナー [InstaVR]
Adobe Creative CloudユーザへのVR訴求。Premierを使っている人であれば、動画VRアプリの制作もすぐできる感覚を持たれたようですね。VRの民主化がまた一歩前進。
201709-designer.creativecloud.adobeevents.com
9/29(金)19:00~: JP_Stripes Tokyo Vol.4 ~つまずかない、はじめてのStripe~ [Stripe]
東京での4回目になるStripeユーザーコミュニティミートアップ。今回から、東京も運営、進行を大幅にコミュニティメンバーの方に移行しました。Shopifyの方含め、LTも多くの方にご参加いただけたので、次回も楽しみです。
ツイートまとめ:
その他メディアでの露出関連
日刊工業:ABEJA マーケティングディレクター就任報道
ログミー:INEVITABLE ja night 2017 対談書き起こし(1)
ログミー:INEVITABLE ja night 2017 対談書き起こし(2)
シェルスクリプトマガジン:6/8登壇の「TechLION」の内容収録
番外:You are what you eat :-)
羽田にて(アカシア)
福岡にて(長浜ナンバーワン)
福岡にて(馬力キング)
沖縄にて(サウザンステーキ)
大阪にて(近大マグロ)
Ex-Amazonian 会合
9月も、おいしくいただきました!
エフハチとの夏休み (北海道編)
昨年に引き続きの、北海道ツーリング。いったん西(鈴鹿)に向けて走ったあと、舞鶴からのフェリーで小樽入り。昨年走らなかったエリアを埋めながら走ります。
去年は、北海道のスケールの大きい直線路に感動して、まっすぐ系を選んではしってましたが、今回はクネクネ系を重視したコース選定を。とはいえ、変化しやすい天気ということもあり、毎日天気予報を見ながら、雨を避けて行先を決める走る気まま旅、です。
今回のワインディング 5選
というわけで、今回の旅ではしったクネクネ系の道で、個人的に良かったところをピックアップしてみました。
道道998号線
北海道上陸の翌日に一番に走ったのがココ。小樽から積丹方向に走り、古平町から神恵内村までショートカットするコースです。普通なら、積丹の岬を回って「積丹ブルー」を堪能するところですが、ここは昨年満喫していたので走り優先のコース取りができました。
対向車もほとんどなく、高速コーナーが連続する道でいわゆる快走路です。後半のスノーシェルターが沢山出てくるエリアが見通しが効かない+路面状況が変わることもあり少しトリッキーですが、全体的に走りやすいコース。たぶん、地元でもマイナーなルートかなと思うのですが、このあたりではおススメのコースと言えます。
ニセコパノラマライン
998号から、泊原発の横を抜けると、岩内町からニセコに続く「ニセコパノラマライン」があります。ここは998号とは違い、かなり有名だと思いますが、昨年は逆コース(ニセコから岩内町)で下ってきたので、今年は登りで走ってみました。昨年の曇り空でのダウンヒルに比べると、天気がいいこともあり(かつ上りなので安全マージンが高い)あふれる爽快感。さすが有名どころのコース、また走りに来たくなりました。
途中にハイキング用のビジターセンターもあるので、ここで一服するのもまたよし。展望台からの眺めもなかなかです。
ナイタイ高原牧場
いわゆるコーナーリングを楽しむ道ではなく、雄大な牧草地帯の景色をみながらのんびり走るのが楽しいコース。頂上の牧場に向けて家族連れのクルマもそこそこ走ってくるので、自ずとゆっくりペースになりますが、それがいいコースです。ここは天気が良くないと感動が半減するので、今回も天気予報を見ながら最適なタイミングを狙ってました。北海道を走っていると、ついついオーバーペースになりがちですが、ここはのんびり走る楽しさを思い出すにもいいコースですよ。
襟裳岬(へ続く道)
これも、スピードより雰囲気を楽しむコース。今回の旅でどうしても行きたかったのが、未踏の地、襟裳岬。この日は天気も悪く、8月にもかかわらずグリップヒーターのスイッチを入れる+防寒着をホームセンターで購入するほど寒かったのですが、そらがまた最果て感を出してましたねー。岬についてからの景色も雄大です。室蘭の地球岬より、水平線の丸さを体感できるような。
が、地図でみるとワインディング感がないですね。。。 体感的にはアップダウンもありながらのワインディングのイメージだったのですが。
ちなみに、この襟裳岬から帯広方面に抜ける時に走る「黄金道路」もいいコースでした。こんどはもっと天気の良い時に走りたい。
全線ワインディングというわけではないのですが、阿寒湖からの双岳台を抜ける峠越えの道(阿寒横断道路)、弟子屈から摩周湖に上がり、北海道らしからぬタイトコーナーで下ってくる道道52号、そして屈斜路湖を見下ろす藻琴山展望台まで駆け上がる道道102号をつないだ、タイプの違う峠を満喫できる全長80kmに及ぶコース。有名どころの湖3つを制覇できる観光コースでもあります。北海道ツーリング中は、移動距離も長いのでこのコースも1日のなかの一部でしかないですが、結構オナカ一杯になりますよ。
今回は、「霧のない摩周湖」も拝めました。
もちろん、直線路も
広大な北海道ですので、ワインディングだけというわけには行きません。たとえば有名な斜里町の「海に続く道」とか、
お約束の開陽台に続く直線路も、
釧路湿原では初のダート走行も。
北海道はいくらでも走るところがありますね。というわけで、来年もまた行きたい!
