キャッシュレスをコミュニティで学ぶ -- JP_Stripes (または"しましま団")2年目の歩み
※このブログは、Stripe Advent Calender のDay 1 分のブログになります。
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今年ほど「キャッシュレス」への世間一般の関心が大きくなった年もないのでは、と思うくらい日々メディアやイベントで「キャッシュレス」な話題が取り上げられるようになりました。私も2月に高校生起業家・山内さんとのキャッシュレス対談に始まり、
年末に向けては、freee / スマレジさん / LINE Pay 等の皆さんと一緒にStripeとして「ビジネスキャッシュレスアワード」(締め切り明日です!)を絶賛開催中。
そういえば、昨夜もメルペイ、PayPal、Stripeと、決済系の3人で遅くまでキャッシュレス談義を日高屋にて(笑)。
決済飲み @ 恵比寿 pic.twitter.com/uQ5stAqjDk
— Hideki Ojima (@hide69oz) November 30, 2018
そんなキャッシュレスどっぷりな1年のなかで、自分の活動の中心を占めていたのが、オンライン決済プラットフォーム・Stripeのユーザーコミュニティ:JP_Stripesの活動。12月もまだいくつか開催予定を残していますが、今年だけでミートアップの数が27回。昨年の12回から一気に倍増です。開催都市も、今年新たに札幌、秋田、名古屋、宮崎、沖縄に拡大して昨年の6都市から計12都市と、こちらも倍増(今月、岡山も初開催予定なので、その時点で13都市に)。
JP_Stripes (Stripe ユーザーコミュニティ)公開グループ | Facebook
では、このコミュニティの拡大を支えたものは何か?
キャッシュレス、決済分野への関心
これは間違いなくありますね。Web系、業務系のデベロッパーやプロジェクトに関与している人は多数いますが、相対的に決済に関わる人はどの会社でも少ないものですが、その割には地方開催でも多くの人に参加いただいていると思います。それってStripeを既に使っている人だけでなく、「これから決済に関わるかも」と思っている方の参加も多いということ。で、実際Stripeをまだ触っていない状態でミートアップに参加された方が、次の会には触ってみた内容をLTしてくれる、といういい連鎖で参加者が増えてきましたね、で、実際に触った人からはStripeが持つDX(デベロッパーエクスペリエンス)の良さ、についてポジティブな評価をいただけているのも嬉しいところです。
リーダーグループの拡大
各地のコミュニティをリードしてくれているリーダーの方々の人数が増えて、横のつながりも増したのが大きな理由ですね。リーダーが増えたというのは、以下の2パターンがあります。
① 既存の支部に新リーダーが誕生
② 新しい支部と共に新リーダーが誕生
前者は、コミュニティに重要な新陳代謝を促すうえでも重要な要素ですね。特に8月以降の東京がほぼ毎月開催できたのは、リーダーの方々が持ち回りで開催オーナーになってくれたのが大きいと思います。
また、後者については、沖縄でJP_Stripes をリードしてくれている方が、宮崎でコミュニティリードをしてくれそうな人を紹介してくれて、そこからJP_Stripes 宮崎の開催に至る(今年、既に2回開催済)というようなケースも。既存のリーダーの方が紹介してくれる方は、やはり良いリーダー候補であることが多いので、この流れは大変ありがたいです。
また、5月に一度コミュニティリードしてくれている方を中心に東京のStripeオフィスに集まっていただいて、オフラインで横のつながりができたのも効果あったと思います。お互い、オフラインで会ったことがあるかどうかは、その後のネットワークやコラボレーションで大きな意味を持ちますね。
アウトプット! アウトプット!! アウトプット!!!
結局はココかなーと思います。参加していただいた皆さんが、単に聞く側になるだけでなく、積極的にオフラインの場で発表や質問をしてくれるのに加え、ツイート、ブログといったオンラインでの外向きのアウトプットしてくれるのが大きいですね。
地方開催でも、最近は一回のミートアップで100ツイート以上アウトプットがあるのが普通になってきています。下記は、昨年のJP_Stripes 発足時からの昨日時点までの累計数字。
ちなみに、昨年末の数字と比べると、以下の通り。全般的にアウトプットが増えてますが、特にツイートの伸びが大きいことがわかります。
あと、発表スライドもほぼすべて共有していただけるのがありがたいですね。で、こうした発表スライドにも多くの方がアクセスするという良いサイクルが増えてきています。最近ですと、Tokyo Vol.10 での下記の登壇資料に2,800view 近いアクセスがあります。
この資料でもわかるように、Stripeの機能そのものだけでなく、決済ビジネスを進める上で必要な情報やTIPSを得られるのも、コミュニティのいいところと言えますね。
毎回、スライドやツイートのまとめも、コミュニティ運営側の皆さんで準備されているのもありがたいです。
そうそう、どのミートアップも最後にはナナメ12度に手を上げる「しましま団のポーズ」で集合写真を撮ります。初めての人は、なかなか12度が決まらず苦労するヤツですね。手のあげ方で、リピーターかどうかがわかるようになっています。(嘘)
※JP_Stripes 沖縄 Vol.2 in 琉球銀行 での集合写真
まだまだ続くアウトプット
冒頭で書いた通り、このブログは Stripe のアドベントカレンダーの初日分です。というわけで、今日から25日まで、毎日Stripeに関するアウトプットが続々と。
Stripe Advent Calendar 2018 - Adventar
更に、来年2月~3月くらいには、全国のJP_Stripes な人が集まれる大型の全国イベントをやろうという話も進んでいます。こちらも詳細決まり次第ご案内しますが、ご興味ある方は JP_Stripes のFacebookグループにもぜひご参加を。
2019年は、今年以上に決済周りの動きが激しくなりそうです。こうした新しいトレンドを一人で追いかけるのはなかなか大変なので、ぜひ「学べて」「出会える」コミュニティの力を皆さんも使ってみてはいかがでしょうか? 多くの皆さんのご参加をお待ちしています!
