この記事は、CLS高知 Advent Calendar 2024 33日目の記事です。
皆さん、映像の世紀・バタフライエフェクトは好きですか? 割と私はよく見るのですが、モノゴトって、ほんとにちょっとしたキッカケが、後に大きな変化につながることが多いですよね。
バタフライエフェクト(効果):「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」ことを意味する言葉である。日本のことわざでは、『風が吹けば桶屋が儲かる』(一見関係のないようなことが、意外なところに影響を及ぼす)と類似している。
出典: https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-20918.html
これだけ見ると、単なる成り行きの連鎖のようにも取れますね。が、成り行きだけだと、人生面白くないわけで、そこにいろんな人の意思=Willががあるから面白い。今日は、そんなWillの連鎖で、最終的に高知が燃えている(笑)お話を。
Back to 2006:「30分時間をください」
2005年に、当時所属していたAdobeがMacromediaを買収発表、その年の年末に、MacromediaのFlex(後にAdobeで私が担当することになる製品)のユーザーコミュニティ(Flex User Group:FxUG)の立ち上げをしていた、クラスメソッド社長の横田さんと出会い、私の企業コミュニティとの関わりがスタートしたわけですが、正直その時点では、コミュニティ×マーケティングをちゃんと理解していたり、それほど熱量をもって取り組んでいたわけではありませんでした。
その当時、プロダクト、イベント、アライアンスなどの分野でのマーケティングではそれなり経験値や自信(今から見ると随分カワイイ自信ですが)もあったのですが、コミュニティをどうマーケティングに活かすか、については知見もなく、あくまでいくつかある手法の(なかでも、ちょっと変わった)一つだなーという位置づけ。
ただ、「コミュニティが持つパワー」というのは、LinuxやXMLのコミュニティに少し関わっていた関係でなんとなく理解していました。が、そこに企業が積極的に関わる構図は、見たことも、聞いたこともなく、当時は横田さんのサポートをしつつ、見よう見まねでコミュニティの力学をキャッチアップしているような状態。
転機になったのが、2006年年明けごろだったと思うのですが、当時の上司だった伊藤かつらさん(現在は人事院人事官 !!)に部屋に呼ばれて、「小島さん、Flexでコミュニティイベントをやるのよ。デベロッパーナイト的な感じで!」と突然言われたオーダー。
コミュニティイベント? デベロッパーナイト? 言葉はわかっても、何を言われているのかさっぱりでしたし、やる意義とかも、とっさには理解不能というのが正直なところ。
で、すぐに即答できずに、確か「30分時間をください」的なことを言って、かつらさんの部屋から出て行った記憶があります。で、30分、いろいろ考えてみたんですが、わからないなりにも、これをやらないと次のステップに行けないような感じがして、かつらさんの部屋に戻ってから「わかりました、やります」とコミット宣言。ここから、コミュニティ×マーケティングの自分ゴト化が始まったように思います。
今年のクラスメソッドさんのイベントで、久しぶりに横田さん、かつらさんと対談する機会があり、この当時の話を振り返ったのですが、間違いなくこれがバタフライエフェクトの始まり、そして私にコミュニティマーケティングをちゃんと評価されるものにしたい、というWillが宿るスタートラインでもありました。
クラスメソッドさんのイベントでは、18年の時を経て再会した、Flex Developers Night の関係者たちともre:Unionな記念写真を撮れて、嬉しかったですねー。
まもなく Here We Go‼︎#FxUG#JAWSUG #devio2024 #cm_odyssey pic.twitter.com/UAIyM2Dk3D
— オジマヒデキ @ パラレルマーケター / CRO (@hide69oz) 2024年7月12日
その後、日本のFlexのコミュニティ=FxUGはAdobeの中でも世界有数の規模に成長。それもこれも、Flex Developers Nightで「自分ゴト」ができて、これを成長エンジンにしたいという明確なWillができたからこそ、コミュニティの成長に貢献できたんじゃないかと思います。
FxUGの存在感は、当時のIT系メディアの記事からも読み取れますね。
AWSでコミュニティをイチから設計(2009年~)
コミュニティマーケティングの自分ゴト化が始まった2006年、アメリカで新たな「ウェブサービス」が始まりました。まだクラウドという言葉が生まれる前、そうAmazon Web Services =AWSがサービス開始。
