「不可避な流れ」を取り込むAWS -- re:Invent 2017参戦記
今年のre:Invent 2017に初めて「Attendee」として参加してきました。昨年参加をスキップしたので、2年ぶりの参加となりましたが、その規模と内容がかなり進化していたので、所感をまとめてみます。
今年は会場もSANDS EXPOだけに収まらずARIAやMGMにも拡張され、参加者が43,000人、日本からの参加者も1,000名を超える(聞いた話だと1,400名にもなるらしい)規模に大きく拡大していました。ただ、単に規模を拡大しているだけでなく、その発表内容も更に厚み(というか凄み)を増していたというのが正直な感想です。
AR/VR、IoT、そしてAIでエコシステムの中心を狙いに
AWSやGoogleが提供する「クラウド」が生み出したエコシステムが、現在のビッグデータやモバイルのエコシステムを形成し、更にその先にVR/AR/MR、IoT、AIのエコシステムができる流れを生み出している、というのはここ最近私がいろんなところで、以下のスライドで「不可避な流れ」として紹介している話ですが、
この文脈では、あくまでAWSはそのVR/AR/MR、IoT、AIのエコシステムのベースとなるクラウド環境を提供しているイメージでした。ビッグデータ。モバイルのエコシステムの時に、Fire Phoneが”失敗”となっているので、その思いが強かったように思います。今回はAndy Jassy CEOのキーノートに先んじて、VR/AR作成のためのサービス、Amazon Sumarianを発表したのを皮切りに、
キーノートの中ではIoT、AIまわりの新サービスを続々と発表。特にDeepLensやSageMakerを見て思ったのは、AWS自身がIoTやAIのエコシステムの中心=プラットフォーマーになろうとしている動きです。これについては多くのメディアも誌面を割いて取り上げています。
AWSを既存の「カテゴリー」で理解してはいけない
周りの参加者に聞いても、DeepLeansのようなハード込みのサービス提供はインパクトが強いようでしたが、それは「AWSはクラウドベンダーで、ハードウェア提供はメインではない」という周りの勝手なカテゴリー付けの枠に収まらない発表だったからだと思います。でも5年以上前に、世の中がクラウドベンダーをIaaS/PaaS/SaaSベンダーに「カテゴライズ」したがっていた時から、AWSはそうした外から見た枠に自身を押し込めることなく、顧客の求める(ちょっと先の)サービスを提供し続けてきた会社です。今や、AWSを「IaaSベンダー」と表現する人は業界にはいないと思います(まだ言っている人がいれば、ちょっと現状認知ができていないと思わます)。そもそもAWS(というかAmazon自体)を「既存のカテゴリー」で理解しようとすると、本質が見えなくなります。何がこれからの主流となる用途なのか、それを誰よりも早く見極め、そこにサービスを投入し、素早いフィードバックループでサービスの改善と拡充を図る -- 結果としてその分野のプラットフォームの位置を得る、というのがAmazonのDNAなわけです。7年AWSにいて、そうしたDNAはよくわかっていたつもりでしたが、今回は改めてその徹底ぶりを目の当たりにした感じです。
インターフェースとしての音声の重要性
既に、こうした動きは皆さんAmazon Echo/Alexaをめぐる最近の動きで体験したばかりだと思います。一般には「スマートスピーカー」という商品として認知されているAmazon Alexaですが、これこそが今後人間が「サービス消費」するうえで重要となる音声インターフェースのプラットフォームを取りに行っている(そして世界で一番大きなエコシステムを形成しつつある)動きであることは、今となっては誰もが認めるところだと思います。そしてそのプラットフォームは当然AWSビジネスにも深くかかわってくるわけです。「AlexaはAWSの範疇じゃない」とか分けて考えていると、こうした大きな流れを見逃しがちなので、注意が必要ですね。
AWSは市場創造者でもある
というわけで、「AWSがすべてを飲み込む」的に書いてきましたが、逆に言うと新たな市場創造者(時には拡大者)であるとも言えます。今回、AWSが発表してきたVR/AR、IoT、AIはAWSが本格参入してきたことで、今後成長間違いなしのマーケットと認知された、と見るべきです。この拡大する市場で、どのようにPlayするかが、今後多くのIT系ベンダー、サービス事業者、IT利用企業にとって重要になるでしょう。
今回のre:InventはABEJAとして参加してきたわけですが、このIoTやAI(特にDeep Learning)市場が拡大するというのは、大きなチャンスとなるものととらえています。来年の2月には、国内のDeep Learning 事例を多く集めたイベントもABEJAとして準備していますので、ご興味ある企業の方はぜひお越しいただければと。
皆で、この「不可避な流れ」を楽しんで行きましょう!
※追伸
re:Invent は運営側でなく、参加者側で行くべきものということを今回身に染みて感じました(笑)。心労もなく、今ままで一番楽しめたre:Inventになりました。運営のAWSの皆さまに感謝です!
JAWS Festa 2017 に(バイクで)参加してきた話
11/4に四国・松山で開催されたAWSのユーザーコミュニティイベント、JAWS Festa 中四国 2017に参加してきました。昨年は自転車で参加(東海道53次沿い)したわけですが、
今回は更に長距離かつ「海外」ということで自転車は断念(笑)。バイクで向かってみました!