パラレルキャリア月報 -- Oct 2018
10月は20日以上もの間、東京圏外にいたようです。このペースだと出張が年間200日オーバー。。。 リモートワークがOKな環境に感謝ですね。というわけで、10月のパラレルキャリア月報です。例によって打合せやクローズドな会合は省いています。
写真は名古屋の仕事の際に、足を延ばしてリニア・鉄道館(JR東海)で鉄分補給した際の一枚。歴代最速列車が並んでますが、鉄道国内最速記録:443.0km/hを叩き出した300Xの実車はかなりレアですね。
サマリー
10月のオオモノは戻りガツオ時期に合わせたコミュニティリーダーズサミット in 高知・リターンズです。初ガツオ時期の5月に初開催したコミュニティリーダーズサミット in 高知(以下CLS高知)を継続開催させる意味で大事なイベントでしたが、前回からの継続組を含め多くの方に高知までお越しいただけました。
CLS高知では、「学びたい」と「会いたい」を両立する場を大事なテーマにしているのですが、セッションでの「学び」はもちろんのこと、やはり高知の食を全国のコミュニティリーダーな方々と一緒に楽しめるてネットワーキングできる「会いたい」を実現する場が、この集客を支えているように思います。というわけで、今回の前夜祭もひろめ市場の特等席(=やいろ亭前)を貸し切ってのハイクオリティなもの。国内では唯一高知県だけが未踏の地だったワールドトラベラー・西井さんもやいろ亭の塩タタキを前にこの笑顔!
塩タタキはだいぶメジャーになってきましたが、これはレアキャラの「醤油タタキ」(大橋さんブログより幻の写真借用)。これは高知にこないとなかなか食せないのでは?
ちなみに、下記がCLS高知に来る前の西井さんの制県マップ。「高知だけ行ったことが無いんだよねー」という人多いですよね。(これを見て、速攻でCLS高知登壇をオファーしました!)
そうそう、高知にはやかんでビールを注ぐ文化もあります(笑)。次回参加される方はぜひこの洗礼を!
次回のCLS高知は2019年5月18日(土)の初ガツオ時期に開催予定です。前夜祭は17日の金曜日夜の予定なので、CLS高知リピーターのみならず、これを機会に高知初上陸をもくろんでいる方々もぜひSave the Dateを!
あと、CLS高知までバイク、クルマ移動をする方向けに「戻りガツオ・ラン」も企画しました。前回の高知ランは参加したバイクが全部同じ場所(横浜)から出発して、高知まで一緒に移動しましたが、今回はバイク2台、クルマ2台の参加で出発場所はバラバラでゴールだけ同じという、よりSSTRリスペクトな構成に。私は、仕事のあった大阪、福岡もバイクで行っていたので、当日は福岡からのスタート。関門橋、瀬戸大橋と海越えしての四国入り。写真は瀬戸大橋をバイクに今回の相棒KTM1190 Adventure と。
今回は4台参加でしたが、次回はもう少し規模拡大の予定。陸路で高知を目指す方はこちらにもご注目ください。写真はゴールの五台山(高知市街を見下ろせる展望台のある山)から撮った夕焼け。次もこの夕陽を目指して走ろうと思います。
登壇ログ
JP_Stripes 名古屋 Vol.2 (10/5) [Stripe]
名古屋で2回目となる、JP_Stripes。今回はヨーロッパからのスピーカー(Stripe中のヒト)も交えてのセッション。個人的には文教のお客様への決済システム導入の「闇」を語っていただいたこのプレゼンが印象的でした。これが地方(と文教市場)のオンライン決済導入の現実なんでしょうね。
ツイートまとめはコチラに。
CMC_Meetup 大阪 Vol.2(10/9) [CMC_Meetup]
大阪で2回目となるCMC_Meetup。今回は初の十三に上陸。
Q&Aでは、皆さんが関心高い「コミュニティマーケターに求められる資質」についても回答しましたよ。
・人に好かれる
— そうちゃん (@souchan_desu) October 9, 2018
・会社に要求できる
・基本的なマーケティングの理解(これは後から学べる)
コミュニティマーケティングに必要なタレント三点#cmc_meetup
全体のツイートまとめはコチラを。
CMC-Meetup 福岡 Vol.2 (10/11) [CMC_Meetup]
福岡も2回目の開催。 今回は、福岡テンジン大学さんとオルターブースさんの取り組みについてお話いただきました。
私からは久々の福岡開催(約1年ぶり)だったので、キホンとギモン的なお話を。
大阪も福岡も20~30人くらいのさんかで、いづれも当日ツイートが200を軽く超えてくるあたり、CMC_Meetup の大原則「アウトプットファースト」がだいぶ徹底されてきているのを感じます。行動のみが人を変える、というのが信条なので、これからもガンガンアウトプットファーストで行きたいと思います。
コミュニティリーダーズサミット in 高知・リターンズ (10/13) [CMC_Meetup]
サマリーのほうにCLS高知の「出会いたい」要素については結構がっつりと書いてしまいましたが、今回も県内外の多くのコミュニティリーダーの方から、多くの「学び」が提供されました。一方通行ではなく、最後のワークショップでは「えんたくん」効果もあり、インタラクティブに議論が白熱。えんたくんを使うと、どうやっても議論から逃げられず、参加せざるを得ないうちに、徐々に白熱していく熱量生成システムとして優秀ですね。この手のワークショップでは皆さんお使いになることをおススメでします。
グループ討議、グループ写真その2。
— 武市 正人 (@newmst) October 13, 2018
#CLS高知 pic.twitter.com/6k9gNWyd5Q
CLS高知会期(金:前夜祭~土:本篇&懇親会~日:大人の遠足)の3日間のツイート数は今回も1,000近くの投稿がありました。前回同様熱量の高さがまとめにログされています。
今回、「坂本龍馬はどこで坂本龍馬になったか?」という話をぜひセッション内でやりたいと思っていたのですが、これを(龍馬ファンでもある)徳力さんが見事にモデレートしてくれただけでなく、素晴らしいまとめ記事を書いてくれています。「精神的脱藩」というのは、これからの世の中を生き抜くうえでの重要キーワードにもなりそうですね。そういう意味では、いまは幕末時期と構図が似ているのかも。
私は、1次産業セッションで、FB農業者倶楽部主宰の上水さんとの対談をさせていただきました。
60歳を超える農家の方が、(今日時点で)7,500人を超えるFacebookコミュニティを運営(それも、はじめの2,000人近くはほぼ一本釣りでのコミュニティ構築だった模様)しているという事実は力を持ちます。スゴイ実行力だし、マーケターが参考にすべきことが数多くありました。当日の模様はこちらに日経MJの記事にもなっています。
その他のCLS高知関連のアウトプットまとめはこちらでご確認できます。次回(2019年5月18日予定)にもご期待ください!