そのAWSの日本チームに、いろんなご縁で2009年にジョインすることになります。ジョインといっても日本では初めてのAWSメンバー採用、ということで組織も何もない状態からのスタートだったのですが、ある意味日本の戦略をイチから決められるのはなかなか得難い体験。まだセールスも日本のデータセンターも日本語サイトもない時代だったので、ここは顧客同士のユースケース流通から始めよう、とかなり強いWillをもってコミュニティの立ち上げを行いました。
Adobe時代の経験=HOWをそのままトレースせず、ゴール設定を含むコミュニティの基本設計をしっかりやって、シアトル本社との合意形成やコアメンバーを集めるところからスタート。これが後のJAWS-UGとなります。
JAWS-UG立ち上げのストーリーは、いろんなところでコンテンツになっているので(後述するケースメソッドにもなってる!)、ここでは詳しく書きませんが、B2Bでコミュニティマーケティングに効果がある事例として、日本で初めて広く認識されたケースだと思いますし、AWS在籍中に、社内外、国内外のステークホルダーに「コミュニティ×マーケティングの意義や効果」を何度も説明して、合意を得てきた経験が、後のCMC_Meetupや、コミュニティマーケティング推進協会の立ち上げに欠かせない基盤になったことは間違いないですね。
ちなみに、2009年にAWSに入って最初の対外イベントで知り合ったのが、現在は #武闘派CIO で知られる長谷川秀樹さん。後にJAWS-UG、E-JAWSの中心人物になる人なんですが、この頃はGmail を企業導入した先駆者として有名でした。「こんな人にAWSの企業利用の良さを語ってもらえるようになるといいな」と思って、結局2-3年かかりましたが、想像以上のファーストピンの存在になっていただいたと思います。ファーストピンは見つける(Finding)のではなく、なっていただく(Becoming)ものなんだというのを再確認するケースでもありました。長谷川さんとのバタフライエフェクトな話は、それだけで長編ブログになりそうなので(笑)、今回はこの辺で。
そうそう、 武闘派CIO は、最近はディナーショーも開催するらしいです。
もう一人、AWS時代にあった人で外せないのが、AWSの初代エバンジェリストで、先日見事にKDDIグループからスイングバイIPOを実現した、ソラコムCEOの玉川憲さん。彼がいなければ、おそらくJAWS-UG のエンタープライズ向けな立てつけである・E-JAWSも生まれなかったでしょう。ソラコムを創業した際には、ほぼ同時期にコミュニティを立ち上げてるなど、それまで自分が考えていたコミュニティの枠を大きく拡げてくれた人でもあります。
特にソラコムでは(JAWS-UGの経験値があったからこそだと思いますが)製品のPMFをコミュニティを通じて素早く実現しているのを見て、「コミュニティの立ち上げはPMF後が鉄則」と思っていた自分の考えを随分と変えてくれる事例でした。
このころから、私も他社のコミュニティマーケティング事例からも学ぶようになってきたと思います。
「コミュニティマーケティング」の言語化元年(2014年)
ここまで書いてきて、昔から「コミュニティマーケティング」というコトバを使っていたかのように感じるかもですが、このコトバを始めて意識して使ったのが、2014年のイベントマーケティングサミット。ここで話した内容はログミーにバッチリ収録されているので、詳しくはこちらを読んでいただければわかるのですが、この記事もまさにバタフライエフェクトのキーエレメントですね。
今でも、「この記事を読みました!」というお話を沢山いただきますし、これがきっかけで「コミュニティマーケティング」というコトバがJAWS-UG関係者以外にも広がるようになっていきます。
そして、このイベントや記事化を仕込んでいたのが、当時のイベントレジストCOOの小笹さん。後に、CMC_Meetup を一緒に立ち上げ、コミュニティマーケティング推進協会の理事(というか、小笹さんがいなければ法人化で躓いてた可能性大)になるわけですが、小笹さんなくしては、CMC_Meetupも協会も存在しなかったのでは? と思います。
メディア x コミュニティ:JAWS-UG on ASCII
AWS時代でもう一つ触れておきたいのは、それまではSNSやブログ主体だったUGC流通が、メディアにどんどん載るようになったこと、です。その結果UGCの流量拡大や、ある種の権威付けも進みましたし、今でいうところの「スター顧客」の誕生プロセスにも大きく寄与することになります。
そこで外せないキーパーソンがアスキーの大谷イビサさん。彼とのプロジェクトである JAWS-UG on ASCII はコミュニティと他のマーケティング施策のかけ合わせの好例になったんじゃないかな、と思います。ASCIIさんでは、多くのIT/SaaS系企業のマイクロサイトを手掛けていますが、このJAWS-UG on ASCII がベースのフォーマットになっているものもきっと多いはず!
