マーケティング、エバンジェリズム、ときどき旅。

ホントに自分がなりたいのはマーケターかエバンジェリストか、はたまた旅人なのかを徒然に書いていくブログです。

K1300Rへの道(または油冷カタナ断念の記)

4気筒バイクへの想い断ちがたく、とうとう入手してしまいました。またしても絶版車のBMW K1300R。それもエフハチ(BMW F800S)との2台持ち、です。

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※エフェクトでちょっぴりアートな感じ

まずは家庭内稟議

元々は、400でも乗っていたカタナのデザインにやられてまして、大型のカタナを探していたのでした。が、かれこれ20年前のバイクですし、カタナ1台ですべてをまかなうのは難しそう、ということで考えたのがエフハチに増車する、というアイデア。確かにまわりでカタナに乗っている人は、2台持ちの人が多いですね。近所でバイクガレージ(よくあるコンテナベースのガレージ)を借りれば、家にはエフハチ、天気のいい時にはガレージからカタナを引っ張り出して、、、 という夢のガレージライフ。カタナは保管状態が悪いと錆びちゃったりしてリセールバリューが悪くなるし、クラシックバイク1台では何かと不安、ということで、ガレージ借用の家庭内稟議も丁寧に通しましたよ。

油冷カタナ発見、でも。。。

 カタナの中でも、特に気になっていたのが油冷エンジンを搭載した、いわゆる「油冷カタナ」。純正のGSX1100S/750Sよりも更にタマ数少ないですが、レアさ加減がいいですよね。一度油冷エンジンは所有したかったこともあり、今がラストチャンスかな、と。で、探し回った結果、出会ったのが正真正銘ユニコーン製のこの1台

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 写真の通り、カスタム多数でルックスは申し分なし。油冷エンジン特有のフィンの細さもいい感じ。お店でエンジンもかけさせてもらいましたが迫力のサウンド。もうほぼほぼ気持ちが決まっていたのですが、最後に試乗したところで、ポジション、サス、ブレーキのバランスが良くなくて、期待値が高かっただけにがっかり感が。。。 昨年、水冷カタナ(400cc)からエフハチに乗り換えた時に、乗りやすさに驚いたことを思い出しました。。。 やはり設計年度の新しさにはかなわないトコロが多そうです。

もちろん、この個体をベースに手を入れて仕上げていけば、乗りやすくてパワフルな1台に仕上がる可能性も大なわけですが、既に車両価格で150万円なところに加え、タイヤ交換、サス交換、ホイール交換(マグネシウムホイールが入ってたのですが、塗装ハゲもでていたのでこれは交換しなければ。。。)、更にバランス取りなどやり始めると、これからいくらかかるのか。。。。

ならばハヤブサ

次に、カタナから一気に設計年次を新しくして、エフハチを買う時も候補に挙がった「ハヤブサ」をターゲットに(こうなると元々のガレージ借用の家庭内稟議の理由がなくなるわけですが)。最新の2017年モデルをレンタルで手配して、週末に箱根や三浦でじっくり乗り込んでみました。

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まずはそのエンジンの扱いやすさ(約200psとは思えない!)と乗り心地の良さに驚愕。そして椿ラインの下りでも苦にならない旋回性の高さ。で、値段も「新車」で150万円=先ほどの油冷カタナと同額で買えてしまう(既に感覚がマヒしてますな)。しかし、残念なことにポジションがどうしてもあいません。おそらくハンドル位置が自分には低すぎて、2時間乗ると肩と腰に痛みが出てくるという。。。 アップハンにするという手もありますが、そうするとせっかくのハヤブサのスタイルが台無しかな、と。そして一番のネックが「熱」。フレームにエンジンの熱が伝わって、街なかを1時間も乗ると足が低温やけどしそう。運動性能は申し分なかったですが、自分が長時間快適に乗れる自信がなく、これも残念ながら対象外に。

迷走期

その後、完全に迷走期に。いろいろ気になるバイクを試乗したりレンタルしたりしたのですが。。。

ドゥカティSS

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ホンダ アフリカツイン

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BMW R nine T

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ヤマハ BOLT

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うーん、4気筒が欲しかったはずなのに、L型、パラ、ボクサーにVと、全部2気筒です。

エフハチの兄貴分「K」

そんな迷走期に中古車屋でばったり出会ったのが、エフハチの兄貴分ともいえるBMWのK1300S。よく考えると、気に入っていたハヤブサと同じようなスペック(1300cc 並列4気筒)でありながら、ポジションはだいぶアップライト。更に、エンジンがヤマハジェネシスも真っ青の超前傾搭載で、フレームに熱が伝わりづらい構造。結果、すごくロングホイールベースになっています。

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元々カタナ好きなこともあり、昨今流行りののショートホイールベースなデザインより、ロングなほうが自分好みです。

というわけで、私の眼には

  • ハヤブサのネガ(ポジション、フレームの熱)が解消
  • ホイールベースが長く、自分好みのスタイル
  • デュオレバー、パラレバーといった唯一無二のサス構造(=レア車)

と、俄然好条件なバイクに見えてきました。K1300Sは新車はもう日本では手に入りませんが、設計年次も比較的新しいので、程度のよい中古車を見つけられれば、快適に乗ることができそうです。幸い中古車なら、新車価格が高価なBMWでも油冷カタナよりもお安く入手できるかも!

ストリートファイター:K1300R

ただし一つネックが。もし、K1300Sだと、家人からみると今持っているF800Sと見た目が似ている(カウル付き)ので、2台持ちの理屈が通りにくそうです。

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タイプが違うバイクでないと、なかなか2台持ちの話が通らないかも、、、と思っているところで出会ったのがコチラ。K1300シリーズのストリートファイターバージョン、K1300Rです。

ほら、これなら見た目もだいぶ違いますね。

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2011年式で、グレードはプレミアムライン。なので、ESAのほか、シフトアップ時にクラッチ操作不要なオートシフターがついてます。グリップヒーター(自分的には重要な装備)もあり、何より走行距離が7000kmちょっとと、まだ回転計にグリーンラベルがついている状態。

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そして、抜群のレア度。今のところ、走行中に街中で同じバイクに会ったことがありません。タイヤを、エフハチと同じピレリのエンジェルGTの新品に交換して、車検を通しても油冷カタナの車両代金よりも安く済みます。サイレンサーはアクラポビッチは高すぎるので、スコーピオンに(アフターファイヤが頻発しますが)。これでキマリです。

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夢のガレージライフ!

というわけで、はれて2台持ちのガレージライフが始まりました。どちらかの稼働率がさがると、2台持ちの意味を問われてしまいそうなので、長距離ツーリングは燃費の良いエフハチ、首都高や箱根の朝練などは、4気筒の音に酔えるK1300Rをメインに乗っていきたいと思います。最後に、家庭内稟議承認してくれた家人に感謝!!

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エフハチから気筒数2倍、排気量1.5倍、馬力は100PS増しの大型車ですが、長く乗り続けられるように、これからもSafe Rideで行きます。