エフハチの評価
結局、北海道は
Day5: Start! pic.twitter.com/UDlbkhgKIB
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年8月2日
から始まり、
Day 10: Blue Pond. pic.twitter.com/TuORQyh91W
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年8月7日
までの6日間、約2,000km走ったことになります。昨年のカタナと比べると、旅の相棒としての完成度はかなり高いですね。個人的には
・燃料計&航続距離
・2気筒+大排気量ならではの扱いやすさ
・グリップヒーター装備(北海道は8月でも必要!)
というところが快適ポイントでしょうか。特に航続距離は、満タンで軽く300kmは走ってくれるので(400kmに届きそうなときも)、北海道でよくあるGS探しの不安からも解消されやすいです。去年のカタナは燃料計無しなので、よくタンクを揺すったりキャップを開けてみたりしながら、早め早めの給油だったので、結構ストレスもあったように思います。
そして、なにより走りの質感が高いですね。フロント、リヤとも、サスからの情報がちゃんと伝わってくるので、怖い思いをすることがほとんどありません。またブレーキもコントローラブルですし(さすがブレンボ!)。一点難点を上げると、積載量がどうしても足りないところですかね。これはそもそもこうしたスポーツバイクに求めるところではないので、そこを重視するなら車種変更を考えないといけません。また、2気筒は乗りやすいのですが、行く先々で4気筒のバイクに出会うと、やはりあの音はイイな、と思ってしまいます。というわけで、旅バイクとしても満足度の高いBMW F800Sですが、他の選択肢もいろいろと考えながらの北海道旅でした。来年は、どんなバイクで行くことになるのか、自分でも楽しみ、です。
エフハチとの夏休み (鈴鹿8耐~若狭路編)
昨年カタナで走った北の大地が忘れられず、ことしも北海道ツーリングに行ってまいりました。相棒は昨年の400カタナから、排気量倍増(400cc ->800cc)・気筒数半減(4気筒→2気筒)のエフハチ(BMW F800S)へと変更済。果たして、どんな旅になったのか。
きっかけはキング・ケニー
漠然と今年も北海道に行きたいと思いつつも、日程などをちゃんと決めていたわけではなかったのですが、ある日目に入ったのがこのニュース。なんとキング・ケニーが20年ぶりに日本を走るというではないですか。それも、あのTECH21 FZR750で!
生キング・ケニーを見られる機会も今後なさそうですし、久々に8耐観戦もいいなと思い早速観戦パスを入手。サーキット近くの宿も取れなさそうなので、サーキット内でキャンプ可能なチケットです。観戦中は電源、モニター完備のラウンジも使え、決勝レース前後にサーキットランもさせてくれるオマケ付き。
この8耐観戦から、そのまま北の大地を目指そうという計画です。
サーキットの週末
というわけで、7月最終の土曜日に、横浜の自宅を出発。一路鈴鹿へ!
高速使って休憩はさんで5時間くらいで鈴鹿サーキットに。ちょっと入口に迷いながらも、キャンプエリア到着
テント群の向こうは、すぐにサーキットという好立地です。
ついたころにはとっくに予選も終わっていて、コースはオープン状態。晩ご飯前に、1回目のサーキットランのタイミングがきます。コース上での出待ち風景。
皆さん、記念写真に余念がありません。ちなみに、集団でのパレード走行なので、ほんとにのんびりと流すレベルです。こちらは翌朝の(2回目の)パレードランの模様。ホントゆっくりなペースですが、鈴鹿の本コースを走れたのはいい記念になりました。
さて、決勝の日曜日、雨が少しパラパラ来る程度の曇り空で、いわゆる8耐っぽい灼熱の感じはありません。恒例のライダーが駆け寄るスタイルで、決勝スタート。
8耐といっても、観客側もじっと8時間耐久で観戦するわけではなく、いろんなブースで買いものしたり、トークショーを見たりと楽しめる場が沢山。また、歴代の8耐優勝車の展示などもあり、楽しめます。
優勝できなかった(トップを走りながらもリタイアとなった)TECH21 FZRも。
25年以上前に来た時より、残念ながら観戦者は減っている感じですが、その分ゆっくりと観戦できました。なんだかんだと、鈴鹿の全観戦ポイントをぐるり一周する感じで、(昼寝も交えながらの)のんびり観戦。
ゴールの時間が、近くなってきたので、ふたたびラウンジに戻ってその瞬間を待ちます。
結果はヤマハチームの3連覇でゴール! ウイニングランを終えた各車がゆっくりとメインスタンド前に戻ってきます。
25年前とちがい、スタンドの照明がキレイ。
今年もヤマハは強かったですね。カワサキがいいところまで行っていたので、来年あたり期待できるかも。ひそかに応援していたBMWは下位に沈んでしまいましたが、SBKの世界でのリザルトを見ても、そこは仕方がない気がしますね。
さて、レース終了後の渋滞を避けるために、表彰式等はみないで鈴鹿を後にします。この日の宿は大津なので、新名神で一気に移動。
大津は雨模様でしたが、本降りになる前に宿に到着。温泉でさっぱりした後、翌日の天気をチェックしながらうとうと。
若狭路を走る!