CMC_Meetup B2C Vol.3 (10/16) [CMC_Meetup]
CMC_Meetup の完全自走化部会である "B2C分科会" の3回目のミートアップ。今回もH.I.S.さんの #タビジョ 事例を中心に、ディスカッション主体での構成。こちらタビジョの活動の軌跡。H.I.S.ブランドに関係ないキーワード、関心軸から初めて、最終的に商品開発で巻き取るところは色々と考えさせられるものがありますね。B2Cの事例はホントに学ぶところ多いです。
私もパネルの一員でお話させていただきました。内容はこちらのツイートでも追えます。
JP_Stripes 沖縄 Vol.2 (10/19) [Stripe]
沖縄では2回目の JP_Stripes。今回はなんと琉球銀行さんの歴史ある建物でのミートアップとなりました。沖縄の方による実装案件中心のお話ですごく具体的でよかったなと。サービスへのフィードバックも沢山いただき感謝。次回は、今回の発表で初登場したサイダスさんの「にっこりbanto(番頭)」のステッカーももらえそうなので、今から楽しみです。(次回は1月18日予定)
ABEJA AI NIGHT 名古屋 Vol.3 (10/22) [ABEJA]
地方ではハイペースで開催している名古屋での3回目のAI NIGHT ミートアップ。今回はアノテーションにフォーカスしたお話を。
JP_Stripes 広島 Vol.3 (10/26) [Strpe]
広島カープの日本シリーズ前夜に、広島で3回目のJP_Stripes。今回はGCP連携での医療分野での構築事例や、瀬戸内を超えて松山からもスピーカーが来るなど幅広い内容に。懇親会で聞いた、居酒屋、コンビニでの店頭決済オペレーションの複雑さはこれから解決すべき重要課題ですね。
当日のツイートまとめと私のスライドはコチラを。
CMC_Meetup 焚き火部 キックオフ in 北海道 (10/27) [CMC_Meetup]
夏にCMC_Meetup で札幌に行った際の話から実現した、CMC_Meetup 焚き火部! コミュニティの立ち上げは、焚き火の起こし方に似ている、というコミュニティ焚き火理論を実践する会です(笑)
今回は北海道・苫小牧のキャンプ場で実施。雨上がりという悪条件の中、着火剤抜きで、マッチ一本から火をおこすガチ企画。
コレが今回の関心軸(発火点) #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/XWFzL4fDgR
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
関心軸で、ロールモデル(ダンボールと新聞)に着火。 #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/5iU6X97phy
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
フォロワー(燃えやすい小枝)を投入! #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/VZv3v7GOEe
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
懇親会でアルコール(ウチワで酸素)注入! #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/kLUEXqaus9
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
だいぶ盛り上がって参りましたので、ちょっと燃えづらいワナビーズ(大きめの木) を投入 #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/pgmwnGsy1I
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
自走し始めた! #CMC_Meetup #焚き火部 pic.twitter.com/IwntVu3sB5
— Hideki Ojima (@hide69oz) October 27, 2018
と、こんな感じに。ツイート全まとめと、野外プレゼン内容はこちらのレポートにて。
JP_Stripes Drink Meetup in ススキノ (10/29) [Stripe]
イベント形式ではなく、いきなり飲み会でキャッシュレスの話をするカジュアルなスタイルでのミートアップを JP_Stripes で初めて試してみました。初回は札幌のコミュニティメンバーの聖地・俺流で。抜群のコスパです。
ちなみに、Stripe への移行コストメリットをこのサッポロ☆クラシック換算で290杯と見積もった伝説のスライド(7月の JP_Stripes 札幌 Vol.2 で発表)はコチラ。
freee部 キャッシュレスミートアップ (10/30) [Stripe]
クラウド会計サービスのfreee さん主催のコミュニティイベントで、キャッシュレスをテーマにお話してきました。
freee さんとは、下記の「キャッシュレスアワード」も一緒に実施中です。キャッシュレスを推進するサービスやアイデア実行中の方はぜひエントリーを(11月末日〆切)。
その他メディア露出
ニシタイ:Bigbeat Live レポート(英語)
8月のBigbeat Live の模様が英語でレポートに!
【番外編】You are what you eat :-)
福岡にて
福岡にて
大阪にて
広島にて
高知にて
高知にて
沖縄にて
北海道にて
2歳になりました -- CMC_Meetup 成長記
「コミュニティマーケティングを、みんなで考えて広めていくコミュニティ」が必要だと考えて、Community Marketing Community = CMC_Meetup を立ち上げたのが、ちょうど2年前でした。立ち上げから2年たって、ビジネスにおけるコミュティへの注目度や、コミュニティマーケティングそのものへの関心も随分と高まってきたと思います。そこで、CMC_Meetup の2年の歩みを振り返りながら、コミュニティマーケティングの今の立ち位置や今後についてまとめてみます。
B2B、B2C、C2Cと全方位で拡大
2018年の今、コミュニティマーケティングを取り巻く状況はどのようになっているのでしょうか? AWSにおけるJAWS-UGの「成功例」がロールモデル化していることもあり、コミュニティマーケティング的なアプローチがIT系を中心としたB2B企業にかなり認知が広まってきています。B2Cでも、従来は「口コミマーケティング」や「ファンマーケティング」と表現されていたところにも、明確にコミュニティを志向した施策については、「コミュニティマーケティング」というラベルで紹介されることが多くなってきますし、最近大きく市場を伸ばしているC2Cの分野でもコミュニティマーケティングの注目度が上がっています。
2年前は「コミュニティマーケティングをやっています」と会社やマーケ担当が明言していることが(私が在籍していたAWSを除き)ほとんどなかったわけですが、今だとちょっとサーチしただけでもいろいろな会社の名前が出てきます。
【B2Cの例】ヤッホーブルーイング
【C2Cの例】Anyca (DeNA)
この状況であれば、コミュニティマーケティングに関する勉強会や記事を見ても不思議な感じはしないと思いますが、この流れができる2年前に、どうしてCMC_Meetup が立ち上がったのか?
CMC_Meetup はなぜできたか?