いざ、乗船
はい、自走で高知までと思ったのですが、会場につかないという不測の事態は避けたいので、雨で移動が難しくなるなどの不確定要素は減らしたいもの。ということで、木曜日の仕事が終わってからそのままお台場の先のフェリーターミナルへ。夜にバイクと一緒に乗船すれば、翌日の昼すぎには四国・徳島につくというナイスな行程。心配していた雨もなく(なら自走しろ、って感じですが)、東京湾の夜景を楽しみながらの出航です。
ゲートブリッジを通過。
船内はきちんと仕切られた寝台に、海が見えるお風呂も完備。快適な船旅です。翌朝から紀伊半島近くを通るのでLTEもつながり、快適なオフィス状態。ここでJAWS Festaの資料仕上げてました。
四国の幸を堪能
資料がだいたい出来上がったころに徳島着。お昼はかねてから行こうと思っていたTHE NARUTO BASEへ。
タイミングよく、お店にオーナーの大関さんがいらっしゃってて、ITで地産外商を実現するシステムについてアツくレクチャーをいただきながらのおいしいランチを。写真はいただいた阿波金時豚の低温ロースト、うまし。
こちらのお店は素材から厳選した調味料もスバラシイです、ホントに完熟したトマトから作るので、ケチャップだけでも美味しくいただけます。
このケチャップや味噌、ドレッシングなどもお店で買えますよ。偶然、鳴門のほうまで来ていた妹夫婦(現在は高知在住)も合流しての、楽しい場になりました。最後に記念写真をパチリ。
THE NARUTO BASEは、一次産業がありながらも既存の流通やビジネスの壁を突破できない課題先進県な地方エリアにとってとても有効なモデルだと思います。考えてみれば、大関さんにも四国で開催されるJAWS Festaでお話しいただければと良かったですねー。
さて、一路松山へ。徳島からは高速も空いていて、2時間走るくらいで着きます。松山ではJAWS Festa前夜祭あぶれ組と合流して、瀬戸内の地物(厚切りと薄造り)をサカナに一杯。
Art/Play/Work/Labor
さて、四国に渡ったのは飲み食いに来たわけではなく、イベント参加がメイン。ということで翌日がJAWS Festa 本番。オープニングはフジテックCIOの友岡さんの基調講演から。いきなりスライドに自分が出てきて苦笑。
自分がこうした人と人とのブリッジになっているとしたら嬉しいですね。友岡さんのお話しはキャリアや仕事観の上で大変参考になったのですが、特にいいなとおもったのがこの「働く」4つの発展段階を示したピラミッド。WorkからPlayの段階にジャンプできるかどうかが、多くの人にとっての分岐点であることは間違いなさそうです。
友岡さんの資料はコチラで公開されています。
今回自分の登壇はVRのセッションと最後のパネルのモデレーターの二つ。VRのセッションも多くの方に参加いただけて嬉しかったです。特にWeb、モバイル系のデベロッパーの方は早めにVRに触っておくのはチャンスだと思いますので、喰わず嫌いにならずにトライいただきたいです。WorkではなくPlayな働き方を目指している人もぜひ。当日の資料もこちらに貼っておきますね。
これからの働き方とは?
最後のセッションが、自分がモデレートするパネルディスカッション。パネリストにはサーバーワークス・大石さん、デジタルキューブ・小賀さん、ソニックガーデン・倉貫さんの3人の社長さんに加え、地元からはサイボウス松山オフォスで開発部部長を務める水戸さんといづれも経営、管理者側の方々をお迎えして、クラウドとコミュニティがこれからの働き方にどのように影響するかについてお話しいただきました。
興味深かったのは、4社とも現在はリモートワーク&副業(複業)OKながら、当初からそれを目指していたわけではなく、優秀な人を採用する、社内にとどめておく過程の中で必然的にこの形態になった、ということです。会場にいる方にもお聞きしたのですが、一度リモートワークがOKになった後に、再び禁止になった会社はないとのことでしたので、こうした働き方の多様化を認める方向は、優秀なタレントを社内に確保する上で「不可避な流れ」と言えそうです。
一方で、誰もがリモートワークや(特に)副業に向いているわけではない、というのも皆さん一致したご意見。実際、サイボウズさんやサーバーワークスさんは副業を持たず、オフィスに来る人が主流なようで、全員にリモートワークを強いるのは、よほどメンバーを選抜しないと(デジタルキューブさんはまさに”選抜”しているイメージ)難しそうです。友岡さんの基調講演にあった、
90分に及んだパネルディスカッションですが、要点をまとめるとこんな感じ
- (4社とも)初めからリモートワーク&副業OKの会社を目指したわけではない
- リモートワーク導入のきっかけは家族生活を重視する人(特に女性に多い)を採用する際に始まることが多い
- 勤務者としては、リモートワークは一度始めると(いい意味で楽で)やめられない
- 管理者として、リモートワーカーの評価やコミュニケーションにはより一層の透明性が必要
- リモートワークと副業(複業)は分けて考えるべき。導入する時期や、求められる管理スキルが大きく違う