CMC_Meetupでコミュニティへの関わりがパラレルに拡大(2016年~)
2016年、AWSを辞めてパラレルマーケターへの道を踏み出すわけですが、ここでビックリするくらい「コミュニティマーケティング」のことを聞かれる経験をします。
考えてみれば、AWS時代は周りも色々遠慮があって、直接私のところに聞きに来る人が少なかっただけで、既に「知りたい」人たちの醸成が十分できていたんだと思います。
これに応えるカタチで、「コミュニティのことはコミュニティで学ぶ」をテーマに立ち上げたのがCMC_Meetup。
#集合写真家 の武市です。昨晩は3本のイベントに参加。いずれも勢いあるコミュニティばかり! 締めは 土佐高校先輩でもある 小島さん @hide69oz のコミュニティマーケティングを中心とした CMC のキックオフ、これからが楽しみ!#CMC_Meetup pic.twitter.com/VZXXvgPZbL
— しんたく(集合写真家) (@shintaku81) 2016年11月25日
この後、全国12都市で、130回を超える(オンライン含む)ミートアップの開催実績を持つまでに成長するのですが、これもAWSを辞めたあとの気づきが無ければ立ち上がってなかったでしょうね。
そして、AWS時代には接点なかった人たちとも、CMC_Meetup を通じて新たに知り合う多くなり、結果的に多くのコミュニティマーケティング施策の支援にパラレルに関われるようになりました。その結果、私自身の経験値も上がっていく、そしてその経験値を他のコミュニティ施策に還元するという、高速スパイラルができていくことになります。
AWSでやっていた時よりも、学習スピードや検証スピードが、グッと上がった感じに。
地域課題×コミュニティマーケ=CLS高知のスタート(2018年)
ようやく高知のエピソードにたどりつきました(笑)。上記の通り、CMC_Meetup の立ち上げで多方面の方との接点が増えたわけですが、そんな中、出身地の高知県のイベントに呼ばれることに。
ここでお会いした、当時の尾崎知事(高校の一期先輩でもあります)と控室で話した内容が、後のCLS高知発足につながります。地域課題に、コミュニティマーケティングの力を活用する、端的に言うと関係人口創出と地域の(マイルド)活動家と県外の有力なネットワークのマッチングを、コミュニティで実現する、というものです。
そして、2018年の5月に、CLS高知の初回が開催。この時は50名位のイベントでスタートしていますが、スピーカー陣や参加者などはその後の広がりを考え、いわゆるファーストピンな方々に絞ってお声がけした覚えがあります。数より質、ですね!
