マーケティング、エバンジェリズム、ときどき旅。

ホントに自分がなりたいのはマーケターかエバンジェリストか、はたまた旅人なのかを徒然に書いていくブログです。

エフハチとの夏休み (北海道編)

昨年に引き続きの、北海道ツーリング。いったん西(鈴鹿)に向けて走ったあと、舞鶴からのフェリーで小樽入り。昨年走らなかったエリアを埋めながら走ります。

去年は、北海道のスケールの大きい直線路に感動して、まっすぐ系を選んではしってましたが、今回はクネクネ系を重視したコース選定を。とはいえ、変化しやすい天気ということもあり、毎日天気予報を見ながら、雨を避けて行先を決める走る気まま旅、です。

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今回のワインディング 5選

というわけで、今回の旅ではしったクネクネ系の道で、個人的に良かったところをピックアップしてみました。

道道998号線

北海道上陸の翌日に一番に走ったのがココ。小樽から積丹方向に走り、古平町から神恵内村までショートカットするコースです。普通なら、積丹の岬を回って「積丹ブルー」を堪能するところですが、ここは昨年満喫していたので走り優先のコース取りができました。

対向車もほとんどなく、高速コーナーが連続する道でいわゆる快走路です。後半のスノーシェルターが沢山出てくるエリアが見通しが効かない+路面状況が変わることもあり少しトリッキーですが、全体的に走りやすいコース。たぶん、地元でもマイナーなルートかなと思うのですが、このあたりではおススメのコースと言えます。

 

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ニセコパノラマライン

998号から、泊原発の横を抜けると、岩内町からニセコに続く「ニセコパノラマライン」があります。ここは998号とは違い、かなり有名だと思いますが、昨年は逆コース(ニセコから岩内町)で下ってきたので、今年は登りで走ってみました。昨年の曇り空でのダウンヒルに比べると、天気がいいこともあり(かつ上りなので安全マージンが高い)あふれる爽快感。さすが有名どころのコース、また走りに来たくなりました。

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途中にハイキング用のビジターセンターもあるので、ここで一服するのもまたよし。展望台からの眺めもなかなかです。

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ナイタイ高原牧場

いわゆるコーナーリングを楽しむ道ではなく、雄大な牧草地帯の景色をみながらのんびり走るのが楽しいコース。頂上の牧場に向けて家族連れのクルマもそこそこ走ってくるので、自ずとゆっくりペースになりますが、それがいいコースです。ここは天気が良くないと感動が半減するので、今回も天気予報を見ながら最適なタイミングを狙ってました。北海道を走っていると、ついついオーバーペースになりがちですが、ここはのんびり走る楽しさを思い出すにもいいコースですよ。

 

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襟裳岬(へ続く道)

これも、スピードより雰囲気を楽しむコース。今回の旅でどうしても行きたかったのが、未踏の地、襟裳岬。この日は天気も悪く、8月にもかかわらずグリップヒーターのスイッチを入れる+防寒着をホームセンターで購入するほど寒かったのですが、そらがまた最果て感を出してましたねー。岬についてからの景色も雄大です。室蘭地球岬より、水平線の丸さを体感できるような。

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が、地図でみるとワインディング感がないですね。。。 体感的にはアップダウンもありながらのワインディングのイメージだったのですが。

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ちなみに、この襟裳岬から帯広方面に抜ける時に走る「黄金道路」もいいコースでした。こんどはもっと天気の良い時に走りたい。

阿寒湖~摩周湖屈斜路湖

全線ワインディングというわけではないのですが、阿寒湖からの双岳台を抜ける峠越えの道(阿寒横断道路)、弟子屈から摩周湖に上がり、北海道らしからぬタイトコーナーで下ってくる道道52号、そして屈斜路湖を見下ろす藻琴山展望台まで駆け上がる道道102号をつないだ、タイプの違う峠を満喫できる全長80kmに及ぶコース。有名どころの湖3つを制覇できる観光コースでもあります。北海道ツーリング中は、移動距離も長いのでこのコースも1日のなかの一部でしかないですが、結構オナカ一杯になりますよ。

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今回は、「霧のない摩周湖」も拝めました。

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もちろん、直線路も

広大な北海道ですので、ワインディングだけというわけには行きません。たとえば有名な斜里町の「海に続く道」とか、

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お約束の開陽台に続く直線路も、

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釧路湿原では初のダート走行も。

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北海道はいくらでも走るところがありますね。というわけで、来年もまた行きたい!

エフハチの評価

結局、北海道は

から始まり、

までの6日間、約2,000km走ったことになります。昨年のカタナと比べると、旅の相棒としての完成度はかなり高いですね。個人的には

・燃料計&航続距離

・2気筒+大排気量ならではの扱いやすさ

・グリップヒーター装備(北海道は8月でも必要!)

というところが快適ポイントでしょうか。特に航続距離は、満タンで軽く300kmは走ってくれるので(400kmに届きそうなときも)、北海道でよくあるGS探しの不安からも解消されやすいです。去年のカタナは燃料計無しなので、よくタンクを揺すったりキャップを開けてみたりしながら、早め早めの給油だったので、結構ストレスもあったように思います。

そして、なにより走りの質感が高いですね。フロント、リヤとも、サスからの情報がちゃんと伝わってくるので、怖い思いをすることがほとんどありません。またブレーキもコントローラブルですし(さすがブレンボ!)。一点難点を上げると、積載量がどうしても足りないところですかね。これはそもそもこうしたスポーツバイクに求めるところではないので、そこを重視するなら車種変更を考えないといけません。また、2気筒は乗りやすいのですが、行く先々で4気筒のバイクに出会うと、やはりあの音はイイな、と思ってしまいます。というわけで、旅バイクとしても満足度の高いBMW F800Sですが、他の選択肢もいろいろと考えながらの北海道旅でした。来年は、どんなバイクで行くことになるのか、自分でも楽しみ、です。