- 複数のコミュニティに参加することで、自分の「市場価値」を知るきっかけになる。場合によっては採用にもつながる
- クラウドがリモートワーク&副業(複業)しやすい環境を作り出しているのは間違いない
そういえば、フルリモートで始まったクラウドネイティヴさんが、「社員同士が集まれる場所や、自宅以外の働き場所が欲しい」という声からシェアオフィスを借りることになった流れも、今回のパネルの話と符合していますね。あと、クラウドネイティヴがトライしている「自己申告制給与」というのは、ソニックガーデンさんの「全員同一給与」というのと実は発想が同じで、いかに透明性を担保するか、というハナシだと思います。
というわけで、あわせて読みたいブログ↓
一応バイク旅なので
帰りはフェリーではなく、九州、中国地方を経由して自走で帰りましたよ。天気にも恵まれて楽しく走れました。総走行距離は1,700km位でしたね。さて、来年のJAWS Festaは何で行くか、今から作戦を練ってます(笑)。
パラレルキャリア月報 - Oct 2017
月報をはじめてから、2か月目。2017年10月の活動サマリーです。例によって社内ミーティングや個別のビジットは含みません。一押しの写真は、某社でサポートしているコミュニティ支援の場での「毎日がハロウィン」な方との一枚を。これまで自分の活動はB2B&IT関係がメインだったので、こういう場は新鮮です。
サマリー
10月は高知県とコミュニティリーダーの方々との橋渡しが、ハイライトの一つ。課題先進県と言われる高知を、従来の企業誘致や補助金制度とは違う切り口で変化させることができればと思っています。とりあえず、旬の「カツオ」の威力は絶大。 写真はカツオのタタキを使った「土佐巻き」(と、みょうがの田舎寿司)。
高知独特のお酒の楽しみ方も、伝授させていただきました。
まだまだ走り始めたばかりのプロジェクトですが、それなりの方々とセッティングさせていただいたので、次の動きが楽しみです。
あと、長い間懸案だった「名刺入れ問題」の解決策として、クラウドファンディングで良さげなものを入手しました。運用開始してまだ間もないのですが、そのうち使い勝手もレポートできればと思っています。
登壇ログ
10月の登壇セミナーや公開資料はこちら。
10/4(水) CMC_Meetup Tokyo Vol.6 [CMC_Meetup]
まもなく立ちあげ1年となるCMC_Meetup の東京での6回目のミートアップ。今回は新しく参加してくる方も多かったので、今一度コミュニティマーケティングのキホンとギモンをQ&Aを含めお話ししました。
LTも充実のラインナップ。当日の模様や資料ダウンロードのリンクはコチラを。
10/5(木)ABEJA パートナーミーティング [ABEJA]
ABEJAとしては初めての登壇でした。内容は既存パートナー様向けなので非公開なのですが、新たにABEJAパートナーにご興味ある方はぜひご連絡を。現在、下記で発表したABEJA Platformを使ったAI案件の開発、インテグレーションができるパートナーを強化拡大中です。
10/6(金) NTTデータイントラマート EWS(Enterprise Web Solution) 2017 [Still Day One]
イントラマート・中山社長より直々にご連絡いただいての登壇となりました。中山社長も最近注目している「コミュニティマーケティング」について話してほしいということで、セッションを持たせていただきました。「コミュニティマーケティング」の考え方は、経営層の方にも響きますね。
例によって、名札の肩書問題に直面。
10/13(金) TGIF Meetup @ TECH LAB PAAK [Still Day One]
リクルートさんが運営しているスタートアップ向けのインキュベーション施設、TECH LAB PAAKでのスタートアップの皆さん向けのセッション。
本日のTGIFは元AWSパラレルマーケター小島さんにお越しいただき、「Amazon流組織の作り方」をテーマにお話しいただいてます!
— TECH LAB PAAK (@TECHLABPAAK) 2017年10月13日
雨で人がまばらだったのに、小島さん登場と共に来館数が3倍に…😆👍✨#PAAK_jp pic.twitter.com/92TASd0m26
今回は、皆さんから興味が高かった「アマゾン流組織の作り方」について。
10/20(金) Red Hat Forum Tokyo 2017 | NETWORKING PARTY [Still Day One]
アフターパーティーでのトークセッションでお話してきました。レッドハットさん、最近はLinux(RHEL)というより、コンテナ技術のほうで存在感を増している印象です。
Here We Go!! pic.twitter.com/DIx23jF5CB
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年10月20日
いただいたスイーツもロゴ入り!