尚、前述のCMC_Meetup と CLSの違いはこちらのブログを。
CLSという場で、どれだけ多くの関係人口創出とマッチングが行われたかは、このアドベントカレンダーを見れば説明不要かな、と(笑)
コミュニティマーケティング書籍化(2019年)
あるカテゴリーが出来上がる過程では、必ず書籍の存在がある、、、かどうか不明なのですが、この書籍の存在は自分でいうのもなんですが大きいんじゃないかと思います。
当時支援先だったABEJAのイベントで、私がモデレートしていたパネルディスカッションを見た出版社の方が「この人面白そう」的な流れでコンタクトしてきたのが実はきっかけだったんですが、色々話をしていくうちに「コミュニティマーケティング」と「キャリア形成」をテーマとする書籍の企画に。
書籍の内容は読んでいただければ良いかと思いますが、もう一回書きたいか?といわれると、躊躇してしまうくらいには難産でした(笑)。
今でも、この本キッカケでお問合せをいただくことがすごく多いです。書籍は持続性の高いアウトプットだと思いますので、カテゴリークリエイションを考えている方は、書籍化のアプローチもぜひ考えてみてはいかがでしょう?(ただし、大変です)
https://www.amazon.co.jp/dp/453405677X
協会立ち上げの源流・スナックひきだし会合(2021年)
現在、フルタイムで外資ベンダーでマーケ責任者をしつつ、慶応大学でブランドコミュニティの研究で博士課程に在籍している長橋さん(当時は某外資ベンダーでコミュニティ立ち上げ中だったはず)から、「コミュティマーケティングの効果をもっと会社の上司に理解してもらうには?」の相談を受けてて、ミーティングの場にセットされたのが、紫乃ママ の「スナックひきだし」。
確か、営業時間前の空き時間をお借りして(ボトルは入れました!)色々お話したんですが、その時に「コミュニティに関心がない人にも理解を得るためには、権威性のあるアウトプットや団体が必要では?」という結論になり、長橋さんに「コミュニティマーケティング総研」的な団体を立ち上げてみては? と話したのを覚えてます。そう、その構想がブーメランになって後に自分に帰ってくる=協会立ち上げにつながるとは、その時には全然思ってなかった、というか、自分が先頭に立ってそういう団体をやることには、この時はメッチャ消極的だったのに、、、、
そういえば、スナックひきだしの紫乃ママとの接点もCLS高知(2回目の開催でLT登壇&懇親会で貸し切ったスナックで「ママ」をやってもらった)だったりしますね。
そして、このミーティングの時に、ふらりと(営業時間外だったにも関わらず!)スナックひきだしにやってきたのが、春日井製菓の原さん。そう、これが原さんとのファーストコンタクトで、その場でいれたばかりのボトルで一杯おごりつつ、次回のCLS高知への参加を約束させた場でもあります。その後の、原さんの(CLSのみならず)高知へのコミット具合は、関係者はよく知っているわけですが、この日が原さんにとっての高知とつながるバタフライエフェクトな日だったわけですね。いくつものバタフライエフェクトが始まった濃ゆい1日でした。
CLS道東爆誕!→三島、出島につながる分岐点!(2022年)
年2回の開催をコンスタントに続けて成長してきたCLS高知。その2022年初鰹編の懇親会で、後のCLS全国展開のキッカケになる出来事が。
CLS高知・初回の登壇者にして、常連組でもある琴絵さんが、懇親会の席で「こんな会合を私の故郷の釧路でもやりたい!」と宣言。その場で、日程や登壇者が次々とアサインされる超スピード進行で、企画がスタートしました。思えば、これがCLSが各地で開催されるようになったターニングポイトですね。その後の釧路(道東)、三島らへん、出島につづくCLS全国展開の流れは、各発起人のアツいブログで!
