マーケティング、エバンジェリズム、ときどき旅。

ホントに自分がなりたいのはマーケターかエバンジェリストか、はたまた旅人なのかを徒然に書いていくブログです。

JAWS Festa 2017 に(バイクで)参加してきた話

11/4に四国・松山で開催されたAWSのユーザーコミュニティイベント、JAWS Festa 中四国 2017に参加してきました。昨年は自転車で参加東海道53次沿い)したわけですが、

stilldayone.hatenablog.jp

今回は更に長距離かつ「海外」ということで自転車は断念(笑)。バイクで向かってみました!

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いざ、乗船

はい、自走で高知までと思ったのですが、会場につかないという不測の事態は避けたいので、雨で移動が難しくなるなどの不確定要素は減らしたいもの。ということで、木曜日の仕事が終わってからそのままお台場の先のフェリーターミナルへ。夜にバイクと一緒に乗船すれば、翌日の昼すぎには四国・徳島につくというナイスな行程。心配していた雨もなく(なら自走しろ、って感じですが)、東京湾の夜景を楽しみながらの出航です。

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ゲートブリッジを通過。

船内はきちんと仕切られた寝台に、海が見えるお風呂も完備。快適な船旅です。翌朝から紀伊半島近くを通るのでLTEもつながり、快適なオフィス状態。ここでJAWS Festaの資料仕上げてました。

 

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四国の幸を堪能

資料がだいたい出来上がったころに徳島着。お昼はかねてから行こうと思っていたTHE NARUTO BASEへ。

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タイミングよく、お店にオーナーの大関さんがいらっしゃってて、ITで地産外商を実現するシステムについてアツくレクチャーをいただきながらのおいしいランチを。写真はいただいた阿波金時豚の低温ロースト、うまし。

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こちらのお店は素材から厳選した調味料もスバラシイです、ホントに完熟したトマトから作るので、ケチャップだけでも美味しくいただけます。

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このケチャップや味噌、ドレッシングなどもお店で買えますよ。偶然、鳴門のほうまで来ていた妹夫婦(現在は高知在住)も合流しての、楽しい場になりました。最後に記念写真をパチリ。

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THE NARUTO BASEは、一次産業がありながらも既存の流通やビジネスの壁を突破できない課題先進県な地方エリアにとってとても有効なモデルだと思います。考えてみれば、大関さんにも四国で開催されるJAWS Festaでお話しいただければと良かったですねー。

さて、一路松山へ。徳島からは高速も空いていて、2時間走るくらいで着きます。松山ではJAWS Festa前夜祭あぶれ組と合流して、瀬戸内の地物(厚切りと薄造り)をサカナに一杯。

 

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Art/Play/Work/Labor

さて、四国に渡ったのは飲み食いに来たわけではなく、イベント参加がメイン。ということで翌日がJAWS Festa 本番。オープニングはフジテックCIOの友岡さんの基調講演から。いきなりスライドに自分が出てきて苦笑。

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自分がこうした人と人とのブリッジになっているとしたら嬉しいですね。友岡さんのお話しはキャリアや仕事観の上で大変参考になったのですが、特にいいなとおもったのがこの「働く」4つの発展段階を示したピラミッド。WorkからPlayの段階にジャンプできるかどうかが、多くの人にとっての分岐点であることは間違いなさそうです。

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友岡さんの資料はコチラで公開されています。

www.slideshare.net

今回自分の登壇はVRのセッションと最後のパネルのモデレーターの二つ。VRのセッションも多くの方に参加いただけて嬉しかったです。特にWeb、モバイル系のデベロッパーの方は早めにVRに触っておくのはチャンスだと思いますので、喰わず嫌いにならずにトライいただきたいです。WorkではなくPlayな働き方を目指している人もぜひ。当日の資料もこちらに貼っておきますね。

www.slideshare.net

これからの働き方とは?

最後のセッションが、自分がモデレートするパネルディスカッション。パネリストにはサーバーワークス・大石さん、デジタルキューブ・小賀さんソニックガーデン・倉貫さんの3人の社長さんに加え、地元からはサイボウス松山オフォスで開発部部長を務める水戸さんといづれも経営、管理者側の方々をお迎えして、クラウドとコミュニティがこれからの働き方にどのように影響するかについてお話しいただきました。

興味深かったのは、4社とも現在はリモートワーク&副業(複業)OKながら、当初からそれを目指していたわけではなく、優秀な人を採用する、社内にとどめておく過程の中で必然的にこの形態になった、ということです。会場にいる方にもお聞きしたのですが、一度リモートワークがOKになった後に、再び禁止になった会社はないとのことでしたので、こうした働き方の多様化を認める方向は、優秀なタレントを社内に確保する上で「不可避な流れ」と言えそうです。

一方で、誰もがリモートワークや(特に)副業に向いているわけではない、というのも皆さん一致したご意見。実際、サイボウズさんやサーバーワークスさんは副業を持たず、オフィスに来る人が主流なようで、全員にリモートワークを強いるのは、よほどメンバーを選抜しないと(デジタルキューブさんはまさに”選抜”しているイメージ)難しそうです。友岡さんの基調講演にあった、

90分に及んだパネルディスカッションですが、要点をまとめるとこんな感じ

  • (4社とも)初めからリモートワーク&副業OKの会社を目指したわけではない
  • リモートワーク導入のきっかけは家族生活を重視する人(特に女性に多い)を採用する際に始まることが多い
  • 勤務者としては、リモートワークは一度始めると(いい意味で楽で)やめられない
  • 管理者として、リモートワーカーの評価やコミュニケーションにはより一層の透明性が必要
  • リモートワークと副業(複業)は分けて考えるべき。導入する時期や、求められる管理スキルが大きく違う
  • 複数のコミュニティに参加することで、自分の「市場価値」を知るきっかけになる。場合によっては採用にもつながる
  • クラウドがリモートワーク&副業(複業)しやすい環境を作り出しているのは間違いない

そういえば、フルリモートで始まったクラウドネイティヴさんが、「社員同士が集まれる場所や、自宅以外の働き場所が欲しい」という声からシェアオフィスを借りることになった流れも、今回のパネルの話と符合していますね。あと、クラウドネイティヴがトライしている「自己申告制給与」というのは、ソニックガーデンさんの「全員同一給与」というのと実は発想が同じで、いかに透明性を担保するか、というハナシだと思います。

というわけで、あわせて読みたいブログ↓

blog.animereview.jp

一応バイク旅なので

帰りはフェリーではなく、九州、中国地方を経由して自走で帰りましたよ。天気にも恵まれて楽しく走れました。総走行距離は1,700km位でしたね。さて、来年のJAWS Festaは何で行くか、今から作戦を練ってます(笑)。

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