10/26 TECH PLAY CONFERECE SPEAKERS PARTY [Still Day One]
8月に6日間に渡って開催されたTECH PLAY CONFERENCE 2017 の登壇者が一同に集まる場でした。もともとこのイベントはVRのエリアで出ていたのですが、ステージではAI周りも含めたパラレルキャリアだとお話ししたら、それに関していろいろお話しが。パラレルキャリアだと、どの立ち位置で認識されるかで話題がガラっと変わってくるので、面白いです。普段は聴講いただいた方からフィードバックをいただくネットワーキングが多いわけですが、こういう登壇者のみのネットワーキングも幅が広がるのでいいですね。
8月のVRセッション内容のレポートはコチラ。
番外:You are what you eat :-)
安房小湊にて(いいとこ)
京橋にて(山ト天)
目黒にて(とんかつ大宝)
川崎にて(ラーメン二郎)
渋谷にて(バッハ)
某社のワイン会にて。Why Japanese People!
10月も、ネットワークと体重が増えました!
The INEVITABLE -- AIへの流れは「不可避」か?
AWS=クラウド卒業後に、「パラレルキャリア」を選択したのは、ブログや講演で何度かお話している通り。で、単に複数の会社で働くだけでなく、「どの分野」にパラレルに関わっていくか、も同じく重要なテーマでした。それを決めるうえでの参考書となっていたのが「インターネットの次に来るもの」(原題:THE INEVITABLE)。
この本を読んでから、エコシステムがエコシステムを産むんだな、と思うようになり、クラウド → モバイル / ビッグデータと続いた流れが、AI、仮想体験(VR/AR/MR)、IoT(と、決済)につながる、と言ってきたわけです。この考えをお伝えする上で、昨年から良く使っているスライドがコチラ。
というわけで、AIは当初から関わりたい分野だったわけですが、このたびご縁があり、ディープラーニングのテクノロジーで世界に挑戦する日本発のスタートアップABEJAにもマーケティングディレクタ―として参画することになり、やりたいことにまた一歩近づくことに!
AIもパラレルキャリアも不可避
ABEJAへは今年の夏ごろから参画していたのですが、公になったのは代表・岡田さんによる9月のこちらの投稿から。
この投稿の後、結構聞かれたのが「パラレルキャリアを辞めて、ABEJAに就職したの?」という質問。パラレルキャリアは続かないだろう、とか、パラレルキャリアは一時的なモノで、いづれどこかに就職するだろう、思っていた人も多かったのかな?
結論から言うと、パラレルキャリアはAIと同様に自分には「不可避な流れ」に見えているわけで、これから増えていく働き方だと思っています。なので、パラレルキャリアは継続していて、新たにAI分野のABEJAが加わった、という事になります。もちろん、腰掛けではなく、本業の一つとしてABEJAのビジネス立ち上げに取り組みます。
自分の興味をアウトプットすることが重要
ABEJAとお話しがあってから急にAI推しになったわけではなく、例えば旅人修行中(パラレルキャリア開始前)だった去年の時点で、「AIと決済」に関わりたいと言っていたようです。
決済分野へのかかわりは、1月から先んじてStripeへの参画で実現していたわけですが、ABEJAがパラレルキャリアに加わることで、希望するポートフォリオができたことになります。
また、4月にはTHE BRIDGEへの寄稿でも、「インターネットの次に来るもの」の一節を引用しつつ、AIへの流れの合理性を書いています。
「安価な並列処理機能とさらなるビックデータ、そして進化しつづけるアルゴリズムによるこの巨大な嵐によって、60年間もかかったAIが、あっという間に実現することになった。(中略)このクラウドベースのAIはわれわれの生活に深くかかわるものになるだろう」
自分がどこに興味があるか、何がしたいのか、は今の時代どんどん公言したほうがいいなというのが持論です。今回のお話しも、「AI分野へのラブコール」を去年からしていたのが、結果的に自分をそこに近づけてくれたと考えてます。
ABEJAでは何を?
ABEJAは、ディープラーニングに関する自社技術と、それを扱う優秀なエンジニアの組み合わせで、これまでも多くのお客様向けにソリューションを提供してきましたが、基本的にはお客様の要望に社内のエンジニアを投入して応える「受託」に近いビジネスモデルだったと思います。この自社での一気通貫モデルは社内にノウハウがたまる一方で、より多くのお客様にスケーラブルに応えるのが難しいという側面もあります。この社内にたまったノウハウをプラットフォーム提供というカタチで、パートナーの方々にも開放し、より多くのお客様に「AIの民主化」を届けるエコシステム型に転換する時期にあります。この転換を、マーケティングの立場から強力に推進するのが、当面のミッションということになります。また、若いチームメンバーにこれまでの経験や考え方をインストールしつつ(もちろん私も学びながら)、ABEJAのマーケティング組織、力を強化する、というのも並行して進めることになります。ABEJAとのAIエコシステム拡大に関心がある方は、ぜひお声がけ下さい!