■CLS道東
■CLS三島らへん
■CLS出島
「教え方」を学びに行った早稲田NEO(2022年)
CMC_Meetup や CLS でコミュニティマーケティングに興味がある人が増える一方で、「コミュニティに関心がない人」にも理解を得なければいけないシーンも、直接的、間接的に増えてきました。こうした関心がない人たち(でも、同意を得なければいけないステークホルダー)に、どうやってコミュニティマーケティングの価値をお伝えするか、が自分の中で大きなテーマになってきたのがこのころです。
そこで、伝え方、教え方を学ぶのを主目的に(もちろん、マーケティング全般の体系だった知識を得たかった、というのもあります)、早稲田大学が開催している社会人向けのマーケティング講座に、意を決して参加してきました。
学びはもちろんあって、その後の活動に役立っているのですが、一方で「なぜマーケティング講座はB2CとB2Bの話がごっちゃになっているのか?」というギモンが生まれます。
これが、後に早稲田大学とコミュニティマーケティング推進協会の協力プロジェクトである「B2Bマーケティング総合講座」の開設で伏線回収されるんですが、これも思わぬ方向へのバタフライエフェクトな出来事ですね。
あ、B2Bマーケティング総合講座は、今年11月からのスタートです。申込期限は11月1日なので、ご興味ある方はお早めに!
もちろん、コミュニティマーケティングの講義やワークショップもありますよ。
アカデミアな方々との出会い(2023年)
前述の長橋さんが、その後早稲田大学大学院(WBS)のMBAコースに進みコミュニティマーケをテーマに学んでいた時に、ケースメソッドの題材にAWSの話を書いてくれたご縁で、WBSの及川先生や澁谷先生ともディスカッションさせていただく機会を得ることができました。ここから、アカデミアな方々との交流が始まるようになります。
このあたりから、「コミュニティ」を前面に押し出すのではなく、顧客の行動変容に強く作用する「CtoCインタラクション」を起こす効率的な手法として、コミュニティマーケティングを紹介するトーンに変わってくるのですが、これは明らかに澁谷先生等の影響を受けてますね。
このあたりは自分でも大きな転換点だったようで、珍しくブログも書いてます。
この年の冬には、澁谷先生の「消費者行動論」の授業で、MBAを目指す大学院生の皆さんに、「コミュニティマーケティング」について2コマお話させていただく機会もいただき、コミュニティマーケティングの伝え方を更にブラッシュアップすることができした。このころにまとめた考え方や定義が、後に誕生する「コミュニティマーケティング推進協会」の骨子になっていきます。
コミュニティで出会った人と、コミュニティマーケティングのシゴトをする関係に
こうした私自身の変化だけでなく、周りで一緒に働く人にもコミュニティの影響が。
エバンジェリストとして2017年からサポートしているStripeでは、2022年から元々コミュニティ参加者だった岡本さん がデベロッパーアドボケイトとしてStripeのナカの人に。今は #JP_Stripes の運営など中心にやっています。
また、社外取締役を務めているprimeNumberでは、元クラスメソッド(←これもご縁を感じる!)で、CLS高知の初回のLTスピーカーでもある。たいがーが2024年から #TROCCOUG のコミュニティマネージャーに。
そして、CROを務めているヌーラボでは、コミュニティマーケターとして、マコリーヌ が、2023年後半から参画。#JBUG のリブートや、新たに #CacooCN の立ち上げなど、精力的に動いてくれてます。
さらに、「スター顧客」の創出を支援するKEENの創設者・小倉一葉さんとは、ここ2年ほどアドバイザーとして関わってます。18年前は、まさか「コミュニティマーケティング」支援ツールのSaaSが登場するなんて、考えても見なかったですねー。これは大きなバタフライエフェクト。
そして、皆さんJAWS-UGやCMC_Meetup やCLS高知の登壇者です。これは持論ですが、コミュニティマーケティングや、コミュニティマネジメントに携わる人は、コミュニティ参加、登壇、運営経験がある方がキャッチアップは早いですね。今後もコミュニティで出会った人と、コミュニティマーケティングのオシゴトをするシーンが増えてくるのは間違いないでしょう。
日高村の「スパ関」になる(2023年)
CLS高知のつながりで、前述の原さんともども、日髙村のスーパー関係人口創出メンター制度(略称:スパ関)という制度でメンターに選出いただき、半年ほど日高村で事業創出を検討している方々との #OWWH フレームワークを使った、壁打ち講座を持たせていただきました。
この講座を通じて、スパ関制度の発案者でもあり、地域商社・一般社団法人nossonの代表理事・小野さんの考えを深く知ることになります。そんな小野さんとの壁打ちの結果ともいえる新しい試みが、コチラのクラウドファンディングに。これもバタフライエフェクトの結果と言えるのでは?