これは2016年の夏に、私がAWSを卒業した頃にさかのぼります。会社を辞めたことで、声がかけやすくなったのだと思いますが、いろいろな企業の方から私に「マーケティングの話を聞かせて欲しい」という依頼が多く来るようになったのがキッカケです。私的にはプロダクトマーケ、イベントマーケ、リード管理など、オールラウンドにマーケティングの話をする気満々(今でも自分のことは「オールラウンドマーケター」だと信じていますが、、、)だったわけですが、どこに行っても聞かれるのは「JAWS-UGをどう作ったか?」 とか、「コミュニティマーケティングを教えて」という話ばかり。つまり、そこにニーズがあることに気づかされたわけです。
でも、いろんな会社を回ってお話しても、先方は初めて聞くお話なので喜んでいただけるものの、私は毎回ほぼ同じ話と同じ質問に答える、ということの繰り返しになるので、私が得るインプットはすごく少ないことになりますし、なにより効率が悪い。だとすると、聞きたいと思っている方に集まってもらって、そこで聞いてもらったり、質問いただいたり、更には聞いたことを実践した人にお話いただく方が、何倍もアウトプットもインプットも増えるわけです。これがCMC_Meetup という場を作るきっかけにななりました。
言い換えれば、コミュニティマーケティングという概念を、コミュニティマーケティングの手法で広める、というアプローチをすることに決めたわけです。
で、2016年11月に投稿した【ゆる募】がコチラ。
初期メンバーがコミュニティの成長曲線を決める
コミュニティ立ち上げ時の参加者を誰にするか、がコミュニティマーケティング成功のポイントというのは、常々CMC_Meetup でもお伝えしているわけですが、今回もそのセオリーに則って、「熱量が高く」「実際に行動を起こしやすい」メンバーを起点にしようと思い、先ほどの【ゆる募】投稿をしたわけです。
この投稿を見ると、いいね!が250に対して、コメントが50くらい(この時点で20%)。さらに、実際にメッセージを私に送って参加表明してくれた方が35名程度(250人→35名=14%)でしたから、関心が有っても行動できる人はだいたい15% ~20%前後ということになります。これは自分の経験値とも会う数字で、「よさそうだ」と感じても、実際に行動に起こすまでには多くのハードルがある事を表しています。
逆に、コミュニティの中心に、こうした「行動できる人」をなるべく多く置くことで、その後のインフルエンスも大きくなる、つまりコミュニティ拡大のスピードが速くなる傾向があるのです、CMC_Meetupでは、こういう行動できる人を(ボウリングピンに例えて)1stピン、と呼んでいます。
逆に行動が遅い人や、情報のGiveの前にTakeを要求するクレクレ君タイプの人は初期にはあまり混ぜないのが賢明です。CMC_Meetup では「ワナビーズ」と呼ぶこの層の人たちにも、いずれはコミュニティに参加してもらう必要がありますが、その前に1st ピンの人たちを集積して、コミュニティの熱量を上げておく必要があるのです。
そんなわけで、2年前の2016年11月に開催したキックオフの模様がコチラ。「行動する人」主体で立ち上げたので、初回からツイート数やブログなども結構ありましたね。
コミュニティ拡大の3軸
マーケティングとしてコミュニティを捉えた場合、そのコミュニティが継続的に拡大していくことが重要だというのは皆さん異論のないところだと思いますが、熱量を失わないままコミュニティが拡大するための軸として、以下の3つを挙げることができます。
- 自走化:ベンダー側の担当者と、コミュニティの成長スピードの依存関係を無くす。つまり担当者が参加しなくてもコミュニティが自走できれば、より多くの活動ができるようになる。もちろん自走化=自分ゴト化なので、熱量も高まることに。
- 地方展開:コミュニティはオフライン起点になることが多いので、「集まりやすさ」は重要な要因。初めは東京や大阪で始まったコミュニティ活動が、地方に展開していくのは、コミュニティの成長スペードやカバレッジを広げる意味でも不可避。
- 株分け:1回のミートアップ参加者が増えていくと、だんだん全員の関心ゴトに応えることが難しくなり、全体の熱量が下がることにもつながりかねない(初めての人 vs. 常連の構図もこれ)。なので、ある程度関心軸が分かれてきたら、関心軸毎にミートアップを「株分け」するのが、参加者を増やし続ける意味でも、熱量を維持、拡大する意味でも効果的。
ちなみに、地方展開と株分けは、共にコミュニティリーダーを増やす施策にもつながります。コミュニティリーダーの数が増えることで、コミュニティの全体の熱量もさらに上がっていくわけです。
コミュニティマーケティングのフレームワークを遵守して成長
2年前に発足したCMC_Meetup は、まさにこうしたコミュニティマーケティングのフレームワークを実践して大きくなっています。
東京や各地で開催されるミートアップの多くが、場所確保やスピーカー手配など自分たちで行う「自走化」に向かっている一方で、開催単位も都市ごとだけでなく、B2C専門支部(B2C事業者のミートアップ)や、Deep Dive(コミュニティマーケティングを実践しているマーケ担当者のミートアップ) など、東京開催ながら、株分けされたミートアップも増えてきており、上記の3軸で規模を拡大していることがわかります。
また、コミュニティ成長の3つのファースト:コンテキストファースト、オフラインファースト、アウトプットファーストも徹底しました。特にアウトプットは回を重ねるにつれてその量もどんどん増加し、今月の東京でのミートアップではついに2時間のミートアップで。約1,000のツイートが投稿されるほどに。
※こちらのブログでは過去10回の東京開催のまとめを確認できます。
こうしたフレームワーク遵守活動の結果、CMC_Meetup はこの2年で下記の規模までに成長しています。
- ミートアップ数:27
- Facebook グループ参加者数:1,500+
- #CMC_Meetup ツイート総数:4,800+
著名人のオンラインサロンでもなく、有名な会社の製品でもなく、「コミュニティマーケティング」という新しいマーケ手法という関心軸だけで、これだけの共感者、フォロワーが2年で誕生したことの要因には、やはりコミュニティマーケティング成長のためのフレームワークをきちんと遵守したことが大きいと思います。
What's next?
今後も自走化、地方展開、株分けを加速させながら、CMC_Meetup が広まっていくでしょうし、なにより重要なコミュニティマーケティングの実践者がどんどん増えていく事になるはずです。そして、実践で得た知見はアウトプットファーストの考えに則り、どんどん公開してほしいと思います。
というわけで、コミュニティマーケティングに関する皆さんのナレッジや体験、考察をぜひアウトプットしていただきたい、と思い、コミュニティマーケティングのアドベントカレンダーも用意してみました。
ぜひこのカレンダーに参加して、皆さんも「行動する人」になるキッカケにしていただけると嬉しいです。
まだCMC_Meetup に参加したことがない、という方にはぜひこちらのFacebookグループにもご参加下さい。きっと「行動する人」になりたくなるはず!
