マーケティング、エバンジェリズム、ときどき旅。

ホントに自分がなりたいのはマーケターかエバンジェリストか、はたまた旅人なのかを徒然に書いていくブログです。

BD-1で500km! -- 自転車で行く東海道53次(その2)

前回のブログで紹介した機材、装備を用意して、いざ東海道53次踏破へ。

日本国道路元標からスタート

まずは足慣らしと、バイクの不具合の洗い出しを兼ね、二日ほど自宅からの輪行で様子を見ることにしました。

土曜日の夕方に、自宅から地下鉄日本橋駅まで輪行して、バイクを組み立て。

日本橋にある道路元標の写真を撮ってからスタート。

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ハッシュタグ #tokaido53 も同じくスタートです。

 

出発が夕方だったのと、機材チェックが主目的だったので、品川宿川崎宿と二つこなしたところでDay1は終了。ブレーキまわりが要改善でしたが、それ以外は特に不具合ない感じで、改めてBD-1の出来の良さに感心しました。

この日は川崎駅から輪行で帰宅して、翌日、また川崎駅まで輪行でもどって再スタート。ここから箱根越えの一歩手前の小田原宿までがDay2の予定です。ただ、朝のんびり準備していたら走り出しが11時くらいになってしまい、日の高いうちに小田原までいけるかがちょっと微妙に。

途中、横浜で自転車屋(myX)に立ち寄り、気になっていたブレーキシューを前後とも交換。ブレーキのフィーリングがぐっと改善されました。これだけで走りやすくなりますね。

東海道53次旅の難しさ

ここで30分くらいのロスになりましたので、先を急ぎますが、だんだんこの旅の難しさが分かってきました。一つは旧宿場跡がどこにあるかが意外とはっきりしないことで、近くまでたどりいていても、史跡を見つけて写真を撮るまでに10分くらいかかることも。仮に1日10宿場をめぐるとすると、これだけで100分近いロスが発生することになります。特に横浜などの大都市では、宿場跡ってあまり観光資源ではないのか、標識とかがないんですよね。

これは、四国88箇所めぐりのときとはだいぶ状況が違います。88箇所は基本行先がお寺なので、標識が充実していました。ナビや地図とにらめっこしなくても、道路標識を見ていればその場所にいけるようになっています。もう一つは自転車フレンドリーではない道路状況東海道国道1号線沿いに走るというのも、自転車とっては走りづらいルート(自転車走行帯がすごく狭いところに、バスやトラックの通行量は多め)になることが多かったです。88箇所は、寺と寺の間のルートは比較的走りやすいルートを選択してましたし、そもそも交通量が全然比較にならないので、アブナイと感じることも少なかったわけです。

なので、当初頭のなかで計算していたペースでは進まなくなってきました。信号で頻繁に停止してしまうのも、ペースダウンにつながるわけで。

というわけで、小田原についた時にはもう真っ暗。

ちょっとペース配分を考えないといけないと思いながら、小田原から新幹線で自宅へ。翌日も新幹線で小田原まで行って、箱根越えにチャレンジです。

雨の箱根越え

小田原に戻って自転車を組み立てても、この日の朝からの天候は変わらず雨。よりによって、53次でもっともチャレンジングな箱根越えが雨になるとはついていません。が、やみそうな気配もないので雨の中スタートすることにしました。今回初投入の「ゴアテックス"相当"」のフィールドジャケットのテストも兼ねると思い、いざ出発。旧東海道ルートを選択して上りにさしかかります。

いつまでも終わらない坂に、だいぶ気持ちがめげてきたところ。

3時間ほどかかって、峠の茶屋に到着。ここでのお茶とお団子が染み入りました。

期待の「ゴアテックス"相当"」のフィールドジャケットは、防水に関してはまずまずの性能。ただし、自分自身が大汗状態で背中はびっしょり。ゴアテックスとの性能差はちょっとわからないですねー。で、このころになると、機材選択が間違っていたのではと思うようになってきました。やはり軽量でスピードの乗るロードか、ギヤのカバレッジの大きいMTBで来るべきだったのではないかと。せめてペダルはビンディングにすべきだったか。

が、峠を越えて下り坂を満喫する頃には、すっかりそんなことも忘れてしまってました。下っている途中に雨も上がってきて、気持ちも前向き。

ただ、そのあとの三島宿、沼津宿とも、本陣跡の史跡を見つけるのにずいぶん苦労しました。ここでの時間のロスが、精神的にもこたえたので、この日は沼津どまり。そして、この日から、家に帰らずに宿泊して旅を続けるスタイルに変更です。

宿に荷物を置いたら、そうそうに食事へ。駿河湾の幸と地ビールでやる気を補充します。

神マップ発見!

宿で、翌日のルートを再検討しているうちについに神マップを発見! Google Map上で、旧宿場町の座標が確認できる優れもの。これがあれば、どこで写真を撮ればいいかが一発でわかるわけです。

これでずいぶんと次の日からの工程は楽になる、と安心したところでDay3終了

ここまでの走行距離:約125km