翌朝はいい天気に恵まれ、旅日和な感じ。
Day3 Start. pic.twitter.com/jTwe874qRg
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年7月31日
比叡山ドライブウェイから、琵琶湖沿いを北上して、敦賀、三方五湖と走り、北海道行のフェリーが出る敦賀を目指します。
若狭エリアをバイクで走ったのははじめてだったのですが、すごくいいですね! 前回行った山口の角島界隈といい、日本海のイメージが変わります。
一方で、原発関連施設の多さも目につくエリアですね。そのおかげ、なのか道路とか観光施設系の建物がきちんと整備されている感じ。
夕方には舞鶴に。「岸壁の母」で有名な引き揚げ船がついた桟橋跡に立ち寄ります。
港に行くと、遠くには護衛艦も沢山停泊中。
この写真の通り、舞鶴は「軍港の街」というイメージを持っていて、広島の呉のような賑わいを期待していたのですが、町はほとんどシャッター街でちょっとビックリ。これだけの自衛隊関連施設があっても、地方経済の衰退には歯止めがかからないんですね。
フェリーに乗る前に、なにか名物でも食べようと思っていたのですが、残念ながらチェーン店の天下一品くらいしか見つけられませんでした。昨年、北海道の夕張を見た時にもおもったのですが、これは地方の厳しい現実を見た気がします。
というわけで、早めにフェリー乗り場に移動。
フェリーでネットデトックス
今回のフェリーは半個室的な作りで快適。デッキから護衛艦を眺めながら出航です。
舞鶴港から小樽港までは、約20時間ほどの旅路。お風呂に入って、洗濯もして、Kindleで読書しても時間を持て余します。ネットもほぼつながらないので、ネットデトックスにもいい環境と言えるかも。
翌日の夕方ごろにようやく、北海道が見えてきます。このあたりでネット回復。
小樽港で下船、この時点で、もう夜の9時をまわっているので、この日はこのまま小樽泊。翌日からの北海道ツーリングに備えます。
Day4: ようやく小樽港着。 pic.twitter.com/8TerMFGG9d
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年8月1日
寝る前に、明日からの楽しい走りに思いを馳せつつ、サケとばの炙りで一杯。明日からガンガン走るぞー!