AIへの流れを理解するイベント準備中
このAIへの流れを加速すべく、AIフォーカスの2つのイベントを来月から来年アタマにかけて準備中です。
INEVITABLE ja night 2
クラウド以降の「不可避な流れ」をテーマにした情報発信・共有の場を作りたいという私の思いを、グーグルさんにサポートいただき始まった”INEVITABLE ja night" というイベントシリーズ。来月11/14日開催の次回は、gumiの代表取締役社長・国光さんをお迎えして、起業家・投資家双方の視点でAIとビジネスの今後の関係について掘り下げていただきます。国光さんも、クラウド以降の流れをウェブ3.0と表現していて、AIやAR/VRへのビジネスの流れを必然ととらえている方です。
ビジネスの最前線での視点をふんだんに盛り込みたいと思います。今から、どんな対談になるか楽しみです。特にビジネスの視点でAIに関心のある方に、ぜひご参加いただきたいですね。
SIX 2018
もう一つが、来年の2/22にABEJAが開催予定のSIX 2018。これはABEJAが提供するテクノロジーやプラットフォームのみならず、AIを使って成功しているお客様やパートナーエコシステムの生の声が聴ける場として準備を進めています。かつて、AWSが事例を中心にクラウド導入への市場の信用を得てきた流れと同じように、What is AI?だけではなく、Why is AI?がわかる場になる予定ですので、AI導入やビジネスに関心がある方はSave the Dateを!AI分野でのキーパーソン、東京大学・松尾特任准教授の登壇もありますよ。
イベントを通じてAIへの「不可避な流れ」を感じていただけると嬉しいです。
K1300Rへの道(または油冷カタナ断念の記)
4気筒バイクへの想い断ちがたく、とうとう入手してしまいました。またしても絶版車のBMW K1300R。それもエフハチ(BMW F800S)との2台持ち、です。
※エフェクトでちょっぴりアートな感じ
まずは家庭内稟議
元々は、400でも乗っていたカタナのデザインにやられてまして、大型のカタナを探していたのでした。が、かれこれ20年前のバイクですし、カタナ1台ですべてをまかなうのは難しそう、ということで考えたのがエフハチに増車する、というアイデア。確かにまわりでカタナに乗っている人は、2台持ちの人が多いですね。近所でバイクガレージ(よくあるコンテナベースのガレージ)を借りれば、家にはエフハチ、天気のいい時にはガレージからカタナを引っ張り出して、、、 という夢のガレージライフ。カタナは保管状態が悪いと錆びちゃったりしてリセールバリューが悪くなるし、クラシックバイク1台では何かと不安、ということで、ガレージ借用の家庭内稟議も丁寧に通しましたよ。
油冷カタナ発見、でも。。。
カタナの中でも、特に気になっていたのが油冷エンジンを搭載した、いわゆる「油冷カタナ」。純正のGSX1100S/750Sよりも更にタマ数少ないですが、レアさ加減がいいですよね。一度油冷エンジンは所有したかったこともあり、今がラストチャンスかな、と。で、探し回った結果、出会ったのが正真正銘ユニコーン製のこの1台。
写真の通り、カスタム多数でルックスは申し分なし。油冷エンジン特有のフィンの細さもいい感じ。お店でエンジンもかけさせてもらいましたが迫力のサウンド。もうほぼほぼ気持ちが決まっていたのですが、最後に試乗したところで、ポジション、サス、ブレーキのバランスが良くなくて、期待値が高かっただけにがっかり感が。。。 昨年、水冷カタナ(400cc)からエフハチに乗り換えた時に、乗りやすさに驚いたことを思い出しました。。。 やはり設計年度の新しさにはかなわないトコロが多そうです。
もちろん、この個体をベースに手を入れて仕上げていけば、乗りやすくてパワフルな1台に仕上がる可能性も大なわけですが、既に車両価格で150万円なところに加え、タイヤ交換、サス交換、ホイール交換(マグネシウムホイールが入ってたのですが、塗装ハゲもでていたのでこれは交換しなければ。。。)、更にバランス取りなどやり始めると、これからいくらかかるのか。。。。
ならばハヤブサで
次に、カタナから一気に設計年次を新しくして、エフハチを買う時も候補に挙がった「ハヤブサ」をターゲットに(こうなると元々のガレージ借用の家庭内稟議の理由がなくなるわけですが)。最新の2017年モデルをレンタルで手配して、週末に箱根や三浦でじっくり乗り込んでみました。
まずはそのエンジンの扱いやすさ(約200psとは思えない!)と乗り心地の良さに驚愕。そして椿ラインの下りでも苦にならない旋回性の高さ。で、値段も「新車」で150万円=先ほどの油冷カタナと同額で買えてしまう(既に感覚がマヒしてますな)。しかし、残念なことにポジションがどうしてもあいません。おそらくハンドル位置が自分には低すぎて、2時間乗ると肩と腰に痛みが出てくるという。。。 アップハンにするという手もありますが、そうするとせっかくのハヤブサのスタイルが台無しかな、と。そして一番のネックが「熱」。フレームにエンジンの熱が伝わって、街なかを1時間も乗ると足が低温やけどしそう。運動性能は申し分なかったですが、自分が長時間快適に乗れる自信がなく、これも残念ながら対象外に。
迷走期
その後、完全に迷走期に。いろいろ気になるバイクを試乗したりレンタルしたりしたのですが。。。
ドゥカティSS
ホンダ アフリカツイン
BMW R nine T
ヤマハ BOLT
うーん、4気筒が欲しかったはずなのに、L型、パラ、ボクサーにVと、全部2気筒です。
エフハチの兄貴分「K」
そんな迷走期に中古車屋でばったり出会ったのが、エフハチの兄貴分ともいえるBMWのK1300S。よく考えると、気に入っていたハヤブサと同じようなスペック(1300cc 並列4気筒)でありながら、ポジションはだいぶアップライト。更に、エンジンがヤマハのジェネシスも真っ青の超前傾搭載で、フレームに熱が伝わりづらい構造。結果、すごくロングホイールベースになっています。
元々カタナ好きなこともあり、昨今流行りののショートホイールベースなデザインより、ロングなほうが自分好みです。
というわけで、私の眼には
と、俄然好条件なバイクに見えてきました。K1300Sは新車はもう日本では手に入りませんが、設計年次も比較的新しいので、程度のよい中古車を見つけられれば、快適に乗ることができそうです。幸い中古車なら、新車価格が高価なBMWでも油冷カタナよりもお安く入手できるかも!