パラレルキャリア月報 -- Sep 2018
今年の9月はとても暑かった気が(ほぼ1か月たってしまっているので少し記憶が薄れてます)。。。 次回こそは、季節感が合っているうちに月報書きたいと思います。
というわけで9月の月報です。例によって、打ち合わせやクローズドな会合は省いています。
サマリー
いつものコミュニティ系の登壇に加え、大き目のハコでの登壇がGoogle Next 18 の前夜祭的に実施された INEVITABLE ja night 。400名近い方にエントリーをいただきました。いつものテクノロジーテーマではなく、テクノロジーの進化がもたらす「情シス」の役割の変化について、著名なCIOの皆様とのパネルや、情シスバックグラウンドを持つ方のキャリア論のディスカッションなど、かなり深くお話できたと思います。
今後も、テクノロジー軸だけでなく、こうしたキャリア論でもテーマ設定していこうかなと思います。
写真は登壇前のスピーカー陣と。
登壇ログ
クラウドお遍路高知(9/1) [Still Day One]
高知まで、バイクで行ってからの登壇。今回は漫才形式で、コミュニティがもつ「わらしべ長者」効果についてお話してきましたよ。
尚、高知までのバイク珍道中の模様は、こちらのブログに。
CMC_Meetup DeepDive (9/5) [CMC_Meetup]
CMC_Meetup ではB2C分科会に続いて2つ目となる、「関心軸」での分科会。既にコミュニティマーケティングを開催している方だけを対象にしたDeep Dive な会です。
ツイートできない内容も多かったので(笑)、分量少なめですがツイートまとめはこちら。
Deep Diveは9月13日に早くも2回目の開催。こちらは私が参加しないで開催された初のCMC_Meetup となりました。さすがコミュニティマーケティング関係者限定の会合。自走化が早いです!
JP_Stripes 東京 Vol.9 「秋の Connect 祭り」 (9/7) [Stripe]
東京で早くも9回目となる JP_Stripes。この回はStripe Connect 特集、ということでC2C系のプラットフォームサービスを展開しているスタートアップの皆さんが事例を共有してくれました。特に nearMe. は自分も使いたいサービスでドンピシャだったので、さっそく登録を。
当日のツイートまとめはコチラ。
JP_Stripes 宮崎キックオフ (9/10) [Stripe]
九州では2都市目の開催、宮崎での JP_Stripes キックオフ。事例にはConnect 利用のモノもあり、「宮崎やるな!」と思った回。早くも2回目が11月19日に開催と、ペースも早めで、期待のエリアです。
名物「へべす」はサワーにも料理にもベストマッチ!
JP_Stripes 福岡 Vol.4 (9/11) [Stripe]
宮崎から空路で福岡へ! 福岡では4回目のJP_Stripes。毎回地元の事例をお話いただけるので素晴らしいですね。
セッション前に沖縄と秋田から来てくれたスピーカーの皆さんと、ヌーラボオフォスでパチリ。
セッションの模様はコチラを。
INEVITAVBE ja night #6 (9/18) [Still Day One]
前述した通り、400名近いエントリーでの開催。今回は、これまでのINEVITABLE ja night シリーズの中でも、参加者の満足度が最も高いものの一つだったので、「情シス」というオーディエンス設定が効いたのかな、と思います。
このテーマは奥深いので、またやりたいところです。
写真は、なぜか「おなじみの小島さん」と紹介されたところのものですね(笑)
おなじみの小島さんやー
— beppu01 (@beppu01) September 18, 2018
#inevitableja pic.twitter.com/nqMYepHfpl
ASAC Presentation (9/26) [Still Day One]
トーマツが支援しているスタートアップのアクセラレーションプログラム:ASAC参加スタートアップの皆さまに向けに、コミュニティマーケティングの進め方について。リアルなシチュエーションでの質問が多くて、私もたくさんフィードバックをいただきました!
ぜひ、今回受講の方にも、コミュニティマーケティングを実践いただきたいなと思います。
その他のメディア露出
ニシタイ:Bigbeat Live レポート(前編)
ニシタイ:Bigbeat Live レポート(後編)
※8月31日の掲載だったようですが、前回の月報で漏れていたので、こちらに。
番外編:You are what you eat :-)
二子玉川にて
宮崎にて
鹿児島にて
宮崎にて
渋谷にて
六本木にて
銀座にて
パラレルキャリア月報 -- Aug 2018
台風が来るたびに、秋が近づく気配ですが、秋になり切る前に8月のパラレルキャリア月報を。例によって、クローズドなセッションや打ち合わせは抜いています。
下記は、Backstageでの登壇内容をグラレコいただいた一枚。こうしたグラレコも最近どんどん増えてきていますね。
サマリー
8月土佐高の先輩でもあるビッグビート社長の濱口さんのお誘いで、初めて参加したBigBeat Live ( #BigbeatLive) の登壇に始まり、JP_Stripes 3連発を挟んでの、コミュニティマーケティングの認知度の定点観測の場ともいえるイベントレジスト社主催のBackStage ( #Backstage18 )への3年連続登壇で閉まるという流れ。
ビッグビートは広告代理業、イベントレジストはチケッティングサービスと出自は少し異なりますが、どちらもクライアントの要望に応じてイベント運営を行うビジネスをしています。その2社ともが、「自社主催」で大型イベントを開催しているというのが、時代を感じますね。クライアントからのオーダーを「代行」するだけでは顧客の満足を得られないので、自ら主体者となってゴール設定をし、そのためのイベントの企画、運営を行う力をつける(また、その力があることをクライアントに示す)ための動きだといえます。
イベントや各種マーケティング施策は、実行も大事ですが、そのゴール設定からステークホルダーの巻き込み、参加した人にどう「行動」してもらうの設計が実際はモノをいいますよね。コミュニティ活動も同じで、参加することももちろん意義がありますが、運営側に回るともっと視野が広くなります。できれば、自分でコミュニティを主宰してみるのがおススメ。
登壇ログ
BigbeatLive (8/1) [Still Day One]
400名近いB2Bマーケターを集めた今年のBigbeatLiveはシンフォニーマーケティング・庭山さん、B2Bhacker.com・飯室さん、私の3人がそれぞれホストを務める3部構成。今回は、私が普段からイベントで口にしている「勉強になりましたは敗北の言葉」というのを、イベント全体のスローガンに採用いただきました。