パラレルキャリア先が増えたら、ツーリング先が増えたハナシ
4月から福岡にお邪魔する機会が多くなりました。というのは、パラレルキャリア先として新たに福岡がベースの「ヌーラボ」にもジョインすることになったから、です。
これまで、九州はツーリング先に選択するには遠すぎて、唯一の機会が鹿児島出張の際にレンタルバイクで走った、指宿~開聞岳を回るコ―スのみ。
ですが、地図や雑誌で見ると九州っていいコースが沢山あるんですよね。というわけで、せっかく福岡に行く機会が多くなったので、ここを起点にレンタルバイクで、これまで行きたいと思っていたところを少しづつつぶすことに。
※平戸島の川内峠にて
最西端の駅、たびら平戸口へ
初回のツーリング先として、まず目標にしたのが最西端の駅として知られる「たびら平戸口」。実は、最南端、最北端、最東端の駅は、すべてバイクで制覇済だったんですよね。
<最南端:西大山駅>
<最北端:稚内駅>
<最東端:東根室駅>
というわけで、たびら平戸口を制覇すれば、4駅コンプリートになるわけで、かねがね行ってみたいと思っていたのでした。
今回借りたのは、カワサキのZRX1200 DAEG。オーバー1,000ccのネイキッドは初めての体験です。いろいろタイプの異なるバイクにのれるのも、レンタルのいいところ。
想像していたよりもずっと取り回しの軽いDAEGを駆って、福岡から唐津を経由して、玄界灘沿いに平戸方面を目指します。
途中、イカで有名な呼子の港で一休み。
海岸線をひた走ります。この日は、GWの最終日だったのですが、渋滞の気配は全くなく、すごく走りやすいコ―ス。天気がよかったのもありまうすが、福岡から走るにはおススメです。3時間ほどで、目的にたびら平戸口の駅に。これで、所定のミッションはコンプリートです。
ちなみに、いまはたびら平戸口駅は第三セクターでJR扱いではないので、JRだと佐世保駅が最西端の駅扱いのようですね。
この日は、そのまま平戸島に渡って宿泊。江戸時代の交易の場所なので、ザビエルゆかりの教会もありましたよ。
ライダー天国、生月島
翌朝は、更にその先にある生月島へ。特にサンセットウェイは、自動車のCMなんかにもよく使われる快走路と聞いていて、一度走ってみたいと思っていたのでした。
有名な大バエ灯台に到着。
人がぜんぜんいません。
灯台からの戻り道で、サンセットウェイに。
生月島は、ワインディング具合や景色など、道そのもののポテンシャルが高いのですが、交通量も凄くすくないので、更にいい道感が増します。この日は福岡に早めに戻る行程だったので、あまり長居できなかったのですが、時間がある人は、平戸島も含めて走り込むとすごく楽しいエリアだと思います。帰りは佐世保経由。途中、久留米ラーメンの名店、丸星ラーメンをいただいて福岡へ。
高速を使うと、佐世保から福岡はすごく近いですね。今度は佐世保、長崎、島原方面のツーリングも企画してみたいです。
山陰の絶景道、角島大橋へ
7月にも、福岡からのレンタルバイクでのツーリングを実施。日帰りでしたが、福岡にいる知人といっしょにアメリカンを借りてのグループツーリングです。知人はハーレー、私はヤマハの新型クルーザー、BOLTを選択。
いつものレンタル屋で出発前にパチリ。
今回は、九州を抜けて、山口県へ。絶景道でよく紹介される角島大橋を目指します。
関門橋。いつも新幹線(トンネル)でしか関門海峡は渡ったことないので、関門海峡をちゃんと見たのは初めてです。すごく近いんですね。
本州に渡ったら、日本海側に抜けて、角島を目指します。クルーザーで流して走るにはいい感じ。そして、2時間も走らないうちに、角島大橋に到着。
砂浜とか海の色とか、いわゆる「日本海」のイメージとはだいぶ違いますね。
橋の途中で、一時停止できる撮影ポイントも。素敵です。
角島も、関東から自走することを考えると、かなり時間的にゆとりがないとなかなかいけないエリアですが、福岡からだと半日コース。これはとても楽ですねー。次は秋吉台とかも行ってみたい。
で、福岡で何しているの?
バイクはあくまでも余暇ということで、ちゃんと仕事していますよ。ヌーラボではアドバイザー的なポジションなので、自分で実行することより、若いチームに対してサポートすることのほうが多いですが、メンバーが優秀なこともあり、着々と結果を出してくれてます。
福岡でスタートした Backlogという製品のコミュニティ( #JBUG )も東京をはじめ、各地で展開予定ですので、Backlogをお使いの方とかいれば、ぜひお近くの会合にお越しください!
A Beautiful Sunday!
4月の最終日曜日はすばらしく爽やかな天気でした! そのうえ、GW中にもかかわらず渋滞もあまりなくバイク日和な1日。運よく、朝からバイクで出かける予定があったので、まる1日楽しんできました。まさにIt's a Beautiful Sunday!
箱根で朝練!
天気がここまで良くても、朝から出かけてないと1日満喫することは難しいわけですが、幸いにも「朝練」と称して、朝の箱根に走りに行く予定が入っていました。(ホントにラッキー!)
というわけで、朝の6:30には家をスタート。東名横浜青葉ICから圏央道で西湘バイパス方面へ抜けるルートで集合場所のターンパイク入口へ。天気がいい日は小田厚経由より、断然西湘バイパス経由が気持ちいいです。
西湘バイパスに入ると、朝日が輝く海を左手に走ります。今日は特にいい塩梅でした。
最近、バイクにアクションカメラを付けて色々試してみているのですが、今回初めて「後ろ向き」に設置してみました。
こんな感じ。
試し撮りで、西湘PAからターンパイク入口まで撮ってみました。結構面白い絵になります。今度大人数で走る時に使ってみると楽しそう。
待ち合わせ場所では、既に朝練メンバーが待ってました。BMW×3、DUCATI×1の4台で大観山を目指します。
よくあるターンパイクをそのまま上がるコースではなく、一旦国道に降りて、そこから旧国道一号線で駆け上がるルートが、今回の朝練コースです。
ちなみに、昨年に東海道53次を自転車で走破したのですが、その時の箱根越えのコースがまさにこの旧国道一号。自転車の時は数時間かけて上ったルートを十数分で駆け上がります。ここはタイトコーナーが多いので、「練習」するには確かにいいコースです。加重を意識しながら(意識だけで、ちゃんとできていたわけではない)大観山まで上がると、芦ノ湖越しにキレイな富士山が!