ストリートファイター:K1300R
ただし一つネックが。もし、K1300Sだと、家人からみると今持っているF800Sと見た目が似ている(カウル付き)ので、2台持ちの理屈が通りにくそうです。
タイプが違うバイクでないと、なかなか2台持ちの話が通らないかも、、、と思っているところで出会ったのがコチラ。K1300シリーズのストリートファイターバージョン、K1300Rです。
ほら、これなら見た目もだいぶ違いますね。
2011年式で、グレードはプレミアムライン。なので、ESAのほか、シフトアップ時にクラッチ操作不要なオートシフターがついてます。グリップヒーター(自分的には重要な装備)もあり、何より走行距離が7000kmちょっとと、まだ回転計にグリーンラベルがついている状態。
そして、抜群のレア度。今のところ、走行中に街中で同じバイクに会ったことがありません。タイヤを、エフハチと同じピレリのエンジェルGTの新品に交換して、車検を通しても油冷カタナの車両代金よりも安く済みます。サイレンサーはアクラポビッチは高すぎるので、スコーピオンに(アフターファイヤが頻発しますが)。これでキマリです。
夢のガレージライフ!
というわけで、はれて2台持ちのガレージライフが始まりました。どちらかの稼働率がさがると、2台持ちの意味を問われてしまいそうなので、長距離ツーリングは燃費の良いエフハチ、首都高や箱根の朝練などは、4気筒の音に酔えるK1300Rをメインに乗っていきたいと思います。最後に、家庭内稟議承認してくれた家人に感謝!!
エフハチから気筒数2倍、排気量1.5倍、馬力は100PS増しの大型車ですが、長く乗り続けられるように、これからもSafe Rideで行きます。
パラレルキャリア月報 - Sep 2017
パラレルキャリアしてるのは知っているけど、それって具体的に何やってるの? 破たんしてないの? とか、最近会う人に立て続けに聞かれたのと、自分の活動ログ(ウェブログ=ブログの基本形ですな)を兼ねて、おもに外向きに露出している部分だけ月報っぽくまとめてみることにしました。※もちろん、いわゆる社内ミーティングや、個別のクローズドセッションはここには含みません。
サマリー
9月は、福岡、沖縄、大阪に出張。Stripeのコミュニティ= JP_Stripes の福岡、大阪での立ち上げを含む3週連続開催(福岡→大阪→東京)を含め、計12回の対外登壇。1日2講演のダブルヘッダーも計4日とまずまずの稼働。
また、まだ仕込みの段階ですが、グーグルでのAIフォーカスのイベント(INEVITABLE ja night 2:11/14開催)、ヌーラボでの台湾イベント(Web祭:11/19開催)、ABEJAでの来年の大型イベント(SIX 2018:2/22開催)の準備が平行して走っているので、そのあたりのオブジェクティブ、体制、コンテンツ決め等は厚めに時間をかけています。
あと、9/9の高知県のイベント登壇を機に、高知県とのコラボもスタートしたり。
高知県との取り組みはどういうカタチに着地するかまだ模索中ですが、新しい動きを作れるのではないかという感覚がありますね。
登壇ログ
9月の登壇セミナーや公開資料、レポート等のログをまとめました。
9/4(月)18:00~:WebVR/VRアプリ活用セミナー [InstaVR]
9/8(金):EC Camp 2017 東京 Stripeセッション登壇 & ブース展示 [Stripe]
9/8(金) 午後:エンジニアサポートCROSS 2017 パネル「女性コミュニティマネージャーに聞く。なぜ企業がコミュニティに注目するのか」 モデレーター [Still Day One]
AWS時代は意外とご縁がなかったCROSSに初登壇しました。CROSS自体もコミュニティ色の強いイベントですが、その中でも最近活躍が目覚ましい女性マーケター視点でのコミュニティ論のパネルをモデレートさせていただきました。
Here We Go! #cross2017b #cross2017 pic.twitter.com/uFxTfsfi2Z
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年9月8日
パネルレポート:
9/9(土)午前:PyCon JP 2017 ジョブフェア パネル「イマドキのグローバルな働き方 ―世界と繋がる、Pythonで繋がる―」 モデレーター [ヌーラボ]
PyConも初めての登壇機会。今回は、英語とWorking Globalyの関係について、パネル形式にてのディスカッション。英語が重要なのは頭では皆わかっているので、それをどう実践(デプロイ)するか、を中心にお話しました。
ツイートまとめ:
セッションレポート:
9/9(土)午後:高知家IT・コンテンツネットワーク交流会 Vol.1 [Still Day One]
高知県知事も参加のイベントで、サマリーでも書いたように新しい動きができそう。県の産業創造課としても初めての試みだったようですが、100人近いエントリーがありいいスタートだったと思います。が、結果を出すまでには沢山やることがありますねー。
個人的には土佐高OBに多く会えたのも良かったです。(次回はOGの方もぜひ!)