その甲斐あってか、参加者の熱量やイベント後の行動にも手ごたえを感じられる場になりました。「行動してほしい」という期待値をきちんとお伝えすることが大事ですね。
当日の熱気や、その後のアクションについては、適宜こちらの「ニシタイ」にレポートが上がっていますので、ご参考までに。
当日の私のモデレートによるセッションにはサイボウズ・鈴木さん、ビズリーチ・青山さん、そしてDropbox・植山さんとのパネルで、いい意味で「公私混同」できるマーケターが最強でしょ、という話をさせてもらいました。この話では私も新たな気づきが結構ありましたので、別途ブログにまとめたいなと思います。
当日の私の自己紹介スライドと、パネルの進行スライドはこちらを。
INEVITABLE ja night Vol.5 (8/2) [Still Day One]
いつもとは毛色を変えて、この回はエンターテイメント分野にフォーカスして「エンターテック」をテーマに開催。この分野では第一人者のParadeAll・鈴木さんをお迎えしての対談。横道にそれますが、鈴木さんの声はすごく良く通るので、一緒に対談やっていても進行がとてもやりやすいです。
そんな鈴木さんの良い声は、こちらのINEVITABLE TVでもお聞きいただけます(笑)・
JP_Stripes 東京 Vol.8 (8/3) [Stripe]
東京では8回目のJP_Stripes。SaaSのプライシングにかなりフォーカスした回でした。プライシングとビジネスモデルの相関性を強く感じた回でもあります。
JP_Stripes 京都 Vol.5 (8/6) [Stripe]
京都のはてなさんを会場に、Stripe Sigmaに関するかなり深い話を聞くことができた回。ちなみに、京都は既に5回目の開催で、東京意外では一番開催数の多い JP_Stripes でもあります。アクティブな運営グループの皆さんに感謝。
JP_Stripes 松山 Vol.3 (8/18) [Stripe]
四国では初めてのStripeハンズオンを実施。実際に触っていただける方も増えてきてありがたい限り。
Backstage 2018 (8/29) [Still Day One]
今回のBackstageも前回同様、メイン会場での登壇と、展示エリアでのCMC_Meetup 番外編のダブルヘッダーです。
パネルでは、「行政とコミュニティ」をテーマに、神奈川県庁の脇さんと、高知県庁の武市さんとの対談セッション。一般に行政とコミュニティというと、「地域軸」のコミュニティが主体なことが多いのですが、これからは「関心軸」コミュニティが重要になるというハナシでとても共感できました。まだまだ行政とコミュニティの関係には伸びしろがありそうです。
CMC_Meetup のほうでは、初めてCMC_Meetupを知る方もいるので、まずはコミュニティマーケティングのキホンについて少し紹介して、あとはB2BとB2Cの違いについて、DeNAの宮本さん、チャットワークの藤井さんと一緒に進行するスタイル。セッション中もセッション後もたくさん質問をいただけたので、来場していた皆さんの関心軸にもあっていた模様。
冒頭に紹介したように、グラレコでもアウトプットいただきました!
最近、CMC_Meetup は東京での開催が少し間が空いていますが、地方や専門支部ではいいペースで開催されていますので、お近くで開催される会があれば、ぜひお越しください。
番外編:You are what you eat :-)
高知より取り寄せ(明神丸)
横浜にて(へべすそば)
博多にて
松山にて(三津浜焼き)
高知にて
高知にて
500 miles a day -- カツオを求めて800km!
今年初めてSSTRに出て、「バラバラなところから出発して、最後に集合地点で合流する」スタイルのツーリングの面白さに目覚めた感じです。で、それが面白いイベントとして成立するためのGood Excuse として①距離、②シンボリックなゴール ③ゴールでの旨いサカナ、の3つが必要というのが自分なりの理解です。もちろんソロだと成立しないので、複数参加はマスト。
で、これって高知ゴールな長距離ランでできるんじゃないか? と思いつきました。その名も「戻り鰹ラン」。日本各地から出発した人がその日のうちに高知の城下町を見下ろす夕陽ポイントに集結、そして一番脂がのって旨いとされる「戻り鰹」を高知食文化の聖地、ひろめ市場で堪能する! という企画です。
まずはPoC
とはいえ、一人で盛り上がっても、これが「実現可能」で、「参加者をひきつけられる」ものかどうか、コンセプトの検証=Proof of Concept (PoC)が必要です。
というわけで、9月1日に高知で開催された 「四国クラウドお遍路」に参加がてら、PoCを企画してみました。東京から高知までですと、ざっくり800km! 500 miles a day ということで、あの名曲が思い出される距離です。
そのPoCをバイク関連のFacebookグループに告知したのがコレ
結果、2名の参加が決まり、私を含めて3名でのPoC実施となりました!
いざ出発!
9月1日(土)のイベントに間に合うように、前日の金曜日にスタート。朝7:00頃に東名港北PAに集合です。ちなみに今回一緒に走ってくれる方は、お二人とも長距離ランに備えて新型のホンダ Gold Wing 2018モデルをレンタル。色も赤でお揃い。私のK1300R がコンパクトに見えるサイズです。
2台の奥に置くと、隠れちゃいます。
ちなみに、Gold Wingはカーナビモニターがビルトイン。Apple CarPlay連動なのでiPhone本体が必須です。
殆どクルマ、ですな。 トランクもセンタートランクだけでヘルメットが二つ入る収納力。そのほかオーディオスピーカーも搭載で、ロングツーリングにはもってこいな装備満載。
このままだと、Gold Wing紹介ブログになるのでスタート! 3台の中では、給油タイミングは間違いなくK1300Rが一番早いので、私が給油するタイミングで休みを入れていくスタイルで進みます。
草津SAまできた! #cloudohenro #ohenrorun pic.twitter.com/Kd0dUz70n3
— Hideki Ojima (@hide69oz) August 31, 2018
当日は月末の金曜日ということで、渋滞が激しいかもと思っていたのですが、トラックの数は多いものの、大和トンネル以降は目立った渋滞もなかったです。やはり平日はイイですね。心配した天気も、伊勢湾岸で10分ほどザーっと降られた以外は高知に入るまで大丈夫でした。給油ポイントは、新静岡(新東名)、草津(名神)、吉野川(徳島道)、そのほかに食事&水分補給で湾岸長島(伊勢湾岸道)、淡路(神戸淡路鳴門自動車道)位なので、割と良いペース。一緒に走った人がGPSデータ取得していて、それをMotionBoardで可視化してくれました。速度域も可視化されるんですねー((((;゚Д゚))))
ちなみに、SA休憩の度にリモートワークする人も。どこでも働ける時代になったからこそ、平日に移動できるようになったわけでここ数年の働き方改革(を認める環境)に感謝!