ここで富士山を眺めながらの贅沢なコーヒータイムです。で、話題はもちろん新型バイクについて。最近バイク買い換えたばかりの人が多いのに、もう次のバイク選びのハナシになってしまうところは、オトコはいつまでたっても成長しませんね。
一路、富士スピードウェイへ
さて、この日の朝練コースは大観山で一旦終了。このあとは、朝練組と別れて、富士スピードウェイを目指します。というのは、雑誌のモーターファン主催のイベント:モーターファンフェスタが富士スピードウェイで開催しているので、これに寄ってから帰ろうというプランです。
国内外メーカーのクルマやバイクの展示だけでなく、ピットウォークやデモランも見られるという盛り沢山なイベントなのに、なんと入場料無料(!!)という太っ腹企画。
カリキュラム自体は、昨年秋に鈴鹿まで見に行ったSound of Engineとも似た構成ですね。
あちらは内容ももっと豪華ではありますが、チケット代もそれなりにします。。。 ので、コスパ的にはこちらのイベントが圧倒してる感じです。
富士スピードウェイまでは、大観山からだと芦ノ湖スカイライン経由で、富士山の雄大な姿を眺めながら走れる快走路ですね。途中で何度か富士山をバックにパチリ。
のんびり走っても、11時頃には富士スピードウェイに到着するゆとりの行程です。
富士スピードウェイからも、その名にふさわしく雄大な富士山が。
サーキットの休日
到着早々、知り合いにばったりと。家族連れでいらっしゃってましたが、クルマ好きのお子さんがいる家庭にはうってつけのイベントですねー。
日本はモータースポーツは永らく眉をひそめて見られる世界だった時期が長かったように思います。バイクも「三ナイ運動」とかありましたし。国内ではバイクが売れなくなって久しいですが、マーケット創造と真逆の施策が行われていたらこうなるのも当たり前ですよね。
逆に、子供のころからこうやって休日にサーキットに連れてこられると、市場的にも変わってくるように思いますね。ピットウォークでは、F1から昔のツーリングカーまで見られますし、実際のレースカーの音やスピードを体感するのは、子供にはすごく面白い経験になるかと。市販車のアピールの場としてももちろん効果的なので、子供へのブランド訴求にもいい場であることは間違いなし。この手のイベントはどうしてもクルママニアの比率が高くなりますが、「家族で来れる休日イベント」としてプロモーションしたほうがいいんじゃないかな、とも。
来年も同じイベントがあるようだったら、ウチも家族で行ってみたいなと思いました。あと、こんなサーキットが、都心から1時間ちょっとでいける、というのも東京は恵まれたロケーションですね。
会場では、国産各メーカーによるバイクの試乗会も。ここでも、知り合いが噂のヤマハ・トリシティを試乗してました。乗った感想だと3輪という感じはなく、まったくの2輪車のハンドリングのようですね。これでもっと排気量が大きい+DCTなモデルが出るとツーリングによさそうな気がしますね。「断念ライダー」もうまく取り込める商品になるのではと思います。
写真は試乗車なのに、トリシティの限界を探って車体を傾けている知り合いの図。
帰りは久々の道志みちで
さて、渋滞が始まる前に帰ることにします。時間優先なら、このまま高速にのるのが定番ですが、富士山があまりにもキレイだったので、山中湖経由で、道志みちから帰ることにしました。考えてみたら、道志みちを走るのは5年ぶり位かも。
山中湖側からの富士山もいい感じです。
道志みちもそんなに混まずに、適度に流せるペースで、朝練後のクールダウンにはいい感じ。そのまま圏央道~東名で、横浜青葉ICまで戻ってきました。帰りに宮ケ瀬湖まで入れてたら完璧だった気もしますが、もう少し走りたい位がちょうどいいですね。
ルートはこんな感じ。
ざっくり200kmちょっと。早起きのおかげで、走りも、景色も、モータースポーツも満喫な休日になりましたよ。次はツインリンクもてぎあたりにも行ってみたいですね。
バイクとドローンと秘密基地 -- Rider's Garage ミートアップ!