プレゼン資料:
イベントレポート:
9/14(木)午後:AWS - Stripe - デジタルキューブ共催セミナー [Stripe]
東京でも開催したAWS - Stripe - デジタルキューブ共催セミナーの福岡版。SaaSを構築するなら、Powered by AWS & Stripeがいいよ、というお話。
プレゼン資料:
9/14(木)19:00~: JP_Stripes 福岡キックオフ-- 経済の民主化を福岡から [Stripe]
ヌーラボ福岡オフォスをお借りしての、Stripeユーザーコミュニティのキックオフ。実際に使っている人のハナシが多く(オフレコも多かった!)、とても濃い内容でした。
ツイートまとめ
次回開催に向けてのリーダーグループも無事決定! おそらく年内に福岡でもう一度開催します。
福岡リーダーズも決まりました! #jp_stripes pic.twitter.com/N9fd1v1z4q
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年9月14日
9/15(金)りゅうぎんマネジメントスクール講演 [Still Day One]
琉球銀行さん主催の、地元経営者向けのスクールでの最終回に登壇機会をいただきました。懇親会の場では、琉球銀行の川上頭取と今回アレンジいただいだいた調査役の伊禮さんと記念の一枚。
なぜか(笑)会場でお会いした、マイクロソフトのジーザス澤さんともパチリ。
琉球銀行さんが制作中のVRアプリ(powered by InstaVR)を視聴中。
9/22(金)EC Camp 2017 大阪 Stripeセッション登壇 & ブース展示 [Stripe]
東京に続き、大阪でもセッション&ブース登壇。写真は夜の JP_Stripes 参加のため、神戸からStripeブースにきてくれたデジタルキューブの小賀さん。
同じ会場で、InstaVRの展示も。
9/22(金)19:00~: JP_Stripes 大阪キックオフ @ さくらインターネット 大阪本社 [Stripe]
大阪での初のJP_Stripes 開催。JAWS-UG関連のメンバーが多く、手書きのロゴを含め、準備の手際が良いです。 会場はオープンしたばかりのさくらインターネットさん大阪本社。
ツイートまとめ:
最後にいつものポーズで集合写真。
9/27(水)午後: VRアプリ開発を、誰でも・簡単に・クラウドで ~Adobe x InstaVR ビジネスVR活用セミナー [InstaVR]
Adobe Creative CloudユーザへのVR訴求。Premierを使っている人であれば、動画VRアプリの制作もすぐできる感覚を持たれたようですね。VRの民主化がまた一歩前進。
201709-designer.creativecloud.adobeevents.com
9/29(金)19:00~: JP_Stripes Tokyo Vol.4 ~つまずかない、はじめてのStripe~ [Stripe]
東京での4回目になるStripeユーザーコミュニティミートアップ。今回から、東京も運営、進行を大幅にコミュニティメンバーの方に移行しました。Shopifyの方含め、LTも多くの方にご参加いただけたので、次回も楽しみです。
ツイートまとめ:
その他メディアでの露出関連
日刊工業:ABEJA マーケティングディレクター就任報道
ログミー:INEVITABLE ja night 2017 対談書き起こし(1)
ログミー:INEVITABLE ja night 2017 対談書き起こし(2)
シェルスクリプトマガジン:6/8登壇の「TechLION」の内容収録
番外:You are what you eat :-)
羽田にて(アカシア)
福岡にて(長浜ナンバーワン)
福岡にて(馬力キング)
沖縄にて(サウザンステーキ)
大阪にて(近大マグロ)
Ex-Amazonian 会合
9月も、おいしくいただきました!