朝メシとリモートワーク。自由だ! #cloudohenro #ohenrorun pic.twitter.com/HuGXooXrhF
— Hideki Ojima (@hide69oz) August 31, 2018
南国高知は雨
順調に明石海峡を超えて、本州を離脱。
本州を離脱! #cloudohenro #ohenrorun pic.twitter.com/tCaiN8rvx1
— Hideki Ojima (@hide69oz) August 31, 2018
高速を降りることなく(以前は徳島道への接続で、一般道に降りる必要があったのが改善!)、800km近く走ってゴールの高知は目前! もともとゴール設定していたのは高知の城下町を見下ろす五台山にあるカフェ「パノラマ」。ここは、元ロープウェイの頂上駅跡を改装したとろで、見晴らしがすごくイイです。
天気が良ければ、こんな感じ。
展望台が突き出てていい感じです。
最後は、ここのカフェで夕陽を眺めて一息ついてからホテルに移動のつもりでしたが、、、
高知に入った途端に雨。。。 #cloudohenro #ohenrorun pic.twitter.com/Oe7CFmFHBl
— Hideki Ojima (@hide69oz) August 31, 2018
結構な雨で視界を奪われてしまいました。ここは安全第一ということで、ホテルに直行。この雨だと、夕陽も楽しめないですしね。。。
雨降りなので、予定してたカフェパノラマではなく、ホテルにダイレクトコネクト。 #cloudohenro #ohenrorun pic.twitter.com/dLgP7mKDlr
— Hideki Ojima (@hide69oz) August 31, 2018
ひろめ市場の「特等席」で高知の食を堪能!
安定のドーミーインの温泉で汗を流したあと、もう一つのゴール地点(いや、こちらがホントのゴールか)、ひろめ市場へ。
高知に来たことない方はご存知ないかもしれませんが、ひろめ市場は、屋台村やフードコート的な場所と思っていただいていいですが、その地元料理の集積具合がすごいです。迷ったら、まずはひろめ市場に行けば間違いないです。
が、一つ迷うのは、この市場に沢山あるお店の何処で料理を頼むのがベストか、ということ。自分の中ではその店は「やいろ亭」一択なのですが、なかなかそのお店の前の席を確保するのは難しかったりもします。この日は「クラウドお遍路」の前夜祭で、なんと「やいろ亭」前の特等席を実行委員の方が抑えてくれてるという完全勝利パターン。
で、これです!
このために800km 走って来た! #cloudohenro #ohenrorun pic.twitter.com/3OdGtM54hJ
— Hideki Ojima (@hide69oz) August 31, 2018
まずは、塩タタキ!
皮付きカツオの刺身(銀造り)
とさ赤牛のグリル
採れたてのどろめ
四万十川のあおさノリの天ぷら
これを、土佐の地酒で楽しむわけです。800km 一気に走った甲斐のある、至福の時間ですね。
〆はソライロの特塩うめラーメンで。高知で呑んだ後は、最近はここがお気に入りです。
繁華街近くには、ここ以外にも「しじみラーメン」で有名なお店があります。こちらも呑んだあとはおススメ!
家に帰るまでがPoC
ソライロの特塩うめラーメンの効果もあり、翌日はスッキリ起床。朝イチで、10月高知で開催されるコミュニティリーダーズサミット高知・リターンズの企画会議のあと、「クラウドお遍路」に参加。
私も登壇機会がありましたが、一緒に東京から走ってくれた武市さん、高橋さんもLTに登壇。高橋さんは、AWSコミュニティでAzureネタを推すストロングスタイル(笑)。
VMware 界からの刺客! #cloudohenro #jawsug pic.twitter.com/UcwBbYGAPA
— Hideki Ojima (@hide69oz) September 1, 2018
武市さんは、なんと前日の高知までの800km の行程をLTネタに。さすが仕事が早い!
東京への戻りは、1日で一気に東京までに戻る組と、一泊挟んで2日で帰る組に分かれてのPoC検証。1日で戻る組は、日曜日で渋滞も心配されましたが、その日のうちにちゃんと帰宅。私は1泊組でしたので、室戸岬経由で徳島に移動し、フェリーで和歌山にわたってから、南紀をぐるっと回って帰るコース。
フェリーで和歌山へ。サヨナラ四国。 次は #CLS高知 リターンズで! #cloudohenro #ohenrorun pic.twitter.com/FIhobFG3dJ
— Hideki Ojima (@hide69oz) September 2, 2018
台風21号がこのエリアに上陸する直前でしたが、海岸線を満喫できるコースでした。時間がある方はこちらのコースもおススメ。
南紀ではクジラも堪能できます。
最後はナイトランに。富士川までくればもう一息!
富士川SA。もう一息。#ohenrorun pic.twitter.com/nZyuKNI8Jn
— Hideki Ojima (@hide69oz) September 3, 2018
そして無事にゴール。和歌山からぐるっと南紀巡りしたコースでも23:00 過ぎには帰宅できましたよ。高知から東京方面に帰る方は、時間があればこのコースもぜひご検討を。
Gooooooooal!! #cloudohenro #ohenrorun pic.twitter.com/ws86RHE3qi
— Hideki Ojima (@hide69oz) September 3, 2018
本番の「戻り鰹ラン」やります!
走って、食べて、イベントで学んだ今回の四国までの旅ですが、冒頭に書いた通り、これはPoCでしたので、もちろん「本番」があります。本番は、「戻り鰹」のもっとも良い時期とされる10月中旬に高知を目指します。開催は2018年10月12日・金曜日です!
当然ながら、ひろめ市場で戻り鰹を堪能できなければ意味が半減しますので、遅くてもコチラの懇親会(10/12 金曜日 20:30~)に間に合うように走るのが基本。
翌日(10/13 土曜日)には、日本各地から「コミュニティリーダー」が集まる、コミュニティリーダーズサミット in 高知・リターンズ(←戻り鰹にかけてます)がありますので、ぜひこちらにもご参加を!
登壇者も下記の通り豪華です!
ほか(現在、さらに参加者調整中)
では、10月12日の夜、高知でお会いしましょう!
パラレルキャリア月報 -- Jul 2018
7月のパラレルキャリア月報です。例によってクローズドなセッションや打合せなどは基本抜いています。
あー、7月のパラレルキャリア月報を書かなきゃ、と思っていたらこんなツイートが。
パラレルキャリア は古い。
— 島袋孝一 しまこ #BackStage18 #アドテック #NewsPicks おすすめPicker (@simakoo1) August 28, 2018
スパイラルキャリア へ進化せよ。
by @souta6954
(´-`).。oO(重鎮 @hide69oz さんへの挑戦状か...、なんって、ワケでもなく、世代とフェーズ、経験次第ですね。)#朝渋 #公私混同の複業 https://t.co/6qACCwcMGi
もうパラレルキャリアは古いとは、ずいぶんと時代が変わってまいりました(笑)。ただ、ここの「スパイラルキャリア」で言っている事が、自分が実践しているパラレルキャリアだと考えてているので、これからもパラキャリ月報で行こうと思っています。一応、アンサーツイートも。
パラレルキャリアってそういう意味じゃないつもりなんだけどーw #パラキャリ #スパイラルキャリア #公私混同の複業 https://t.co/nEVKwi8MIm
— Hideki Ojima (@hide69oz) August 29, 2018
サマリー
7月は沖縄、大阪、札幌と地方での登壇機会が多めでしたね。7月後半はテレワーク・デイズにかこつけて北海道でバイク×リモートワーク三昧を試してみました。以下のブログにも書きましたがHDMIケーブルと有線LANケーブルを持っておくと、色々と捗りますよ!