ひと月ほど前になりますが、Rider's Garageの初回ミートアップで、千葉までバイクを飛ばしてきました。ミートアップ場所はバイカーズカフェとしてはある種理想的な環境にあるCafe Club Bigone 風の村。バイク乗りの方以外には、あまり知られてないかなー、と思いますが、ロケーションといい、たたずまいといいオトナの秘密基地的ところです。で、今回はバイクだけでなく、ドローンも投入しての盛りだくさんなミートアップになりました!
秘密基地に集合!
当日は1月にしては割とあたたかな陽気で天気も上々。海ほたるで一緒に行く方(ゼファー750乗り)と待ち合わせ、千葉に向かいます。
会場のカフェへは道もちょっとわかりづらいうえに、入り口も看板を見落としやすいです。実際、この日も一回場所をロストしちゃいました。
こちらのゲートから入ります。
バイク用に舗装された道を、奥に進んでいきます。
既にミートアップ参加者が集まり始めてました。
自己紹介もそこそこに、そこかしこでバイク談義がスタートします。この感じが、バイク系のミートアップのいいところ。お互いの名前やバックグラウンドを知らなくても、「バイク好き」という共有のコンテキストで簡単に会話が始まりますね。
Rider's Garageって?
今回の会合は、Rider's Garage主催ということなのですが、そもそもRider's Garageとは何か? わかりやすく言うと「バイク用品のメルカリ」的なサービスです。
従来のオークションのように高値を付けて競り落とすのではなく、出品者が提示した価格でよければすぐに購入(落札)できる仕組みで、スピーディーですし、競り特有の駆け引きも必要ありません。バイクは販売台数が伸び悩む市場ではあるのですが、自分も含め40歳前後でのリターンライダーが多く、比較的購買力がある層が増えてきている感じなので、カスタムしたいニーズも多いはず。Rider's Garageは通常のフリマやオークションと異なり、「バイク関連用品」に絞った流通になっているので、適切なカスタマー同士が出会える場になっています。
やりとりはスマホアプリだけで簡単に行えます。2017年2月現在、iOS版のみですが、バイク乗りの皆さんはぜひ一度見てみていただけると!
ガラパゴス化している日本のバイク市場と免許制度
実際にデータで見ると、バイクの国内販売台数は急激に落ち込んできたことが分かります。
これを見ると、いわゆる原付=スクーターの落ち込みがすごいですね。最近ホンダさんとヤマハさんがスクーターの共同生産について発表がありましたが、業界2位のヤマハさんでもさえ、50ccのスクーターの開発・生産が負担になっているんだろうな、と感じます。日本では原付スクーターはメジャーな存在ですが、実質日本でしか通用しない「ガラパゴス規格」なので、世界市場を考えるとビジネスにならないんだろうなと思います。
ガラパゴスといえば、日本の400ccで区切られる免許制度にも問題ありそうです。世界基準でいうとミドルクラスのバイクは600cc前後なので、それより200ccも排気量の少ない400ccの中型バイクも、実質日本でしか売れないガラパゴス規格です。
国内のバイク販売の全体数字は2010年ごろまでで下げ止まり、横ばいに推移しています。この中で250cc以上の販売台数が少し数字を戻してきていますが、ここでも400ccの足枷が外れれば、もっと数字が回復するのではないでしょうか?
現状の
- 原付(普通免許に付属):50cc未満
- 小型二輪:125cc未満
はそのままに、125~400cc と400cc以上の2段階の免許区分をやめて
- 普通二輪:125cc以上
として、現在400cc未満に限定されいる、いわゆる「中免ライダー」を自動的に限定解除に昇格すれば、世界で流通している魅力的な600~800ccくらいのモデルがもっと売れるでしょうし、国産メーカーも、日本でしか売れない(しかも数もはけない)ガラパゴスな400ccモデルを提供する呪縛から解放されて、一石二鳥だと思うんですけどね。そもそも、乗りたいバイクがなければリターンライダーも増えないわけで、免許制度での400ccの呪縛を解くのが一番効果ありそうに思うわけです。
バイク弄りが楽しくなるコミュニティを
....ガラパゴス話をすると、いろいろ書きすぎてしまいますが、免許制度が改訂されなくても購買力がそこそこあるリターンライダーが400cc以上の大型バイクを求めているのは明白な感じで、ここで新しいバイク用品の流通のみならず、バイクのあるライフスタイルも共有できるようなコミュニティがあると、長く乗り続けられる環境ができてくるのではということです。
リターンライダーには、かつてあこがれた80年代~90年代のいわゆる「旧車」を探して乗っている人も多く(私も最近まで乗っていたのは20年落ちのカタナでした)、この維持のためには、新品パーツというわけにはいかないものも多く、外装品を含めオークションやフリマに頼らないとパーツが手に入らない人も多いのが現状です。
また、新車でリターンした人も、新たにカスタムしたりパーツを新調したりする時に、取り外したパーツを「お金に換えて処分」できるのであれば、もっとパーツの流通が進むはすです。手元にパーツが残っていると、新しいパーツを買うのが家庭の事情的にはやりにくいんですよね。古いパーツが処分できれば、家庭内稟議も通しやすくなり、新しいパーツも入手しやすくなるわけで。。。