このブログが出るころにはもう初期の目標金額を達成しているかもですが、きっと目標額を次のステージに向けてあげてくるんじゃないかと思いますので(笑)、皆さん引き続きご支援を!
協会立ち上げ→CMC_Central開催(2024年)
2014年に初めて「コミュニティマーケティング」というコトバを使ってちょうど10年、節目の年に仲間たちと新たなチャレンジをすることしました。
それが「コミュニティマーケティングをあたりまえにする」を目標に立ち上げたコミュニティマーケティング推進協会です。
協会立ち上げに際しての思いなど、設立記念イベントで理事やフェローの皆さんとお話させていただいたので、ぜひ記事も読んでいただきたいのですが、特徴的なのは「5年後に解散する」と決めた時限組織であるということ。期限をきめることで、密度濃くヤリキルという意思の表れでもあります。
まずは次々と行動を起こしていく、ということでコミュニティマーケティング有償トレーニングも個社向け、個人向けともデリバリーできています。
そして6月にはCMC_Central という、オフラインでは初の全国規模のコミュニティマーケティングイベントを開催。名古屋に300名近い人が集まっていただくことができました。
CMC_Central では、クロージングセッションで、KTさんとスタンドアップで掛け合いセッションをやったんですが、これはここ最近の登壇のなかでもかなり高い熱量でコミュニティについてお話出来たんじゃないかと思います。コミュニティにまっすぐに向き合っているKTと、いいケミストリーになったかと。その模様は編集記事ではなく、臨場感が伝わるように、あえての書き起こしをしてもらってますので、ぜひ読んでいただければと。
このセッションも含め、当日の模様を取り上げたメディア記事や参加者ブログ等を協会のnoteにもまとめてますので、こちらでコミュニティがキテルのを感じていただけると嬉しいです。
2024年に入って、こうした対外的な活動が一気に加速していますが、期限内=5年以内にヤリキルにはまだまだ仲間が必要です! ぜひ、みなさんのチカラを貸してください!
そして、また燃える高知へ!
このブログの下書きを、CLS高知2024戻り鰹編に向かう船上で書いてます。
船上でのモーニングは、シーフードヌードルと決めています。
— オジマヒデキ @ パラレルマーケター / CRO (@hide69oz) 2024年10月23日
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18年前に、かつらさんの部屋を出て行った結果が、こんなにいろんな結果に連鎖しているとは、、、と、書きながらバタフライエフェクトの影響度合いの広さ、深さを確認するいい機会になりました。
バタフライエフェクトの結果の一つであるCLS高知は、初開催から7年を経て、チケットが毎回数時間でSold Outする人気イベントに成長。期間中(ワーケーションから後夜祭・オトナの遠足まで参加すると最長5日間の長丁場)、200名を超える参加者が、それぞれの関心軸を中心に様々な交流ができるように設計されており、運営も今年から若手メンバーを中心に一般社団法人化するなど、多くの皆さんを受け入れる器となるべく日々成長しています。会場がカラーTシャツで一色になる光景もお馴染みになってきました。
ステージからウェーイ‼︎#コミュニティおじさん
— オジマヒデキ @ パラレルマーケター / CRO (@hide69oz) 2024年5月18日
#CLS高知 pic.twitter.com/56i6JA80fm
フェリーで向かっている私と同じように、全国から多くの人が高知に向かって移動開始しているはず。そして、この週末は、夜の高知の街にカラーTシャツな集団が溢れる事でしょう。そして、今回のCLS高知も、きっと誰かのバタフライエフェクトな場になりますね。
皆さんのバタフライエフェクトなストーリーも、現地で聞かせてくれると嬉しいです。
Where there is a will, there is a way - 意思あるところに道は開ける、なので、ぜひWill(意思)をもって、CLS高知に飛び込んでください!
では、高知で会いましょう!