マーケティング、エバンジェリズム、ときどき旅。

ホントに自分がなりたいのはマーケターかエバンジェリストか、はたまた旅人なのかを徒然に書いていくブログです。

エフハチとの夏休み (鈴鹿8耐~若狭路編)

昨年カタナで走った北の大地が忘れられず、ことしも北海道ツーリングに行ってまいりました。相棒は昨年の400カタナから、排気量倍増(400cc ->800cc)・気筒数半減(4気筒→2気筒)のエフハチBMW F800S)へと変更済。果たして、どんな旅になったのか。

 

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 きっかけはキング・ケニー

漠然と今年も北海道に行きたいと思いつつも、日程などをちゃんと決めていたわけではなかったのですが、ある日目に入ったのがこのニュース。なんとキング・ケニーが20年ぶりに日本を走るというではないですか。それも、あのTECH21 FZR750で!

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生キング・ケニーを見られる機会も今後なさそうですし、久々に8耐観戦もいいなと思い早速観戦パスを入手。サーキット近くの宿も取れなさそうなので、サーキット内でキャンプ可能なチケットです。観戦中は電源、モニター完備のラウンジも使え、決勝レース前後にサーキットランもさせてくれるオマケ付き。

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この8耐観戦から、そのまま北の大地を目指そうという計画です。

サーキットの週末

というわけで、7月最終の土曜日に、横浜の自宅を出発。一路鈴鹿へ! 

高速使って休憩はさんで5時間くらいで鈴鹿サーキットに。ちょっと入口に迷いながらも、キャンプエリア到着

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テント群の向こうは、すぐにサーキットという好立地です。

ついたころにはとっくに予選も終わっていて、コースはオープン状態。晩ご飯前に、1回目のサーキットランのタイミングがきます。コース上での出待ち風景。

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皆さん、記念写真に余念がありません。ちなみに、集団でのパレード走行なので、ほんとにのんびりと流すレベルです。こちらは翌朝の(2回目の)パレードランの模様。ホントゆっくりなペースですが、鈴鹿の本コースを走れたのはいい記念になりました。

 


2017_8耐_サーキットパレードラン

さて、決勝の日曜日、雨が少しパラパラ来る程度の曇り空で、いわゆる8耐っぽい灼熱の感じはありません。恒例のライダーが駆け寄るスタイルで、決勝スタート。


2017_8耐スタートシーン

 

8耐といっても、観客側もじっと8時間耐久で観戦するわけではなく、いろんなブースで買いものしたり、トークショーを見たりと楽しめる場が沢山。また、歴代の8耐優勝車の展示などもあり、楽しめます。

 

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優勝できなかった(トップを走りながらもリタイアとなった)TECH21 FZRも。

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25年以上前に来た時より、残念ながら観戦者は減っている感じですが、その分ゆっくりと観戦できました。なんだかんだと、鈴鹿の全観戦ポイントをぐるり一周する感じで、(昼寝も交えながらの)のんびり観戦。

ゴールの時間が、近くなってきたので、ふたたびラウンジに戻ってその瞬間を待ちます。

結果はヤマハチームの3連覇でゴール! ウイニングランを終えた各車がゆっくりとメインスタンド前に戻ってきます。


2017_8耐ゴールシーン

25年前とちがい、スタンドの照明がキレイ。

今年もヤマハは強かったですね。カワサキがいいところまで行っていたので、来年あたり期待できるかも。ひそかに応援していたBMWは下位に沈んでしまいましたが、SBKの世界でのリザルトを見ても、そこは仕方がない気がしますね。

 さて、レース終了後の渋滞を避けるために、表彰式等はみないで鈴鹿を後にします。この日の宿は大津なので、新名神で一気に移動。

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大津は雨模様でしたが、本降りになる前に宿に到着。温泉でさっぱりした後、翌日の天気をチェックしながらうとうと。

若狭路を走る!

翌朝はいい天気に恵まれ、旅日和な感じ。

比叡山ドライブウェイから、琵琶湖沿いを北上して、敦賀三方五湖と走り、北海道行のフェリーが出る敦賀を目指します。

若狭エリアをバイクで走ったのははじめてだったのですが、すごくいいですね! 前回行った山口の角島界隈といい、日本海のイメージが変わります。

一方で、原発関連施設の多さも目につくエリアですね。そのおかげ、なのか道路とか観光施設系の建物がきちんと整備されている感じ。

夕方には舞鶴に。「岸壁の母」で有名な引き揚げ船がついた桟橋跡に立ち寄ります。

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港に行くと、遠くには護衛艦も沢山停泊中。

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この写真の通り、舞鶴は「軍港の街」というイメージを持っていて、広島の呉のような賑わいを期待していたのですが、町はほとんどシャッター街でちょっとビックリ。これだけの自衛隊関連施設があっても、地方経済の衰退には歯止めがかからないんですね。

フェリーに乗る前に、なにか名物でも食べようと思っていたのですが、残念ながらチェーン店の天下一品くらいしか見つけられませんでした。昨年、北海道の夕張を見た時にもおもったのですが、これは地方の厳しい現実を見た気がします。

 というわけで、早めにフェリー乗り場に移動。

フェリーでネットデトックス

 今回のフェリーは半個室的な作りで快適。デッキから護衛艦を眺めながら出航です。

 

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舞鶴港から小樽港までは、約20時間ほどの旅路。お風呂に入って、洗濯もして、Kindleで読書しても時間を持て余します。ネットもほぼつながらないので、ネットデトックスにもいい環境と言えるかも。

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翌日の夕方ごろにようやく、北海道が見えてきます。このあたりでネット回復。

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小樽港で下船、この時点で、もう夜の9時をまわっているので、この日はこのまま小樽泊。翌日からの北海道ツーリングに備えます。

寝る前に、明日からの楽しい走りに思いを馳せつつ、サケとばの炙りで一杯。明日からガンガン走るぞー!

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