長らくバイクから遠ざかっていた人は、自分も含め、どこをどう弄っていいのかもよくわからなかったりしますよね。これもコミュニティを通じてパーツ流通だけでなく、安全な弄り方についても共有できると、もっといろいろ試したくなるんじゃないかと。
データを見ると、バイク購入者の年齢は結構高いので、きっかけがあればバイクを弄りたい人も多いはず。
残念ながら、そのサイクルがまだ十分ではないように思いますので、そのあたりRider's GarageのようにCtoCのマーケットプレイスとコミュニティで実現できるモデルがあると、個人的にも凄くいいなと思うわけです。
もちろん、リターンライダーだけでなく、ずっと乗り続けている方や、これまで乗る機会がなかった「断念バイカー」(注:ヤマハさん命名)の方にとっても、こうしたマーケットプレイスやコミュニティがあることはプラスになるんじゃないかな、と。
今回のミートアップは、このあたりの仮説が正しいかを、皆さんにヒアリングする場としても実施したわけですが、興味深いフィードバックをたくさんいただきました。いただいたご意見は、今後サービスにも活かしていければと思っています。
ヒアリングは、カフェ自慢のハンバーガーをいただきながらのランチミーティング形式で! ここのカフェのハンバーガーはボリューム満点でおススメですよ。
ドローンエバンジェリスト登場!
この日は、特別ゲスト的にIT業界では「エバンジェリスト養成講座」でおなじみの西脇さんにお越しいただきました。
自社製品のみならず、最近はドローンのエバンジェリスト的にも活躍されている西脇さんですが、今回は愛機DJIを持ち込んでいただき、ミートアップの様子をドローンで撮っていただきました
バイクの前でホバリング中のドローン。安定しています。
高度を一気に上げていくと
あっという間に、この高さまで。かなり速い!
ドローンの操縦はこんな感じ、ドローンからのカメラの画像と、実際のドローン位置を把握しながらの操縦で、特に動くものを撮影するにはスキルが必要そうです。
ありがたいことに、バイクの走行シーンもドローンで撮影いただきました。動画だけみると簡単そうですが、撮影にはかなりテクニックが必要なのが分かりました。なぜ「ドローン撮影」 ができる人に最近仕事が集中しているのかが分かった気がします。
こちらがドローンからの撮影風景。これだけ見ると簡単そうですが
こちらがドローンがバイクを追っている動画。 カメラで移動するバイクをとらえながら操縦するのはかなり難しそうです。
こちらも地上撮影と空撮の違い。一足先にお帰りになるカタナ愛好会の皆さんの出発シーン。
地上撮影編
ドローン空撮編
最後に西脇さんも入れてパチリ。西脇さん、次回はバイクでの参加をお待ちしております!
今回のミートアップ参加者の皆さんには、作ったばかりのRider's Garageのステッカーもお配りしました。ライダーの方であれば、私に会ったときに行っていただければ、このステッカーを差し上げますよ。
オフィスも秘密基地的なRider's Garage
そうそう、Rider's Garageのオフィスも、オトコのコ的には秘密基地的なたたずまいです。こんな感じに、オフィスの中にバイクを入れられる「ガレージオフィス」です。これまで自分がかかわったオフィスの中でも、もっとも理想的なオフィスの一つですね!
興味あるメディアの方がいれば、取材とかアレンジできると思いますので、ご連絡ください!
VR居酒屋... ではなく、VR体験座談会をやってみた話
先日、渋谷某所にて流通、小売り系の方々を中心にVRを体験して、その使いどころを皆で考える「VR体験座談会」を開催しました。当初想定より大幅に盛り上がったので、その模様を。
仮想化から仮想現実へ
先月のエントリーでお伝えしたとおり、AWS後のキャリアとしてパラレルキャリアの道に進んだわけですが
ここで選択した分野の一つがVR。仮想化(クラウド)から、仮想現実(VR)へとキャリアを進めることになりました。実際にVRの普及に携わるようになってから感じたことがVRという言葉は知っていても、実際のVR体験をしたことがない人が多いこと。
具体的には、VRって聞くと、こんな風に「VRゴーグルを付けている人」のイメージ(注:必ず口があいている)はすぐに思い浮かぶようなのですが
実際にゴーグルの中ではどういうものを見えるのか、については理解が少ない感じですよね。
これって、5~6年前のクラウドの状況とすごく似ていると思うわけです。で、こういう新しい概念やサービスは、実際に体験したり、使っている人の声を聴かない限り、なかなか「自分ゴト」として捉えられないわけで。。。で、そんな状況を打破すべく、VRに興味がある、かつ比較的同じ属性の方々(小売り、流通でのデジタル施策を考えているエラい人)にお集まりいただき、実際にVR体験をしていただき、疑問点の解消や使いどころのアイデアなどについてディスカッションする「VR体験座談会」を開催してきました。
実際にVRを「体験」
というわけで、2月のとある日の夜、渋谷某所にて。。。
当日は、20名を超える好奇心旺盛な方々にお集まりいただきました。ホントに多忙な皆さまなのに、お時間をいただけて感謝です。まずは、参加者の自己紹介からスタート!
