四国路を、最新のドゥカティ スクランブラー を借りて2日間走ってきました。こちらはDay2の様子をお伝えします。(Day1の様子はこちら)
脱藩の道
雨がふらなければ、前日パスした四国カルストを走りたかったのですが、残念ながら朝からしとしとと雨模様。ただし天気図を見ると雨があがりそうな気配もあったので、宿の近くにある「脱藩の志士像」の見学などして、雨をやり過ごす作戦に。
檮原町は、坂本龍馬が仲間とともに脱藩したときに通ったところで、写真の龍馬像以外にも計7体の像がありなかなかの迫力。ここから実際に龍馬が歩いた道をトレースすることもできます。残念ながらバイク返却までの時間もあるし、なにより雨が降っているので今回はパスしましたが、いつか脱藩の道も歩いてみたいものです。
雨も上がらないので、あきらめて移動開始。景色が期待できない四国カルストは次回のお楽しみとして、R197~R320を通って宇和島まで抜けるルートを選択します。海岸線にでれば、雨も止んでると踏んでのコースです。
スクランブラーで海岸線を走る
宇和島まで下りてきたら、目論見どおり雨も上がりました。宇和島といえば「鯛めし」です。ちょうどお昼時なので、鯛めしをいただきたいところですが、足元が結構濡れてしまっていたので座敷のあるようなお店は残念ながらパス。こんな時には道の駅を活用します。ちなみにに宇和島の道の駅は、市内の有名店が出店していて、鯛めしを提供してくれているので、おススメです。今回もおいしくいただきました。
松山とかで出される炊き込みの鯛めしではなく、鯛の刺身をあまいタレにつけて熱々のゴハンにかける漁師飯スタイルが特徴です。何杯でもゴハンが進むパターンなので、糖質ダイエットとかしている人にはちょっと厳しいメニューですね。
ゴハンがすんだら、バイク返却場所の松山に向けて北上開始。途中の大洲から海岸線にぬけて「下灘駅」を目指します。ツイスティな山道だけでなく、海岸線の道を流すのもスクランブラーはなかなか絵になりますね。ここは「夕やけこやけライン」とも呼ばれているコースなので、夕暮れ時にも走ってみたい快走路です。
そうこうしているうちに下灘駅に到着。
ここはかつて「海からもっとも近い駅」として、JRのキャンペーンに使われた駅で、改札からプラットフォーム越しに海が見えるナイスなロケーションです。その昔は、寅さんのロケにも使われたくらい、フォトジェニックな場所です。
ただし、「海からもっとも近い」駅かというと、そうでもないですね。同じ愛媛県内にある、いよてつの梅津寺駅のほうがよっぽど海隣接なような。
梅津寺駅はこんな感じ。ここは東京ラブストーリーのロケもあったことで有名だったりしますね。
なんか、鉄道ブログみたいになったので、先に移動します。このまま海岸線を松山方面へ。途中、坊ちゃんの時代からある萬安港の旧灯台に立ち寄ってパチリ。
こういう港町を流すのもスクランブラーは絵になる気がします。ここからレンタルバイクのお店まではあと10kmくらい。最後に立ちごけとかしないように、気を付けて走ります。
4時前にはお店に到着。バイクとメットを返却します。
今回も無事故、無違反で終了。この日の宿泊先である呉に移動するために松山観光港までお店の軽トラで送迎してもらいました。旅先のレンタルバイクはやっぱり楽ですね。
雨があったのでコース的にはシンプルな構成ですが、みどころは多かったかも。これで四国カルストにも行けていれば満足度はグッとアップなのですが、天気だけはどうしようもないので。
旅はスクランブラーで
そういえば、今回のツーリング中に使っていたザックも「スクランブラー」でした。完全防水で、沢登りにも使える優れもの。今回のように濡れながらの移動の際にも安心して使えますよ。おススメです。
スクランブラー Sixty2のインプレ
二日間スクランブラーに乗った個人的な総括ですが、こんな感じですかね
良いところ
- 急かさないエンジン。ゆっくり走ってても気持ちのいいビート感。
- スタイル。特に斜め後ろから見るとかっこいいですね。
- ハンドリング。車体の軽さとハンドル位置(高くて広い)のもあって、ひらひらと走れます。高知の山道でもOK
- エンジンの造形。空冷ならでは!
気になったところ
- エンジンのパンチ=トルク感が薄い。800ccの「アイコン」だとだいぶ違うと思いますが。。。
- エンジンのレスポンス。もう少しピックアップが良くてもいいかと。
- 液晶のマルチファンクションメーター。エンジン回転数が円の下半分にバーで表示されるのですが、感覚的に捉えづらい(回転を気にするな、ということかも)
- 意外とエンジンが熱くなる。
- ハンドル位置が高すぎ。信号待ちから走り出そうとするときに、手が空を切ってしまうことも何度か。
高速より一般道向けのバイク。個人的には、今回のツーリングでツインの良さに開眼しました。ツーリングバイクとしてもいいですが、日々の街乗りの足としてもよさそうですね。ひと昔前のFTRやTW的な気軽さで。が、盗難が心配でFTRやTWのようにはいかない気もしますが、そんなバイクも試せるのがレンタルバイクのいいところ。
さて、次はどこで旅+レンタルバイクしましょうか。