エフハチとの夏休み (北海道編)
昨年に引き続きの、北海道ツーリング。いったん西(鈴鹿)に向けて走ったあと、舞鶴からのフェリーで小樽入り。昨年走らなかったエリアを埋めながら走ります。
去年は、北海道のスケールの大きい直線路に感動して、まっすぐ系を選んではしってましたが、今回はクネクネ系を重視したコース選定を。とはいえ、変化しやすい天気ということもあり、毎日天気予報を見ながら、雨を避けて行先を決める走る気まま旅、です。
今回のワインディング 5選
というわけで、今回の旅ではしったクネクネ系の道で、個人的に良かったところをピックアップしてみました。
道道998号線
北海道上陸の翌日に一番に走ったのがココ。小樽から積丹方向に走り、古平町から神恵内村までショートカットするコースです。普通なら、積丹の岬を回って「積丹ブルー」を堪能するところですが、ここは昨年満喫していたので走り優先のコース取りができました。
対向車もほとんどなく、高速コーナーが連続する道でいわゆる快走路です。後半のスノーシェルターが沢山出てくるエリアが見通しが効かない+路面状況が変わることもあり少しトリッキーですが、全体的に走りやすいコース。たぶん、地元でもマイナーなルートかなと思うのですが、このあたりではおススメのコースと言えます。
ニセコパノラマライン
998号から、泊原発の横を抜けると、岩内町からニセコに続く「ニセコパノラマライン」があります。ここは998号とは違い、かなり有名だと思いますが、昨年は逆コース(ニセコから岩内町)で下ってきたので、今年は登りで走ってみました。昨年の曇り空でのダウンヒルに比べると、天気がいいこともあり(かつ上りなので安全マージンが高い)あふれる爽快感。さすが有名どころのコース、また走りに来たくなりました。
途中にハイキング用のビジターセンターもあるので、ここで一服するのもまたよし。展望台からの眺めもなかなかです。
ナイタイ高原牧場
いわゆるコーナーリングを楽しむ道ではなく、雄大な牧草地帯の景色をみながらのんびり走るのが楽しいコース。頂上の牧場に向けて家族連れのクルマもそこそこ走ってくるので、自ずとゆっくりペースになりますが、それがいいコースです。ここは天気が良くないと感動が半減するので、今回も天気予報を見ながら最適なタイミングを狙ってました。北海道を走っていると、ついついオーバーペースになりがちですが、ここはのんびり走る楽しさを思い出すにもいいコースですよ。
襟裳岬(へ続く道)
これも、スピードより雰囲気を楽しむコース。今回の旅でどうしても行きたかったのが、未踏の地、襟裳岬。この日は天気も悪く、8月にもかかわらずグリップヒーターのスイッチを入れる+防寒着をホームセンターで購入するほど寒かったのですが、そらがまた最果て感を出してましたねー。岬についてからの景色も雄大です。室蘭の地球岬より、水平線の丸さを体感できるような。
が、地図でみるとワインディング感がないですね。。。 体感的にはアップダウンもありながらのワインディングのイメージだったのですが。
ちなみに、この襟裳岬から帯広方面に抜ける時に走る「黄金道路」もいいコースでした。こんどはもっと天気の良い時に走りたい。
全線ワインディングというわけではないのですが、阿寒湖からの双岳台を抜ける峠越えの道(阿寒横断道路)、弟子屈から摩周湖に上がり、北海道らしからぬタイトコーナーで下ってくる道道52号、そして屈斜路湖を見下ろす藻琴山展望台まで駆け上がる道道102号をつないだ、タイプの違う峠を満喫できる全長80kmに及ぶコース。有名どころの湖3つを制覇できる観光コースでもあります。北海道ツーリング中は、移動距離も長いのでこのコースも1日のなかの一部でしかないですが、結構オナカ一杯になりますよ。
今回は、「霧のない摩周湖」も拝めました。
もちろん、直線路も
広大な北海道ですので、ワインディングだけというわけには行きません。たとえば有名な斜里町の「海に続く道」とか、
お約束の開陽台に続く直線路も、
釧路湿原では初のダート走行も。
北海道はいくらでも走るところがありますね。というわけで、来年もまた行きたい!
エフハチの評価
結局、北海道は
Day5: Start! pic.twitter.com/UDlbkhgKIB
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年8月2日
から始まり、
Day 10: Blue Pond. pic.twitter.com/TuORQyh91W
— Hideki Ojima (@hide69oz) 2017年8月7日
までの6日間、約2,000km走ったことになります。昨年のカタナと比べると、旅の相棒としての完成度はかなり高いですね。個人的には
・燃料計&航続距離
・2気筒+大排気量ならではの扱いやすさ
・グリップヒーター装備(北海道は8月でも必要!)
というところが快適ポイントでしょうか。特に航続距離は、満タンで軽く300kmは走ってくれるので(400kmに届きそうなときも)、北海道でよくあるGS探しの不安からも解消されやすいです。去年のカタナは燃料計無しなので、よくタンクを揺すったりキャップを開けてみたりしながら、早め早めの給油だったので、結構ストレスもあったように思います。
そして、なにより走りの質感が高いですね。フロント、リヤとも、サスからの情報がちゃんと伝わってくるので、怖い思いをすることがほとんどありません。またブレーキもコントローラブルですし(さすがブレンボ!)。一点難点を上げると、積載量がどうしても足りないところですかね。これはそもそもこうしたスポーツバイクに求めるところではないので、そこを重視するなら車種変更を考えないといけません。また、2気筒は乗りやすいのですが、行く先々で4気筒のバイクに出会うと、やはりあの音はイイな、と思ってしまいます。というわけで、旅バイクとしても満足度の高いBMW F800Sですが、他の選択肢もいろいろと考えながらの北海道旅でした。来年は、どんなバイクで行くことになるのか、自分でも楽しみ、です。