あと、沖縄ではトライクも試してみました。なかなか面白い!が、次回はオープンカーにしようと思います(笑)
登壇ログ
JP_Stripes 東京 Vol.7 -- English Only Version (7/3) [Stripe]
Doorkeeper のPaul さん発案の、JP_Stripes初の英語縛りのミートアップでした。英語にするだけで、いつもと違う人たちに参加いただけてうれしい限りです。逆に「Language Bareer」について考えさせられる場でしたね。定期的に英語縛りの会は開催していきたいと思います。
SORACOM Discovery (7/4) [Still Day One]
昨年に引き続き、今年もパネルのモデレートをさせていただきました。クラウドボス・長谷川さんと、みずほ銀行/Blue Labの大久保さん、さらにJapan Taxi / IRIS の岩田さんという現組織では全員「外様」な方がパネリストで、「Digitalization(デジタライゼーション)がもたらす未来」についてお話させていただきました。結論としては、「外のモノサシを知らない組織では、変革は起きない」ってことですね。人材の流動性がこれまで以上に問われる時代が来ていますね。
JP_Stripes 沖縄キックオフ (7/6) [Stripe]
沖縄のStripeユーザーの方のおかげで、ついに南の島でのJP_Stripes が実現! 次回開催(10/19) が琉球銀行で決まるなど、出だし好調な会合となりました。当日の模様はこちらのツイートを。
CMC_Meetup B2C Vol.2 (7/9) [CMC_Meetup]
第二回目となる CMC_Meetup の「B2C」専門のミートアップ。B2Cという関心軸でミートアップが成り立つレベルまで、コミュニティマーケティングが広がってきた証拠、ですよね。こちらは企画、運営も私以外の方が中心になって回していて完全に「自走」している感があります。私自身が登壇することもほとんどなく、コメントを少しお話させていただくレベルです。今後ますます広がっていきそうですねー。こちらはまとめのブログを。
朝日新聞メディアフォーラム (7/9) [Still Day One]
朝日新聞が新たに立ち上げた「コミュニティ志向」な媒体のローンチイベントで、コミュニティとメディアについてのパネル登壇。高広さんとは結構久しぶりの現場だったような。パネルはモデレーターのほうが多いのですが、この回はパネリストということで結構言いたいことを言わしていただいた気がします。で、壇上でキリンの加藤さん、花王の板橋さん含めパチリ。
下のレポートは、だいぶ尖った部分は丸めてもらっているかも。
JP_Stripes 大阪 Vol.3 (7/10) [Stripe]
大阪でのJP_Stripes も3回目。今回はJCB対応のネタも含め、地元のスピーカーが4人も! ありがとうござます。当日発表いただいた、話題のJCB対応資料はコチラ。
ツイートまとめも併せてリンク張っておきます。
CMC_Meetup 大阪 キックオフ (7/11) [CMC_Meetup]
大阪で初のCMC_Meetup! これが6都市目の開催地となりました。
JCSSAセミナー (7/12) [Stripe]
JCSSA(日本コンピューターシステム販売協会)のセミナー。「5年後のビジネスを考える」というお題で、こんなお話を。
DevRel Conference Tokyo (7/15) [moongift]
東京で開催されるDevRel Conference、ということでセッションは全編英語です。私もコミュニティマーケティングのお話で英語セッションをさせていただきました。海外からの参加者からも割と反応良かったので、ちょっと伝わった模様。定期的に、こうした英語縛りの会で話をするのはイイですね。
ウフルセミナー: AI × IoT特別対談「ここが嘘だよホントだよ。AI × IoTの都市伝説をぶっ飛ばす」 (7/18) [ABEJA]
はい、いわゆる都市伝説バスト的なイベントですね。ABEJAの岡田社長とウフルのミスターIoT・八子さんとのパネルディスカッション。
(八子さん)顧客に新規アイディアの提案を持って行ったら「他社がやってないことは手を出せないな…。でも、他社に持って行くのは困る…」。#abejauhuru pic.twitter.com/uM2HmaVhTO
— wataru yamazaki (@wyamazak) July 18, 2018
結構、切り込んだハナシをしたと思いますが、来場いただいた皆さんにどう伝わったか。こちらのツイートもご覧いただければと。
JBUG 札幌 キックオフ(7/19) [Nulab]
Backlogのユーザーコミュニティ JBUG初の札幌開催。私は登壇ではなくツイート応援団+懇親会支援要員で現地入り。ユーザーの方も多くいらっしゃって、早くも10月に2回目開催が決まるといういい流れに。当日のレポートはこちら。
CMC_Meetup 札幌 Vol.3 (7/23) [CMC_Meetup]
今回も、地元のスピーカーが沢山お話いただいてアウトプットファーストな会合になりました。ツイート数も地方開催で200を超えて、熱量の高いものに。
この回で、ついにCMC_Meetup は全国で20回目のミートアップ開催となりました。下記は当日のスライドより抜粋(現在はもっと数字が増えてます)。
JP_Stripes 札幌 Vol.2 (7/26) [Stripe]
この回は、「俺流290杯のゲイン」を紹介いただいた下記のジャクスタポジション・西山さんのプレゼンがツボに入りました。金額を身近な単位に換算する手法は、「自分事感」が増しますね! ハッシュタグの使い方とか、今後とも「西山メソッド」を学んで実践していきたいと思いました。
Amazon Goのセッションではライダーおじさん(長谷川さん)の乱入も。
郡司メソッドをヘルメットおじさんが紹介中 #JP_Stripes pic.twitter.com/leEaQOdpkc
— Hideki Ojima (@hide69oz) July 26, 2018
この日も100件を超えるツイートをいただきました。
番外編:You are what you eat :-)
沖縄にて(焼く前のヤギ肉塊)
沖縄にて
沖縄より(持ち帰り品)
大阪にて
大阪にて
苫小牧にて
大間(青森)にて
岩手にて