先週末にエフハチを走らせて、20年ぶりくらいに鈴鹿に行ってきました。お目当てはコレ!
多くの往年の名車が勢ぞろい、かつ単なる展示だけではなく、実際に走らせるイベントで、その名も「SUZUKA Sound of Engine」となかなか洒落ています。
日本のGoodwood Festival of Speedを目指す?
今年が2回目の開催となる、このSond of Engineというイベント、詳細や出場した各車の情報についてはサイトをみていただくのがいいと思いますが、元ネタというか、目標にしているのはおそらくこのイベント。
昨年、某ル・マン優勝車が大破するアクシデントがあったことでも話題になりましたが、それだけ全開走行をしてくれるということでもあり、その本気度が魅力的なモータースポーツイベントです。これを見に、わざわざイギリスまで行くのは大変ですが、規模は違えど登場する車種ではなかなかのラインナップが鈴鹿で見られるということであれば、これは行くしかないですよね。
会場まで、自分のクルマやバイクでいける、というのもモータースポーツイベントならでは楽しみなので、こうしたイベントが国内開催されるのはとても嬉しいです。来年以降も続けて、ぜひFestival of Speedに匹敵するイベントに育つといいですね。こうした「モータースポーツ」文化は、日本ではごく一部の(シニアな)愛好家のものになってしまっている感じがありますが、もっと若い人が来るようになるといいなと。
目玉はグループCとWGP250マシン
今回のイベントの目玉は、既にカテゴリーそのものが絶滅しているグループCカーと、WGP250の2ストロークGPマシンが鈴鹿を全開走行する、というところ。
なので、席もいいところをと思いラウンジ席(ピットロードの真上にあります)を奮発して確保。席とり合戦とは無縁の環境で「Sound of Engine」を満喫です。
ピットアウトしていくマツダ787Bもこんな感じで見えます。
で、787Bの4ローターがホームストレートを全開走行するとこんな音が!
MAZDA 787B -- Sounds of 4 rotors!
レシプロのグループCカーの音と比べると、音質の違いははっきり。
このほかにも、動画でとっていないのが残念ですが、WGP250で活躍したNSR250のデモランもあって、久々に2ストロークレーシングエンジンの音をサーキットで聞きました。NSR250ではないですが、同じく2ストロークの古いカワサキ市販レーサー、H2R(最新のスーパーチャージャーモデルとは違います)の全開走行シーンをどうぞ。
KAWASAKI H2R (2 storoke) in Suzuka
レジェンドなシーンも
実際に走っている動画さえも見たことがない、古いレーシングカーも実際に走っているシーンが見られるのも、このイベントならではだと思います。個人的な一番はこちらのトヨタ7が、プリンスR380をホームストレートで抜き去るという、60年代さながらのシーン。ドライバーの人が言ってましたが、今のほうが整備状態が良くて振動も少ないとか。
まさにレジェンドなシーン。
お得なラウンジチケット
少し高いかなと思いましたが、個人的には奮発したラウンジチケットは楽しめました。会場ではこのパスを見せるだけで、VIP的な扱い。
ピット上のテラス直結のラウンジが使えます。
ピットウォークも優先で入れるなどストレスフリーな環境。レースカーや中島さん、星野さん、片山さんといったレジェンドレーサーとの写真もこんな感じで撮り放題です。
来年もきっと開催されると思いますので、また来たいと思いますが、何人かこういうのが好きな人たちと来ると楽しそうです。来年は事前に参加メンバー募ります!
あ、もしパガーニやフェラーリ、ランボをお持ちの方は、エントリーすると自分の車で本コースを走れる仕組みもあるようです。エントリーフィーはどれくらいかかるか知りませんけど。。。