オジマ氏が仕掛ける #VR座談会 に潜入中〜〜!
— Mariko Nishimura (@mariroom) 2017年2月23日
VRのマーケティング利用についてスーパーマーケットから大手百貨店さんと一緒に考えて行きますよ! @hide69oz pic.twitter.com/5u2nwQsgRa
VR体験のポイントや使いどころについても解説していきます。実際に、参加者の方にもVR体験していただきながら進行。どんな状況なのか、周りの人に実況中継しながら仮想現実体験の共有をしていきます。
なかには、VR体験だけでなく、座談会中にVR作成ツール側を試す人も。クラウドを使ったVR制作環境なので、手元にPCとネットワークさえあれば、すぐに開始できます。ちなみに、かつてDreamWeaverやFlashを触った人なら、かなりピンとくる使い勝手かも。
InstaVRのワークスペースってかつてのFlashみたいだよね。と @sato_shi が言うので早速InstaVRログインして使ってみた。やばい、楽しい。まずRICOH THETA買ってきて360度映像撮るところから始めるわ!! #VR座談会 w/ @hide69oz pic.twitter.com/xU2fBZ9SBP
— Mariko Nishimura (@mariroom) 2017年2月23日
VRというと、いままでは映像系、写真系のバックグラウンドをもつ制作者のかたが多かったのですが、このInstaVRを使うといわゆるWeb系の人も、VRコンテンツを大量生産=安く、早く、簡単に作れる環境を用意できると思います。
技術でなく、エコシステムが重要
VRと聞くと、なんだか新しい技術のように聞こえますが、特殊機材を使った360°動画や、特定施設でのシミュレーション、ゲームのようなものは以前からありました。ですが、それが「特殊な」環境に閉じこもっている限りはエコシステムが大きくならず、普及やイノベーションが起きないわけです。例えば、昨年PPAPが大流行したわけですが、もし映像がまだ特殊なカメラを要求し、公開のためには映画館やTV放送が必要な時代だったら、PPAPのような「イノベーション」は起きなかったわけです。映像制作と配信のコストが限りなく小さくなった現代だからこそ、そのような経済的インパクトのあるクリエイションができるわけですよね。VRも同じように、制作コストや視聴環境にかかるコストが極小化していくのが必須なわけで、そのためには、VRに対する需要(発注者の数)、供給(制作者の数)、そしてそれを満たす(リーズナブルな)技術の3つが必要なのかな、と。この座談会で話されたビジネスアイデアは全部は公開できないんですが、熱気のあるディスカッションを見る限り、需要は確実に大きくなると確信しました。なので、それにこたえる供給者と技術のエコシステムが欠かせないですね。
ちなみに、昨今のAI、IoT、VR/AR/MRの高まりは、クラウドコンピューティングによって創造されたエコシステムが、モバイルとビッグデータのエコシステムを創り出し、その延長線上にあるものだと思っています。どの製品、技術が勝利するかは別にしても、このAI、IoT、VR/AR/MRへの流れは「不可避」な流れなのではないでしょうか?
こちらは、最近の自分のプレゼンでよく使っているスライド。自分の中では、こうした不可避な流れのイメージになっています。
そして、VR居酒屋へ
実際の事例も紹介しながら、2時間の座談会はあっという間に時間切れ。場所を懇親会場に移して、熱気ある議論が続きます。
2次会は、渋谷にあるセンベロの名店「バッハ」。地下から4階まで、ぜんぶバッハです。
アルコールと優良なVRコンテンツで、場はどんどんと白熱。
いろんなVRギミックも紹介
今回、初顔合わせのかたも多かった会ですが、コンテキスト(バックグラウンドやVRへの興味)が近かったこともあり、ディスカッションもかなりの熱量だったと思います。VRとは何?、から、VRをいつ?どこで?やるか、というところに発想が移った人も多かったかと。もし、自分の業界でもVR体験座談会をやってみたい、ということでしたらぜひお声がけください。VRゴーグル持参で伺いますよ!
この流通、小売り業界向けのVR体験座談会も2回目を企画しますので、今回参加された皆さまもぜひお楽しみに!